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公開番号2024033030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136386
出願日2022-08-30
発明の名称マグネシア-アルミナ質キャスタブル及び耐火物ブロック
出願人東京窯業株式会社
代理人個人,個人
主分類C04B 35/66 20060101AFI20240306BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】耐食性と耐熱スポーリング性をバランスよく両立させることができるマグネシア-アルミナ質キャスタブルを提供する。
【解決手段】本発明のマグネシア-アルミナ質キャスタブルは、マグネシアを60~90質量%、アルミナを10~35質量%、シリカを5質量%以下含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
マグネシアを60~90質量%、アルミナを10~35質量%、シリカを5質量%以下含有するマグネシア-アルミナ質キャスタブル。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記アルミナの少なくとも一部として、粒径3~8mmの粗粒アルミナを5~30質量%、粒径10μm以下の超微粉アルミナを10質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のマグネシア-アルミナ質キャスタブル。
【請求項3】
前記シリカの少なくとも一部として、粒径5μm以下の非晶質超微粉シリカを3質量%以下含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネシア-アルミナ質キャスタブル。
【請求項4】
前記マグネシアの量と前記アルミナの量の和の外掛けでセメントを10質量%以下含有することを特徴とする請求項3に記載のマグネシア-アルミナ質キャスタブル。
【請求項5】
マグネシアを60~90質量%、アルミナを10~35質量%、シリカを5質量%以下含有する耐火物ブロック。
【請求項6】
前記アルミナの少なくとも一部として、粒径3~8mmの粗粒アルミナを5~30質量%、粒径10μm以下の超微粉アルミナを10質量%以下含有することを特徴とする請求項5に記載の耐火物ブロック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マグネシア-アルミナ質キャスタブル及び耐火物ブロックに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
取鍋、浸漬管、ランスパイプ、タンディッシュ、樋、溶融炉・焼却炉のライニング等には、キャスタブル及び耐火物ブロックが使用される。キャスタブルは、流し込み施工、圧送施工、吹き付け施工等される耐火原料である。耐火物ブロックは、キャスタブルに水を加えて養生硬化し、乾燥したものである。
【0003】
現在のキャスタブルの主流は、アルミナリッチなアルミナ-マグネシア質キャスタブルである。特許文献1には、アルミナを65~85質量%、マグネシアを5~25質量%、シリカを30質量%以下含むアルミナ-マグネシア質キャスタブルが開示されている。アルミナとマグネシアを含有することで、焼成中にアルミナがマグネシアと反応し、スピネルが生成し、組織が緻密化する。このため、耐食性に優れた耐火物ブロックが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平2-208260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、鋼種の高級化が進んでおり、耐食性をより向上させことができるキャスタブルが望まれている。マグネシアは耐食性に優れているので、キャスタブルのマグネシア量を増大させることが考えられる。しかし、キャスタブルのマグネシア量を増大させると、耐火物ブロックの熱膨張率が高くなるので、耐火物ブロックに亀裂が入り易くなり、耐熱スポーリング性が低下してしまう。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するもので、耐食性と耐熱スポーリング性をバランスよく両立させることができるマグネシア-アルミナ質キャスタブル及び耐火物ブロックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、マグネシアを60~90質量%、アルミナを10~35質量%、シリカを5質量%以下含有するマグネシア-アルミナ質キャスタブルである。
【0008】
本発明の他の態様は、マグネシアを60~90質量%、アルミナを10~35質量%、シリカを5質量%以下含有する耐火物ブロックである。
【0009】
本発明の好ましい態様は、前記アルミナの少なくとも一部として、粒径3~8mmの粗粒アルミナを5~30質量%、粒径10μm以下の超微粉アルミナを10質量%以下含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、マグネシアリッチなマグネシア-アルミナ質キャスタブルであるので、耐食性を大幅に向上させることができる。また、焼成中にシリカがガラス溶融し、軟化し、膨張を吸収するので、耐熱スポーリング性が低下するのを抑制できる。したがって、耐食性と耐熱スポーリング性をバランスよく両立させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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