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公開番号2024029771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2023134262
出願日2023-08-21
発明の名称発電装置、及び波力発電システム
出願人公立大学法人大阪,学校法人常翔学園
代理人個人,個人
主分類F03B 13/14 20060101AFI20240228BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】発電効率の向上を図ることができる発電装置、及び波力発電システムを提供する。
【解決手段】流体の流れを利用して発電する発電装置1であって、サボニウス型の構造を有する回動部10と、前記回動部10と離間して設けられ、前記回動部10と対向する第1主面20aを有する遮蔽板20と、を備える。前記回動部10は、前記流体の上流USから下流DSに沿って回動する送り部Aと、前記下流DSから前記上流USに沿って回動する戻り部Bと、を有し、前記遮蔽板20は、前記流体の流れる流路方向Yに対して傾斜し、前記上流USにおける前記戻り部DSに近接して設けられることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流れを利用して発電する発電装置であって、
サボニウス型の構造を有する回動部と、
前記回動部と離間して設けられ、前記回動部と対向する第1主面を有する遮蔽板と、
を備え、
前記回動部は、
前記流体の上流から下流に沿って回動する送り部と、
前記下流から前記上流に沿って回動する戻り部と、
を有し、
前記遮蔽板は、前記流体の流れる流路方向に対して傾斜し、前記上流における前記戻り部に近接して設けられること
を特徴とする発電装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記回動部の回動軸に沿った高さ方向において、前記遮蔽板の長さは、前記回動部の長さ以上であること
を特徴とする請求項1記載の発電装置。
【請求項3】
防波堤のスリットに侵入する水を利用して発電する波力発電システムであって、
請求項1又は2記載の発電装置を備え、
前記発電装置は、前記防波堤のスリット、又は前記防波堤の前記スリットと繋がる遊水室に設けられること
を特徴とする波力発電システム。
【請求項4】
前記遮蔽板は、前記流路方向に対して20°以上40°以下の角度を有して設けられること
を特徴とする請求項3記載の波力発電システム。
【請求項5】
前記流路方向から見て、前記遮蔽板は、前記回動部と重なって設けられること
を特徴とする請求項3記載の波力発電システム。
【請求項6】
前記流路方向と直行する幅手方向から見て、前記遮蔽板の前記第1主面は、前記回動部の回転軸と重なること
を特徴とする請求項3記載の波力発電システム。
【請求項7】
前記遮蔽板は、
前記上流における前記戻り部に近接して設けられた第1遮蔽板と、
前記下流における前記送り部に近接して設けられた第2遮蔽板と、
を含むこと
を特徴とする請求項3記載の波力発電システム。
【請求項8】
前記第1遮蔽板及び前記第2遮蔽板は、前記流路方向に対してそれぞれ異なる角度を有して設けられること
を特徴とする請求項7記載の波力発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電装置、及び波力発電システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、流体の流れを利用して発電する発電装置として、例えば特許文献1の波力発電システム等が提案されている。
【0003】
特許文献1では、防波堤と、防波堤に設けられた水車と、水車の回転と連動して回転する回転軸と、回転軸の回転に伴って発電を行う発電機とを備える波力発電システムが開示されている。特許文献1の波力発電システムは、防波堤には、スリットおよびスリットと連絡した遊水室が設けられており、水車はスリットおよび遊水室の少なくとも一方に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-002410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、水車としてサボニウス型のほか、ダリウス型またはジャイロミル型の構造を用いることができる旨が開示されている。ここで、サボニウス型の構造を用いた発電装置において、発電効率の向上が課題として挙げられている。この点、特許文献1の開示技術では、サボニウス型の構造に着目した発電効率の向上については、記載も示唆もされていない。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、発電効率の向上を図ることができる発電装置、及び波力発電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係る発電装置は、流体の流れを利用して発電する発電装置であって、サボニウス型の構造を有する回動部と、前記回動部と離間して設けられ、前記回動部と対向する第1主面を有する遮蔽板と、を備え、前記回動部は、前記流体の上流から下流に沿って回動する送り部と、前記下流から前記上流に沿って回動する戻り部と、を有し、前記遮蔽板は、前記流体の流れる流路方向に対して傾斜し、前記上流における前記戻り部に近接して設けられることを特徴とする。
【0008】
第2発明に係る発電装置は、第1発明において、前記回動部の回動軸に沿った高さ方向において、前記遮蔽板の長さは、前記回動部の長さ以上であることを特徴とする。
【0009】
第3発明に係る波力発電システムは、防波堤のスリットに侵入する水を利用して発電する波力発電システムであって、第1発明又は第2発明記載の発電装置を備え、前記発電装置は、前記防波堤のスリット、又は前記防波堤の前記スリットと繋がる遊水室に設けられることを特徴とする。
【0010】
第4発明に係る波力発電システムは、第3発明において、前記遮蔽板は、前記流路方向に対して20°以上40°以下の角度を有して設けられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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