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公開番号2024041679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146622
出願日2022-09-14
発明の名称バスダクトの支持構造
出願人川北電気工業株式会社
代理人個人
主分類E04B 9/00 20060101AFI20240319BHJP(建築物)
要約【課題】他の設備や構造物と干渉しにくいバスダクトの支持構造を提供する。
【解決手段】バスダクト910が、バスダクト910の長手方向に所定間隔をおいて配置された吊り下げ部材111によって吊り下げ支持されているバスダクトの支持構造100であって、第3板部800cに取り付けられた支持部材200を有し、支持部材200は、第3板部800cに取り付けられ、バスダクト910の長手方向に延在する第1部材201と、上端が第1部材201の前端に接続し、この接続部から鉛直に延在する第2部材202と、上端が第1部材201の後端に接続するとともに、下端が第2部材202の下端に接続し、鉛直方向から傾いた第3部材203とを備え、バスダクト910は、第2部材に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バスダクト(910)が前記バスダクトの長手方向に所定間隔をおいて配置された吊り下げ部材(111)によって吊り下げ支持されているバスダクトの支持構造であって、
構造物に取り付けられ、前記バスダクトが取り付けられた支持部材(200)を有し、
前記支持部材は、
前記構造物に取り付けられ、前記長手方向に延在する第1部材(201)と、
上端が前記第1部材の一方の端部に接続し、この接続部から下方に延在する第2部材(202)と、
上端が前記第1部材の他方の端部に接続するとともに、他端が前記第2部材の下端に接続する第3部材(203)と、を備え、
前記第2部材及び前記第3部材の少なくともいずれか一方は、鉛直方向から傾いており、
前記バスダクトは、前記第2部材又は前記第3部材に取り付けられていることを特徴とするバスダクトの支持構造。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第2部材は、鉛直方向に延在し、
前記第3部材は、鉛直方向から傾いていることを特徴とする請求項1に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項3】
前記第1部材は、前記長手方向と直行する上下方向及び前記長手方向を含む面と延在方向が一致する板状の第1側板(201a)と、この第1側板の外縁から前記第1側板の延在方向と直行する方向に延在する板状の第1外周板(201b)と、を備え、
前記第2部材は、前記上下方向及び前記長手方向を含む面と延在方向が一致する板状の第2側板(202a)と、この第2側板の外縁から前記第2側板の延在方向と直行する方向に延在する板状の第2外周板(202b)と、を備え、
前記第3部材は、前記上下方向及び前記長手方向を含む面と延在方向が一致する板状の第3側板(203a)と、この第3側板の外縁から前記第3側板の延在方向と直行する方向に延在する板状の第3外周板(203b)と、を備え、
前記第2外周板の上端は、前記第1外周板の一端と接続し、
前記第3外周板の上端は、前記第1外周板の他端と接続し、
前記第3外周板の下端は、前記第2外周板の下端と接続していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項4】
前記第1外周板は、前記第1側板との接続部から前記バスダクト側に延在し、
前記第2外周板は、前記第2側板との接続部から前記バスダクト側に延在し、
前記第3外周板は、前記第3側板との接続部から前記バスダクト側に延在していることを特徴とする請求項3に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項5】
前記支持部材が取り付けられる前記構造物は、水平方向に延在する板状の板部(800c)を有し、
前記板部の前記長手方向の一端側と他端側の両方の上面のそれぞれに一対の挟持部材(251)が載置され、
一対の前記挟持部材は、前記第1部材の上方にまで延出しており、
一対の前記挟持部材に形成された第1連通穴(251d)及び前記第1部材に形成された第2連通穴(201b1)に挿通する第1ボルト(254)と、前記第1ボルトにねじ込まれた第1ナット(255)によって、一対の前記挟持部材と前記第1部材が締結されて、前記板部が一対の前記挟持部材と前記第1部材で挟持されることにより、前記支持部材の前記第1部材が前記板部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項6】
一対の前記挟持部材と前記第1部材の間のそれぞれには、一対の板状の位置決め部材(253)がそれぞれ配置され、
前記位置決め部材には、前記第1ボルトが挿通する第3連通穴(253a)が形成され、
一対の前記位置決め部材の端部がそれぞれ前記板部の前記長手方向の端部に当接していることを特徴とする請求項5に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項7】
前記挟持部材には、第4連通穴(251c)が形成され、
前記挟持部材の前記第4連通穴と同じ位置に第2ナット(252)が溶接され、
前記第2ナットに、第2ボルト(258)がねじ込まれ、
前記第2ボルトの先端が、前記第4連通穴に挿通したうえで、前記板部を押圧していることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項8】
