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公開番号2024031990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2023187595,2023142568
出願日2023-11-01,2022-08-26
発明の名称液化水素搬送システム
出願人株式会社日新
代理人個人
主分類B60P 1/64 20060101AFI20240229BHJP(車両一般)
要約【目的】液化水素入りタンクコンテナを、移動式でありつつ直置き固定式にでき、液化水素貯蔵槽の役割を成して、低価格にできる液化水素搬送システムとする。
【構成】直方体枠状のコンテナ本体1の前後の2個の前方側複合ジャッキと2個の後方側ジャッキのそれぞれが油圧駆動を具備し、液化水素を充填できる水素タンクが設けられたタンクコンテナAである。タンクコンテナAが積載される荷台6を有するトラックBを備える。タンクコンテナAは前方側から荷台6に積載・分離ができ、分離後にはタンクコンテナAで地面部G1上に直置きして貯蔵する。タンクコンテナAは、日本国内の埠頭F、水素貯蔵所C、水素ステーションD、発電所Eとの複数間を搬送して所望場所に到着後に直ちに前後のジャッキの昇降作用にて荷台6からタンクコンテナAを分離して地面部G1上に直置きし、この直置き後に直ちに液化水素の積込又は排出作業ができること。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
直方体枠状のコンテナ本体内に液化水素を充填できる縦長水素タンクが設けられたタンクコンテナと、該タンクコンテナの全体がジャッキにて積載・荷降ろしされる荷台として運転台後部に固定された1車両のみとしてのトラックを使用しての液化水素搬送システムであって、
前記タンクコンテナと前記荷台との積載は強度を有する地面部上に直置きされる前記タンクコンテナに対して前後の前記ジャッキのみにて積み上げできると共に、前記荷降ろしも前記タンクコンテナの前後に取り付けられた前記ジャッキの油圧駆動のみにてできるようにされ、前記積載・荷降ろしの構成は前記コンテナ本体の前部端で幅方向の外方に向かって油圧駆動にて直線的に拡開するスライド部材付きで且つ上下にも伸縮する2個の前方側複合ジャッキと共に前記コンテナ本体の後部端で幅方向両側に配置され且つ上下のみに伸縮する2個の後方側ジャッキのそれぞれが油圧駆動できるようにされてなり、
前記縦長水素タンクの後部下側には、前記液化水素の下側積込口・排出口が設けられると共に前記ジャッキに邪魔されることなく前記タンクコンテナの後部側から前記液化水素の積込、排出ができるように構成されてなり、
前記液化水素が輸入される日本国内の各埠頭から又は該埠頭において輸入される国際コンテナ内の前記液化水素が前記タンクコンテナ内に移し替えが行われた後に、水素貯蔵所,水素ステーション又は発電所の何れか複数との間を搬送できる前記タンクコンテナ付き前記トラックにおいて、その所望場所に到着後に前記ジャッキを介して荷降ろしされて直置きされた前記タンクコンテナに対し直ちに前記液化水素の積込又は排出作業ができると共に、前記タンクコンテナの底面が直置きされたままで前記地面部上に貯蔵できるように構成されてなることを特徴とする液化水素搬送システム。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1又は2に記載の液化水素搬送システムにおいて、両前記前方側複合ジャッキ及び両前記後方側ジャッキの油圧発生装置は前記タンクコンテナ内に具備されてなることを特徴とする液化水素搬送システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の液化水素搬送システムにおいて、両前記前方側複合ジャッキ及び両前記後方側ジャッキの油圧発生装置は前記トラックに具備され、該トラックと前記タンクコンテナとの油圧回路が結合されたときのみに該タンクコンテナの両前記前方側複合ジャッキ及び両前記後方側ジャッキが駆動できるように構成されてなることを特徴とする液化水素搬送システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の液化水素搬送システムにおいて、所望場所に直置きされた前記タンクコンテナ上には同タンクコンテナを、4隅の重ね補助片を介して2階又は3階以上に積層できるようにしてなることを特徴とする液化水素搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液化水素(液体水素)入りタンクコンテナが、移動式でありつつ直置き(じかおき)の固定式にできると共に液化水素貯蔵槽の役割を成すものであると共に、前記タンクコンテナを分離・積載が昇降操作にて作業も直置き後に直ち(ただち)に貯蔵でき、小型化も可能であり、低価格にしつつ幅広い多くの需要が望める液化水素搬送システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
