TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024030001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132517
出願日2022-08-23
発明の名称シール部材
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03C 1/12 20060101AFI20240229BHJP(上水;下水)
要約【課題】漏水を抑制しつつ、施工性を向上させること。
【解決手段】実施形態に係るシール部材は、水洗便器の外部配管接続部と、外部配管とを接続する水洗便器用のシール部材である。シール部材は、周縁部と、第1壁部と、第2壁部とを備える。周縁部は、リング状に形成され、外部配管接続部の端面に当接する。第1壁部は、周縁部から周縁部の軸方向に沿って延び、外部配管接続部の内周壁に当接する。第2壁部は、周縁部から周縁部の軸方向に沿って延び、第1壁部よりも内側に設けられ、外部配管の外周壁に当接する。第1壁部は、外部配管接続部の内周壁に当接するリブ部を備える。第1壁部と第2壁部との間には、空洞部が形成される。空洞部は、リブ部よりも周縁部側まで形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水洗便器の外部配管接続部と、外部配管とを接続する水洗便器用のシール部材であって、
リング状に形成され、前記外部配管接続部の端面に当接する周縁部と、
前記周縁部から前記周縁部の軸方向に沿って延び、前記外部配管接続部の内周壁に当接する第1壁部と、
前記周縁部から前記周縁部の軸方向に沿って延び、前記第1壁部よりも内側に設けられ、前記外部配管の外周壁に当接する第2壁部と
を備え、
前記第1壁部は、前記外部配管接続部の内周壁に当接するリブ部を備え、
前記第1壁部と前記第2壁部との間には、空洞部が形成され、
前記空洞部は、前記リブ部よりも前記周縁部側まで形成される、シール部材。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記空洞部は、前記外部配管接続部に前記第1壁部が挿入され、かつ、前記第2壁部に前記外部配管が挿入された状態において、前記第1壁部と前記第2壁部とが当接しないように形成される、請求項1に記載のシール部材。
【請求項3】
前記第1壁部は、内側に突出する段部を有する前記外部配管接続部に挿入され、
前記周縁部の軸方向における前記第1壁部の長さは、前記周縁部の軸方向における前記端面から前記段部までの長さ以上である、請求項1に記載のシール部材。
【請求項4】
前記リブ部は、前記周縁部の軸方向に沿って複数設けられ、
複数の前記リブ部のうち、前記周縁部から最も遠いリブ部は、前記外部配管接続部の内周壁側に突出する先端部の角度が、他のリブ部の先端部の角度よりも大きい、請求項1に記載のシール部材。
【請求項5】
前記外部配管が挿入される挿入孔の前記周縁部側の端部には、面取り部が形成される、請求項1~4のいずれか1つに記載のシール部材。
【請求項6】
前記面取り部は、前記空洞部の前記周縁部側の端部よりも前記リブ部側まで形成される、請求項5に記載のシール部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、シール部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物の排水管と、排水トラップとをシール部材によって水密に接続する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-129660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記するシール部材では、排水トラップに当接する筒状の部材から排水管側に向けて突出する突出部が設けられ、突出部が排水管に当接することで、排水管と排水トラップとが水密に接続される。
【0005】
しかしながら、上記するシール部材は、筒所の部材が排水トラップ、および、排水管によって両側から挟まれる。そのため、シール部材と、排水トラップ、および、排水管との摩擦力が大きくなり、排水トラップと排水管との接続する際に大きな力で押し込まなければならず、施工性について改善の余地がある。
【0006】
実施形態の一態様は、漏水を抑制しつつ、施工性を向上させるシール部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係るシール部材は、水洗便器の外部配管接続部と、外部配管とを接続する水洗便器用のシール部材である。シール部材は、周縁部と、第1壁部と、第2壁部とを備える。周縁部は、リング状に形成され、外部配管接続部の端面に当接する。第1壁部は、周縁部から周縁部の軸方向に沿って延び、外部配管接続部の内周壁に当接する。第2壁部は、周縁部から周縁部の軸方向に沿って延び、第1壁部よりも内側に設けられ、外部配管の外周壁に当接する。第1壁部は、外部配管接続部の内周壁に当接するリブ部を備える。第1壁部と第2壁部との間には、空洞部が形成される。空洞部は、リブ部よりも周縁部側まで形成される。
【0008】
これにより、水洗便器の外部配管接続部にシール部材が挿入される場合に、シール部材は、空洞部を有することで、第1壁部を第2壁部側に変形させることができる。空洞部が、リブ部よりも周縁部側まで形成されることで、シール部材は、第1壁部を第2壁部側に容易に変形させることができる。そのため、シール部材が外部配管接続部に挿入される場合、外部配管接続部とシール部材との摩擦力が低減され、外部配管接続部へのシール部材の挿入が容易になる。従って、シール部材は、水洗便器の施工性を向上させることができる。また、洗浄水が供給された場合、シール部材は、空洞部に流入する洗浄水の水圧によって、第1壁部を外部配管接続部側に付勢することができ、第2壁部を外部配管側に向けて付勢することができる。そのため、シール部材は、シール性を向上させることができ、洗浄水の漏水を抑制することができる。
【0009】
また、空洞部は、外部配管接続部に第1壁部が挿入され、かつ、第2壁部に外部配管が挿入された状態において、第1壁部と第2壁部とが当接しないように形成される。
【0010】
これにより、シール部材は、空洞部に流入する洗浄水の水圧によって、第1壁部を全体的に外部配管接続部側に付勢することができる。また、シール部材は、空洞部に流入する洗浄水の水圧によって、第2壁部を全体的に外部配管側に付勢することができる。そのため、シール部材は、シール性を向上させることができ、洗浄水の漏水を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TOTO株式会社
小便器
25日前
TOTO株式会社
浴室床
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
水洗大便器
25日前
TOTO株式会社
水洗大便器
25日前
TOTO株式会社
水洗大便器
25日前
TOTO株式会社
水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
静電チャック
26日前
TOTO株式会社
静電チャック
26日前
TOTO株式会社
浴室ユニット
26日前
TOTO株式会社
静電チャック
26日前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
3日前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
25日前
TOTO株式会社
トイレシステム
25日前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
25日前
TOTO株式会社
トイレシステム
24日前
TOTO株式会社
トイレシステム
25日前
TOTO株式会社
トイレシステム
25日前
TOTO株式会社
浴室除菌システム
1か月前
TOTO株式会社
先止め式の電気温水器
24日前
TOTO株式会社
生体情報管理システム
1か月前
TOTO株式会社
排泄情報管理システム
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置及び便座装置
24日前
TOTO株式会社
撮影システム及びトイレ装置
25日前
TOTO株式会社
トイレ装置及び排泄物分析システム
24日前
TOTO株式会社
パッキン及びそれを備えた水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
24日前
TOTO株式会社
水密接続構造、及びそれを備えた水洗大便器
24日前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
24日前
TOTO株式会社
キャビネット
1か月前
TOTO株式会社
洗い落とし式水洗大便器
1か月前
続きを見る