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公開番号2024039369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143876
出願日2022-09-09
発明の名称地震探査方法、地下のモニタリング方法、地震探査システムおよび震源装置
出願人国立大学法人 東京大学
代理人個人
主分類G01V 1/00 20240101AFI20240314BHJP(測定;試験)
要約【課題】より精度の良い地下のモニタリングを可能とする技術を提供する。
【解決手段】地震探査方法は、地下に配置された震源装置10が振動を発生させる振動発生工程と、震源装置10が発生させた振動に基づく振動信号を信号取得装置20が取得する取得工程と、を含む。震源装置10は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体170,180と、回転体を回転させることにより振動を発生させる駆動部160と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
地下に配置された震源装置が振動を発生させる振動発生工程と、
前記震源装置が発生させた振動に基づく振動信号を信号取得装置が取得する取得工程と、を含み、
前記震源装置は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、前記回転体を回転させることにより前記振動を発生させる駆動部と、を備える、
地震探査方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記震源装置は、地中に形成された穴に配置されている、
請求項1に記載の地震探査方法。
【請求項3】
前記震源装置は、地下水面よりも深い位置に配置されている、
請求項2に記載の地震探査方法。
【請求項4】
前記穴には、複数の前記震源装置が配置されており、
前記複数の震源装置は、前記穴が延びる方向に配列されている、
請求項2に記載の地震探査方法。
【請求項5】
前記震源装置は、前記回転体および前記駆動部を収容する収容部と、前記収容部を前記穴の内表面と結合させる結合機構とをさらに備える、
請求項2に記載の地震探査方法。
【請求項6】
前記信号取得装置は、前記振動信号を取得する受振器を有し、
前記受振器は、前記震源装置が配置されている穴を第1の穴とするとき、地中に形成された前記第1の穴とは異なる第2の穴に配置されている、
請求項2に記載の地震探査方法。
【請求項7】
前記信号取得装置は、前記穴において前記穴が延びる方向に沿って配置された光ファイバと、前記光ファイバにレーザ光を伝搬させる光源と、前記伝搬されたレーザ光に基づき前記振動信号を取得する取得部と、を備える、
請求項2に記載の地震探査方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の地震探査方法を含む、
地下のモニタリング方法。
【請求項9】
地下に配置された、振動を発生させる震源装置と、
前記震源装置が発生させた振動に基づく振動信号を取得する信号取得装置と、を備え、
前記震源装置は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、前記回転体を回転させることにより前記振動を発生させる駆動部と、を有する、
地震探査システム。
【請求項10】
回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、前記回転体を回転させることにより振動を発生させる駆動部とを有する震源部と、
前記震源部を内部空間に収容する収容部と、を備え、
前記収容部は、前記内部空間の開口部を通じて前記震源部を脱着できるように、前記震源部を収容する、
震源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地震探査方法、地下のモニタリング方法、地震探査システムおよび震源装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人工的に発生させた地震波の伝搬を観測することによって、地質構造の探査が行われている。たとえば、特許文献1には、互いに偏心量が等しい1対の偏心ロータの回転軸を平行にして軸支するとともに、両偏心ロータの偏心部の一が互いに対称となるように位相を合わせて両偏心ロータを反対方向同一回転速度で駆動することにより、1軸方向に往復する地震波を連続して発生させる回転震源装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-142344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本願発明者は、以下の課題を認識するに至った。すなわち、回転震源装置を地上に設置すると、その地震波は地上の環境の影響を受け、地質構造の探査の精度が低下する。このため、地上に設置した回転震源装置を用いる特許文献1に記載の技術では、精度良く地下をモニタリングできなかった。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、より精度の良い地下のモニタリングを可能とする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様は、地震探査方法である。地震探査方法は、地下に配置された震源装置が振動を発生させる振動発生工程と、震源装置が発生させた振動に基づく振動信号を信号取得装置が取得する取得工程と、を含む。震源装置は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、回転体を回転させることにより振動を発生させる駆動部と、を備える。
【0007】
本発明の別の態様は、地下のモニタリング方法である。地下のモニタリング方法は、上記地震探査方法を含む。
【0008】
本発明の別の態様は、地震探査システムである。地震探査システムは、地下に配置された、振動を発生させる震源装置と、震源装置が発生させた振動に基づく振動信号を取得する信号取得装置と、を備える。震源装置は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、回転体を回転させることにより振動を発生させる駆動部と、を有する。
【0009】
本発明の別の態様は、震源装置である。震源装置は、回転軸を中心に回転する偏心した回転体と、回転体を回転させることにより振動を発生させる駆動部とを有する震源部と、震源部を内部空間に収容する収容部と、を備える。収容部は、内部空間の開口部を通じて震源部を脱着できるように、震源部を収容する。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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