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公開番号2024053303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159470
出願日2022-10-03
発明の名称水力発電装置の製造方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類F03B 11/00 20060101AFI20240408BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】容易に組み立てることができ、新興国等の現地での部品交換、修理、及びメンテナンスを迅速かつ容易に行うことができる水力発電装置の製造方法の提供。
【解決手段】発電機の形状に対応した形状の部品を三次元プリンタにより造形する造形工程と、前記発電機の形状に対応した形状の部品を用いて水力発電装置を組立てる組立工程と、を含む水力発電装置の製造方法である。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
発電部の形状に対応した形状の部品を三次元プリンタにより造形する造形工程と、
前記発電部の形状に対応した形状の部品を用いて水力発電装置を組立てる組立工程と、
を含むことを特徴とする水力発電装置の製造方法。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記発電部の形状情報を取得し、造形データを作成する造形データ作成工程、
を含む、請求項1に記載の水力発電装置の製造方法。
【請求項3】
前記発電部の形状に対応した形状の部品が、回転軸に回転可能に接続された回転体と、前記発電部とを接続する接続部材である、請求項1から2のいずれかに記載の水力発電装置の製造方法。
【請求項4】
前記回転体の少なくとも一部が再生プラスチック及びバイオプラスチックの少なくともいずれかを含む、請求項3に記載の水力発電装置の製造方法。
【請求項5】
前記発電部がハブダイナモである、請求項1から2のいずれかに記載の水力発電装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、欧州、及びアジア等の新興国において、環境性、及び再生エネルギーの有効活用の観点から、出力100kW以下のピコ水力発電又はマイクロ水力発電が普及し始めてきているが、メンテナンス性又は低コストなどを満足できるものは提供されていない。
【0003】
農業用水路等の比較的流量の少ない水路に設置される小型の水力発電装置として、例えば、中心軸が垂直に設けられ内側を水が下に向かって通過する円筒形の取水胴と、前記取水胴の内側に設けられ水を一定の方向に流すガイド部材と、前記ガイド部材の下方に設けられ前記ガイド部材から流される水を受けて回転する回転スクリュウと、前記回転スクリュウの軸部に連結された発電機が設けられている水力発電装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この提案の水力発電装置は、組立容易性、修理容易性、メンテナンス性、及びコストの点などから満足できるものではなかった。
【0004】
農業用水路等の用水路は様々な国に数多く存在しており、用水路の大きさ及び流量についても様々である。このような用水路に設けられるピコ水力発電又はマイクロ水力発電は、用水路の大幅な改良が不要である点がメリットである。しかし、既存の用水路をそのまま使用すると、小枝、流木、落葉等の異物が流れてくるため、ピコ水力発電装置又はマイクロ水力発電装置における回転体又は羽根構造体が破損したり、故障するリスクがある。そのため、故障時の非発電時間を短くする観点から、現地での水力発電装置の組立、部品交換、及び修理などを迅速に行えることが求められている。このような観点から、例えば、ハブダイナモは、自転車の照明用の汎用品を転用することにより安価に発電部を構成できることから好適である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ハブダイナモの形状、大きさ、種類が多岐にわたるため、ハブダイナモと接続する部品を迅速に調達することが困難であり、ピコ水力発電又はマイクロ水力発電の普及を妨げているという課題がある。
【0006】
本発明は、容易に組み立てることができ、新興国等の現地での部品交換、修理、及びメンテナンスを迅速かつ容易に行うことができる水力発電装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段としての本発明の水力発電装置の製造方法は、発電部の形状に対応した形状の部品を三次元プリンタにより造形する造形工程と、前記発電部の形状に対応した形状の部品を用いて水力発電装置を組立てる組立工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、容易に組み立てることができ、新興国等の現地での部品交換、修理、及びメンテナンスを迅速かつ容易に行うことができる水力発電装置の製造方法を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の水力発電装置の製造方法で製造された水力発電装置の一例を示す斜視図である。
図2は、水力発電装置の一例を示す側面から見た斜視図である。
図3は、水力発電装置の一例を示す分解斜視図である。
図4は、水力発電装置における発電部の一例を示す斜視図である。
図5は、水力発電装置における接続部材の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(水力発電装置の製造方法)
本発明の水力発電装置の製造方法は、造形工程と、組立工程とを含み、造形データ作成工程を含むことが好ましく、更に必要に応じてその他の工程を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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