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公開番号2024034120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138160
出願日2022-08-31
発明の名称編地の製造方法
出願人株式会社島精機製作所
代理人個人
主分類D04B 1/24 20060101AFI20240306BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】ボタンを備える編地を生産性良く製造することができる編地の製造方法を提供する。
【解決手段】ベース部を備える編地の製造方法であって、横編機を用いて前記ベース部を編成する途中に、無縫製で前記ベース部につながるボタンを編成すると共に、前記ボタンに硬化材を含ませる工程Aと、前記横編機による前記編地の編成後に、前記ボタンを硬化させる工程Bと、を備える。前記工程Aは、前記ベース部につながる分岐部を編成する工程A1と、前記分岐部のウエール方向に続く前記ボタンを編成する工程A2と、を備える。前記工程A2では、前記編地の表側に露出する表面部と、前記表面部の裏側に隠れる裏面部とを備える前記ボタンを編成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部を備える編地の製造方法において、
横編機を用いて前記ベース部を編成する途中に、無縫製で前記ベース部につながるボタンを編成すると共に、前記ボタンに硬化材を含ませる工程Aと、
前記横編機による前記編地の編成後に、前記ボタンを硬化させる工程Bと、を備え、
前記工程Aは、
前記ベース部につながる分岐部を編成する工程A1と、
前記分岐部のウエール方向に続く前記ボタンを編成する工程A2と、を備え、
前記工程A2では、前記編地の表側に露出する表面部と、前記表面部の裏側に隠れる裏面部とを備える前記ボタンを編成する、
編地の製造方法。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記工程A2では、熱融着糸を含む編糸を用いて、第一部分、第二部分、第三部分の順に編成し、
前記熱融着糸は前記硬化材であり、
前記第一部分は前記裏面部の一部であり、
前記第二部分は前記表面部であり、
前記第三部分は前記裏面部の残部であり、
更に、前記第三部分のウエール方向の終端部の一部の編目、または前記一部の編目のウエール方向に続く追加部を前記ベース部の編目に接合する工程A3を備える、請求項1に記載の編地の製造方法。
【請求項3】
前記第一部分のウエール方向の始端部は、前記分岐部よりも編幅方向に広く形成され、
前記終端部は、前記一部の編目を除いて伏目処理される、請求項2に記載の編地の製造方法。
【請求項4】
添糸として前記熱融着糸を用いたプレーティング編成によって前記ボタンを編成する、請求項2または請求項3に記載の編地の製造方法。
【請求項5】
前記熱融着糸は自然由来の素材によって構成されている、請求項2または請求項3に記載の編地の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、編地の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ボタンが、ニットウェアなどの編地に取り付けられる場合がある。特許文献1は、くるみボタン(covered button)を開示する。くるみボタンは、コア材と、コア材の表面を覆うカバーシートとを備える。カバーシートは、布地でも良いし編地でも良い。
【0003】
編地からなるカバーシートを備えるくるみボタンは、ニットウェアにマッチする。特に、ニットウェアにおいてくるみボタンを目立たせたくない場合、カバーシートを構成する編糸と、ニットウェアを構成する編糸とを同一の素材とすると良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-313214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
くるみボタンを備える編地には、編地にくるみボタンを取り付ける手間がかかるという問題がある。また、編地のデザインを変更した場合、そのデザインに合ったくるみボタンを作り直さなければならないという問題がある。
【0006】
本発明の目的の一つは、ボタンを備える編地を生産性良く製造することができる編地の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
<1>本発明の編地の製造方法は、
ベース部を備える編地の製造方法であって、
横編機を用いて前記ベース部を編成する途中に、無縫製で前記ベース部につながるボタンを編成すると共に、前記ボタンに硬化材を含ませる工程Aと、
前記横編機による前記編地の編成後に、前記ボタンを硬化させる工程Bと、を備え、
前記工程Aは、
前記ベース部につながる分岐部を編成する工程A1と、
前記分岐部のウエール方向に続く前記ボタンを編成する工程A2と、を備え、
前記工程A2では、前記編地の表側に露出する表面部と、前記表面部の裏側に隠れる裏面部とを備える前記ボタンを編成する。
【0008】
<2>上記形態<1>の編地の製造方法において、
前記工程A2では、熱融着糸を含む編糸を用いて、第一部分、第二部分、第三部分の順に編成し、更に、前記第三部分のウエール方向の終端部の一部の編目、または前記一部の編目のウエール方向に続く追加部を前記ベース部の編目に接合する工程A3を備えていても良い。ここで、前記熱融着糸は前記硬化材であり、前記第一部分は前記裏面部の一部であり、前記第二部分は前記表面部であり、前記第三部分は前記裏面部の残部である。
【0009】
<3>上記形態<2>の編地の製造方法において、
前記第一部分のウエール方向の始端部は、前記分岐部よりも編幅方向に広く形成され、
前記終端部は、前記一部の編目を除いて伏目処理されても良い。
【0010】
<4>上記形態<1>から<3>のいずれかの編地の製造方法において、
添糸として前記熱融着糸を用いたプレーティング編成によって前記ボタンを編成しても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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