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公開番号2024066997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2023180370
出願日2023-10-19
発明の名称動物用呼気成分推定方法及び動物用呼気成分センシングシステム
出願人国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類A01K 29/00 20060101AFI20240509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】簡易に動物の呼気の成分を測定することができる。
【解決手段】対象動物の呼気により、前記対象動物の口又は鼻付近に取り付けられた笛が発した音を収集する収集工程と、前記収集した音の周波数を算出し、前記算出した周波数に応じて、前記音を発したときの前記対象動物の呼気の成分を推定する推定工程と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
対象動物の呼気により、前記対象動物の口又は鼻付近に取り付けられた笛が発した音を収集する収集工程と、
前記収集した音の周波数を算出し、前記算出した周波数に応じて、前記音を発したときの前記対象動物の呼気の成分を推定する推定工程と、
を有する動物用呼気成分推定方法。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
第1対象動物に取り付ける第1笛と、第2対象動物に取り付ける第2笛は、それぞれ異なる基本周波数を有する
請求項1記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項3】
前記推定工程は、前記呼気に含まれるガスの混合物の分子量を推定する工程を含む
請求項1記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項4】
前記ガスの混合物は、メタンと二酸化炭素が含まれる
請求項3記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項5】
前記笛は、第1閾値よりも優れた分子量分解能を有する
請求項1記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項6】
前記収集工程は、複数の対象動物に取り付けられた笛ごとに取り付けられた集音装置によって、前記笛が発した音を収集する工程を含む
請求項1記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項7】
前記収集工程は、前記対象動物の近傍に取り付けられた集音装置によって、複数の対象動物それぞれに取り付けられた前記笛が発した音を収集する工程を含む
請求項1記載の動物用呼気成分推定方法。
【請求項8】
笛を構成物に有する発音装置と、音を収集する集音装置と、音データを解析する判定装置を有する動物用呼気成分センシングシステムであって、
前記発音装置は、対象動物の口又は鼻付近に取り付けられ、前記対象動物の呼気により笛の音を発し、
前記集音装置は、前記発音装置が発した笛の音を収集し、音データとして前記判定装置に送信し、
前記判定装置は、前記音データを取得し、前記音データの周波数を算出し、前記算出した周波数に応じて、前記音を発したときの前記対象動物の呼気の成分を推定する
動物用呼気成分センシングシステム。
【請求項9】
対象動物の呼気により、前記対象動物の口又は鼻付近に取り付けられた2つの笛が発した音を収集する収集工程と、
前記収集した2つの音の周波数を算出し、前記2つの笛それぞれの発する音の周波数、呼気の流量、及び呼気の成分との関係に基づき、前記音を発したときの前記対象動物の呼気の成分を推定する推定工程と、
を有する動物用呼気成分推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動物用呼気成分推定方法及び動物用呼気成分センシングシステムに関する。
続きを表示(約 860 文字)【背景技術】
【0002】
近年、温室効果ガスによる地球温暖化が問題となっている。温室効果ガスは、太陽から放出される熱を地球に閉じ込め、地表面の温度を上昇させる。温室効果ガスは、例えば、二酸化炭素やメタンなどが知られている。
【0003】
メタンは、例えば、牛などの反芻動物の胃で発生し、ゲップなどにおいて大気中に放出される。日本においては、総メタン排出量の約27%が、牛のゲップ由来とされている。
【0004】
地球温暖化を抑制するためには、まずはメタンの排出量を把握することが必要となる。また、メタンは、例えば、国際的な排出量取引の対象となることも予想されることから、排出量の測定が求められる。
【0005】
牛の排出するメタンを測定する方法として、例えば、所定時間の間、牛の呼気を回収し、その成分を測定する方法がある。
【0006】
また、牛の排出するメタンを測定する方法として、例えば、牛の胃の中にメタンガスを検出するガスセンサを駐留させ、無線通信でメタンの濃度を取得する方法がある。
【0007】
ガスセンサや呼気の成分を測定する方法に関する技術は、例えば、以下に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2014-525738号公報
特開2022-026622号公報
特開2022-111407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
牛の呼気を回収する場合、例えば、呼気回収用の専用の装置が必要である。しかし、呼気回収装置は、コストも高く、また、取り付け、回収に手間がかかる。
【0010】
また、牛の胃に駐留させるガスセンサは、コストも高く、メンテナンス等において胃から取り出す必要があるなど、回収が困難で手間がかかる。
(【0011】以降は省略されています)

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