前記構造物には、前記長手方向と直行する幅方向に間隔をおいて、一対の前記支持部材が互いに対向するように配置されて取り付けられ、
一対の前記支持部材の下部を接続する支持梁(230)と、
一対の筋交い部材(210)を更に有し、
一方の前記筋交い部材は、一対の前記第2部材のうち一方の前記第2部材の上端部と一対の前記第2部材のうち他方の前記第2部材の下端部とを斜めに接続し、
他方の前記筋交い部材は、一対の前記第2部材のうち他方の前記第2部材の上端部と一対の前記第2部材のうち一方の前記第2部材の下端部とを斜めに接続していることを特徴とする請求項1に記載のバスダクトの支持構造。
【請求項9】
前記支持梁には、前記バスダクトが取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載のバスダクトの支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスダクトの支持構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、非特許文献1に示されるように、板状の金属導体を金属製のケースで収容したバスダクトが構造物に吊り下げ支持されたバスダクトの支持構造が有る。非特許文献1に示されるバスダクトの支持構造は、図9に示されるような構造である。なお、図9の(A)は、バスダクトの支持構造の側面図であり、図9の(B)は、図9の(A)のX視断面図である。図9の(A)、(B)に示すように、バスダクト910は、バスダクト910の長手方向と直行する幅方向に沿って配置された桁部材921上に載置されて取り付けられている。この桁部材921は、長手方向に一定間隔をおいて配置されている。桁部材921は、構造物923に取り付けられた吊りボルト922によって吊り下げられて支持されている。
【0003】
桁部材921が吊りボルト922で吊り下げられただけの構造では、バスダクト910の支持構造の長手方向及び幅方向の剛性が低く、地震が発生した場合に、バスダクト910が長手方向及び幅方向に揺れるおそれがあるだけでなく、バスダクトの支持構造やバスダクト910が破損するおそれがある。このため、長手方向に一定間隔をおいて、桁部材921は、構造物923に取り付けられた支持部材924で支持されている。
【0004】
この支持部材924は、アングル材やチャンネル材等で構成されている。更に、図9の(A)に示すように、支持部材924の下端部が、構造物923に取り付けられた第1ブレース925によって支持されている。この第1ブレース925は、上方に位置するに従って、長手方向に関して、支持部材924から離れるように、斜めに配置されている。この第1ブレース925によって、バスダクトの取付構造の長手方向の剛性が高まり、バスダクト910の長手方向の揺れが抑制される。
【0005】
また、図9の(B)に示すように、桁部材921の両端が、構造物923に取り付けられた第2ブレース926によって支持されている。この第2ブレース926は、上方に位置するに従って、幅方向に関して、支持部材924から離れるように、斜めに配置されている。この第2ブレース926によって、バスダクトの取付構造の幅方向の剛性が高まり、バスダクト910の幅方向の揺れが抑制される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
建築設備耐震設計・施工指針2014年版
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のバスダクトの支持構造では、第1ブレース925や第2ブレース926が長手方向や幅方向に大きく張り出しているため、第1ブレース925や第2ブレース926が他の設備や他の構造物と干渉する場合が有り、第1ブレース925や第2ブレース926の施工が困難であった。
【0008】
本発明は、他の設備や構造物と干渉しにくいバスダクトの支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明であるバスダクトの支持構造は、
バスダクト(910)が前記バスダクトの長手方向に所定間隔をおいて配置された吊り下げ部材(111)によって吊り下げ支持されているバスダクトの支持構造であって、
構造物に取り付けられ、前記バスダクトが取り付けられた支持部材(200)を有し、
前記支持部材は、
前記構造物に取り付けられ、前記長手方向に延在する第1部材(201)と、
上端が前記第1部材の一方の端部に接続し、この接続部から下方に延在する第2部材(202)と、
上端が前記第1部材の他方の端部に接続するとともに、他端が前記第2部材の下端に接続する第3部材(203)と、を備え、
前記第2部材及び前記第3部材の少なくともいずれか一方は、鉛直方向から傾いており、
前記バスダクトは、前記第2部材又は前記第3部材に取り付けられていることを特徴とする。
【0010】
これによれば、支持部材は、三角形状であり、第2部材及び第3部材の少なくともいずれか一方が、鉛直方向から傾いていることから、支持部材の前記長手方向の剛性を確保することができる。このため、バスダクトに長手方向の力が作用したとしても、バスダクトが長手方向に移動することが抑制される。また、第1部材の長さを長くしなくても、支持部材の前記長手方向の剛性を確保することができるので、支持部材が他の設備や構造物と干渉しにくい。このため、他の設備や構造物と干渉しにくいバスダクトの支持構造を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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