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公開番号2024055181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161897
出願日2022-10-06
発明の名称推進装置
出願人株式会社プロスパイラ
代理人個人,個人,個人
主分類F03G 3/00 20060101AFI20240411BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】燃焼ガス等を噴射しなくても推進することができる推進装置を提供する。
【解決手段】推進装置1は、推力発生装置11と、逆回転力発生装置70と、を備える。推力発生装置は、中心軸線回りに沿う周方向に回転可能に支持された回転子13と、回転子が収容された筐体14と、回転子を周方向に回転させる推力発生装置用モータ15と、推力発生装置用モータを保持する保持体16と、を備え、筐体および保持体は、互いに相対変位可能に連結され、筐体における周方向の一部に、電気伝導体17が設けられ、推力発生装置は、中心軸線に垂直な一方向の推力を発生させるとともに周方向の回転力を発生させるように構成されている。逆回転力発生装置は、推力発生装置に連結されているとともに、推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きの回転力を発生させるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
推力発生装置と、
逆回転力発生装置と、
を備えた、推進装置であって、
前記推力発生装置は、
中心軸線回りに沿う周方向に回転可能に支持された回転子と、
前記回転子が収容された筐体と、
前記回転子を周方向に回転させる推力発生装置用モータと、
前記推力発生装置用モータを保持する保持体と、
を備え、
前記筐体および前記保持体は、互いに相対変位可能に連結され、
前記回転子は、
径方向の中央部に位置して前記推力発生装置用モータに連結された本体部と、
前記本体部を径方向に挟む位置に各別に設けられた磁性体、および前記磁性体と重量が異なる非磁性体と、
前記本体部と前記磁性体および前記非磁性体とを各別に連結するとともに、弾性変形可能に形成された一対の弾性連結片と、
を備え、
前記筐体における周方向の一部に、電気伝導体が設けられ、
前記推力発生装置は、前記中心軸線に垂直な一方向の推力を発生させるとともに周方向の回転力を発生させるように構成されており、
前記逆回転力発生装置は、前記推力発生装置に連結されているとともに、前記推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きの回転力を発生させるように構成されている、
推進装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記非磁性体の重量は、前記磁性体の重量より重い、請求項1に記載の推進装置。
【請求項3】
前記筐体および前記保持体は、互いに弾性変位可能に連結されている、請求項1に記載の推進装置。
【請求項4】
前記弾性連結片は、
前記本体部から径方向の外側に向かうに従い、互いが周方向に離れる向きに延びる一対の連結部と、
一対の前記連結部における径方向の外端部同士を連結し、周方向に延びる周面部と、
を備え、
前記磁性体、および前記非磁性体は、前記周面部に設けられている、請求項1に記載の推進装置。
【請求項5】
前記逆回転力発生装置は、
逆回転力発生装置用モータと、
前記逆回転力発生装置用モータによって前記推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きに回転される回転部材と、
を備えている、請求項1に記載の推進装置。
【請求項6】
それぞれ前記推力発生装置である第1推力発生装置及び第2推力発生装置を備え、
前記逆回転力発生装置は、前記第2推力発生装置から構成されており、前記第1推力発生装置に連結されているとともに、前記第1推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きの回転力を発生させるように構成されている、請求項1に記載の推進装置。
【請求項7】
前記推力発生装置が発生させる推力の方向を調整できるように構成された調整部を、さらに備えた、請求項1に記載の推進装置。
【請求項8】
前記推進装置は、その全体として見たときに、実質的に回転せずに、前記中心軸線に垂直な一方向に並進するように、構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の推進装置。
【請求項9】
推進装置であって、
第1質量体と、
第2質量体と、
エネルギーの供給を受けて前記第1質量体に回転運動を励起させるように構成された、回転運動励起部と、
前記第1質量体及び前記第2質量体どうしの間に回転運動エネルギーを受け渡すように構成された、回転運動エネルギー受け渡し部と、
前記第1質量体及び前記第2質量体どうしの間に並進運動エネルギーを受け渡すように構成された、並進運動エネルギー受け渡し部と、
前記回転運動励起部によって励起される回転運動に起因して前記回転運動励起部を保持する保持部が回転するのを抑制するように構成された、回転抑制部と、
を備え、
前記第1質量体及び前記第2質量体は、それぞれ互いから独立して回転自由度を持っているとともに、それぞれ少なくとも一方向以上で振動可能に互いに連結されている、推進装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推進装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
推進装置として、燃焼ガスを噴射して推力を発生させる装置が考えられる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-58856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような推進装置では、燃料はもちろんその貯留タンク等も必要となり、重量および大きさが嵩む等の問題が考えられる。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、燃焼ガス等を噴射しなくても推進することができる推進装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔1〕推力発生装置と、
逆回転力発生装置と、
を備えた、推進装置であって、
前記推力発生装置は、
中心軸線回りに沿う周方向に回転可能に支持された回転子と、
前記回転子が収容された筐体と、
前記回転子を周方向に回転させる推力発生装置用モータと、
前記推力発生装置用モータを保持する保持体と、
を備え、
前記筐体および前記保持体は、互いに相対変位可能に連結され、
前記回転子は、
径方向の中央部に位置して前記推力発生装置用モータに連結された本体部と、
前記本体部を径方向に挟む位置に各別に設けられた磁性体、および前記磁性体と重量が異なる非磁性体と、
前記本体部と前記磁性体および前記非磁性体とを各別に連結するとともに、弾性変形可能に形成された一対の弾性連結片と、
を備え、
前記筐体における周方向の一部に、電気伝導体が設けられ、
前記推力発生装置は、前記中心軸線に垂直な一方向の推力を発生させるとともに周方向の回転力を発生させるように構成されており、
前記逆回転力発生装置は、前記推力発生装置に連結されているとともに、前記推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きの回転力を発生させるように構成されている、推進装置。
これにより、燃焼ガス等を噴射しなくても推進することができる。
【0007】
〔2〕前記非磁性体の重量は、前記磁性体の重量より重い、〔1〕に記載の推進装置。
この場合、回転子が周方向に回転する過程において、磁性体および非磁性体が、電気伝導体と前記一方向に並んだときに、軸線方向から見て、回転子、推力発生装置用モータ、および保持体が、中心軸線から非磁性体側に向かう向きに、筐体に対して変位するように径方向に振動する構成を容易に得ることができるとともに、大きな推力を容易に生じさせることができる。
【0008】
〔3〕前記筐体および前記保持体は、互いに弾性変位可能に連結されている、〔1〕又は〔2〕に記載の推進装置。
この場合、回転子が周方向に回転したときに、筐体および保持体を円滑に相対変位させることができる。
【0009】
〔4〕前記弾性連結片は、
前記本体部から径方向の外側に向かうに従い、互いが周方向に離れる向きに延びる一対の連結部と、
一対の前記連結部における径方向の外端部同士を連結し、周方向に延びる周面部と、
を備え、
前記磁性体、および前記非磁性体は、前記周面部に設けられている、〔1〕~〔3〕のいずれか一つに記載の推進装置。
この場合、弾性連結片が、軸線方向から見て閉曲線を呈するので、弾性連結片の剛性を容易に調整することができるとともに、負荷を抑えながら、径方向の弾性変形量を大きく確保することができる。
【0010】
〔5〕前記逆回転力発生装置は、
逆回転力発生装置用モータと、
前記逆回転力発生装置用モータによって前記推力発生装置が発生させる回転力とは逆向きに回転される回転部材と、
を備えている、〔1〕~〔4〕のいずれか一つに記載の推進装置。
この場合、推進装置が、その全体として回転するのを効果的に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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