具体的には、液化水素を充填できる水素タンクを設けたタンクコンテナに前方側・後方側に昇降用のジャッキを備え、該ジャッキにて前記タンクコンテナを上下動させてトラック荷台への積載・分離を効率よく行い、水素貯蔵所と水素ステーション又は水素貯蔵所と発電所との間を効率的に循環し、特に前記タンクコンテナを直置きで貯蔵でき、直置き後の液化水素の積込又は排出作業を効率的にできる液化水素搬送システムに関する。
【背景技術】
【0003】
液化水素関連では、オンサイトとオフサイトとが存在している。オンサイト型は、水素ステーションにて新規な液化水素を製造する構成であり、日本国内では少ないタイプである。オフサイト型は、現在の水素ステーションでは、液化水素貯蔵槽(液化水素貯蔵タンク)は存在するが、液化水素の製造は行わない一般的なタイプである。
【0004】
現状において、液化水素貯蔵所から一般的な水素ステーションへの水素燃料の供給には、図示しないが、水素ガスカードルトレーラによる高圧ガスの状態で運ばれる場合が大半である。その点は、特許文献1において記載されているように、水素ガスカードルトレーラにての運搬可能量として、同文献1では、トレーラ1台あたり、かなり少ない量である。現状では、燃料電池自動車(FCV車)の割合はかなり少ないために、この1台の運搬量でも間に合っている状態である。
【0005】
また、液化水素をタンクローリにて運搬している例もあるが、図31の右側の従来技術として、小型石油類タンクローリでは、約2kl(リットル)、中型石油類タンクローリでは、約4klである。大型石油類タンクローリとなると、約16kl~約20klを搬送している。中型石油類タンクローリまでは何とか小回りができるが、到着した水素ステーションに車と共に据え置きしなければならず、運搬効率は悪くならざるを得ない。それが大型石油類タンクローリとなると小回りも出来にくく、水素ステーションに所望の時間留め置く必要があり、効率的な搬送は難しい状況であった。
【0006】
また、大手運送企業等では、図34に示すように、物流効率からプラットフォームで積み荷等を段取りする関係上、その運送するための配送用コンテナは、所定高さの脚部b付き架台a上に設置することが一般的であった。この場合には、前記配送用コンテナの重心Mcの高さは高く位置している。このような物流関係では、仮に、水素ステーションにて、水素タンク又は水素コンテナを搬送したとしても、前記架台a上に設置することが予想される。
【0007】
特許文献2では、コンテナ専用輸送車両にてタンクコンテナが積載されつつ産業ガスの輸送(搬送)されている内容が記載されている。特に、図8のみには、トラックでの輸送が記載されているが、明細書全ての記載では、全て、コンテナ専用輸送車両20として記載されている。図面上では、連結車両としてけん引される車両として記載されている。具体的には、トレーラそのものであり、タンクコンテナはけん引される側の被牽引車としてのトレーラであって、該トレーラをけん引する側の車両はトラクタと呼ばれている。
【0008】
その特許文献2の図8(b)では、コンテナの荷降ろしをしているが、どのようにして荷降ろししたかの動作構成は全く記載がない。トレーラの下部には車輪が複数設けられており、この車輪付きの状態下からの荷降ろしは、クレーン以外は想定しがたいがこの点の記載も全くない。このようなトレーラ方式のタンクコンテナ輸送(搬送)は、物流である輸送効率を考慮したものと認められる。
【0009】
現在の状況では、液化水素(液体水素)を充填したタンクローリは、大型化しており、狭い場所では不向きであるのに関わらず、このようなタンクローリ複数台を設置するような水素ステーションでは、設備費が高騰せざるを得ない状況であった。特に、水素ステーションにおいて、前記タンクローリ複数台を常駐させることはスペース的には勿論のこと、設備費が高騰化せざるを得ない状況であった。
【0010】
このようなことから、水素貯蔵所から水素ステーションに搬送するのに、ある程度大量な運搬量であって、運転・搬送状態も快適にできると共に、留め置き用としての水素コンテナのみが分離設置でき、低廉価格での搬送システムが要望されている。さらには、水素ステーションでの高価な液化水素貯蔵槽(液化水素貯蔵タンク)の対策も望まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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