TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024033672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137407
出願日2022-08-31
発明の名称水処理用浄化紙及び水処理装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D21H 21/14 20060101AFI20240306BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】太陽光や紫外線の長期間照射による形状劣化を抑制することができる水処理用浄化紙及び水処理装置を提供する。
【解決手段】水処理用浄化紙は、有機物の紙と、紙と混合した、無機物の光触媒と、紙に含有するシランカップリング剤と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有機物の紙と、
前記紙と混合した、無機物の光触媒と、
前記紙に含有するシランカップリング剤と、を有する、
水処理用浄化紙。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記紙は、セルロース繊維、セルロースナノファイバー、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、レーヨン、ビニロン、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、古紙パルプ、リンターパルプ、ケナフパルプ、バガスパルプ、バンブーパルプ、わら、麻、コウゾ、ミツマタ、木綿、ヨシ、バナナのいずれかである、
請求項1に記載の水処理用浄化紙。
【請求項3】
前記光触媒は、酸化チタン、酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、硫化亜鉛、硫化カドミウム、バナジン酸ビスマス含有酸化チタン、二酸化ケイ素のいずれかである、
請求項1に記載の水処理用浄化紙。
【請求項4】
容器本体と、
前記容器本体に固定された、光透過性を有する板と、
前記板から光が入射する位置であり、かつ前記容器本体と前記板との間に固定された浄化体と、を有し、
前記浄化体は、請求項1から3いずれか1項に記載の水処理用浄化紙で形成されている、水処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光触媒を利用した水処理用浄化紙及び水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、酸化チタン(TiO2)等の光触媒を利用した水処理装置が提案されている(特許文献1および2等)。酸化チタンを利用した水処理装置では、酸化チタンが紫外線を受けることでその表面に活性酸素(ヒドロキシラジカルやスーパーオキサイドアニオン)が発生し、この活性酸素が、処理水に含まれている有機物を二酸化炭素や水に酸化分解することで、処理水が浄化される。ヒドロキシラジカルは、紫外線により酸化チタンの表面の電子が励起して生じた正孔に、処理水中や空気中に存在する水酸化物イオンなどから電子が奪われて生じる。スーパーオキサイドアニオンは、励起した電子が処理水中や空気中に存在する酸素と結合して生じる。
【0003】
特許文献3には、光触媒を利用した水処理装置で使用する浄化紙に関して、有機物であるセルロース繊維自体が酸化チタンで分解されるという問題点を解決するために、無機物(シリカ等)が担持されたパルプ繊維(セルロース繊維)を、酸化チタンを担持させる支持体として用いたものが記載されている。この無機物は、水溶状態でパルプスラリーと混在された後に水不溶化されることで、パルプ繊維と強固に結びつき、その表面に酸化チタンを凝集析出させるとともに、パルプ繊維の酸化チタンによる劣化を抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-244440号公報
特開2012-217922号公報
特許第3254345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献3に記載の浄化紙は、無機物の酸化チタンを有機物の繊維に定着させた構造体であり、無機物と有機物との結びつきが弱い。このため、太陽光や紫外線による長期間の照射をし続けると、酸化チタンによる分解で浄化紙の形状が劣化し、浄化体の交換時期が早くなってしまう可能性がある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽光や紫外線の長期間照射による形状劣化を抑制し、浄化体の交換時期を長くすることができる水処理用浄化紙及び水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る水処理用浄化紙は、有機物の紙と、前記紙と混合した、無機物の光触媒と、前記紙に含有するシランカップリング剤と、を有する。
【0008】
水処理用浄化紙は、シランカップリング剤を含有することにより、無機物と結合する基が無機物である酸化チタン等と、有機物と結合する基が有機物であるセルロース繊維等にそれぞれ結合し、無機物と有機物との結びつきがより一層強くなる。
【0009】
本開示の一態様に係る水処理装置は、容器本体と、前記容器本体に固定された、光透過性を有する板と、前記板から光が入射する位置であり、かつ前記容器本体と前記板との間に固定された浄化体と、を有し、前記浄化体は、前記水処理用浄化紙で形成されている。
【0010】
水処理装置の構成要素である浄化体は、シランカップリング剤を含有する水処理用浄化紙で形成されているため、無機物と有機物との結びつきがより一層強くなることで、水処理用浄化紙の耐久性が向上し、太陽光や紫外線による形状劣化が生じにくくなり、浄化体の交換時期を長くすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精工株式会社
軸受装置
3日前
日本精工株式会社
操舵装置
6日前
日本精工株式会社
ボールねじ
25日前
日本精工株式会社
ボールねじ
1か月前
日本精工株式会社
ボールねじ
12日前
日本精工株式会社
ボールねじ
5日前
日本精工株式会社
ボールねじ
5日前
日本精工株式会社
クランプ機構
6日前
日本精工株式会社
リニアガイド
1か月前
日本精工株式会社
クランプ装置
6日前
日本精工株式会社
トルクセンサ
1か月前
日本精工株式会社
リニアガイド
5日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
3日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
1か月前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
24日前
日本精工株式会社
ウォーム減速機
24日前
日本精工株式会社
ステアリング装置
1か月前
日本精工株式会社
自在継手用ヨーク
1か月前
日本精工株式会社
ステアリング装置
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
3日前
日本精工株式会社
車輪駆動ユニット
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
1か月前
日本精工株式会社
ステアリング装置
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
12日前
日本精工株式会社
電動アクチュエータ
1か月前
日本精工株式会社
保持ピース入り直動装置
5日前
日本精工株式会社
回路基板及びトルクセンサ
1か月前
日本精工株式会社
スプライン付きボールねじ
4日前
日本精工株式会社
密封装置付き軸受ユニット
1か月前
日本精工株式会社
制御システムおよび制御方法
12日前
日本精工株式会社
制御システムおよび制御方法
12日前
日本精工株式会社
電動パワーステアリング装置
1か月前
日本精工株式会社
制御システムおよび制御方法
12日前
日本精工株式会社
制御システムおよび制御方法
12日前
続きを見る