TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024057169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163703
出願日2022-10-12
発明の名称バッテリー充電装置
出願人個人
代理人個人
主分類F03G 3/00 20060101AFI20240417BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】車両の荷重を受けても損傷を受ける度合を軽減することができ、耐久性を有すると共に、発電効率の高いバッテリー充電装置を提供すること。
【解決手段】車両の荷重を受けて収縮することで圧縮空気を生成する空気圧縮器2と、空気圧縮器からの圧縮空気を蓄積する圧力タンク4と、圧力タンクからの圧縮空気を受けて発電する発電機5とからなるバッテリー充電装置であって、空気圧縮器は、内部に空気室2fが形成されると共に側壁に蛇腹体2cが形成されて、車両の荷重を受けた際に蛇腹体が収縮し、車両の荷重が解かれた状態で蛇腹体が伸長復帰するベローズ容器2bと、蛇腹体が収縮するときに開弁して空気室からの圧縮空気を圧力タンクに向かって送り出す圧縮空気導出弁2hと、蛇腹体が伸長復帰するときに開弁して空気室に向かって空気を導入する空気導入弁2gが備えられる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
車両の走行路上に配置され、車両の荷重を受けて収縮することで圧縮空気を生成する空気圧縮器と、前記空気圧縮器からの圧縮空気を蓄積する圧力タンクと、前記圧力タンクからの圧縮空気を受けて発電する発電機とからなるバッテリー充電装置であって、
前記空気圧縮器は、
内部に空気室が形成されると共に側壁に蛇腹体が形成されて、前記車両の荷重を受けた際に前記蛇腹体が収縮し、車両の荷重が解かれた状態で前記蛇腹体が伸長復帰するベローズ容器と、
前記蛇腹体が収縮するときに開弁して前記空気室からの圧縮空気を前記圧力タンクに向かって送り出す圧縮空気導出弁と、
前記蛇腹体が伸長復帰するときに開弁して前記空気室に向かって空気を導入する空気導入弁と、
を備えたことを特徴とするバッテリー充電装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
空気圧縮器を構成する前記ベローズ容器内には、コイルスプリングの各端部が、車両の荷重を受けた際の前記蛇腹体の伸縮方向に向かって収容されていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリー充電装置。
【請求項3】
前記コイルスプリングは、各端部のコイル径に対して、中央部のコイル径が縮小されていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリー充電装置。
【請求項4】
前記圧力タンクから空気圧縮器を構成する前記ベローズ容器の空気室に向かって、圧縮空気を戻す戻り弁が配置され、前記戻り弁を介して前記空気室に戻される圧縮空気により、収縮状態の前記蛇腹体の伸長復帰を早める動作がなされることを特徴とする請求項1に記載のバッテリー充電装置。
【請求項5】
前記空気圧縮器は、車両の走行路上に敷設された扁平状のハウジング内に収容され、前記ハウジングの天面に形成された開口に、空気圧縮器を構成する前記ベローズ容器の頂部が突出した状態で配置され、前記ハウジングの天面が前記車両の荷重を受けることで、前記ベローズ容器における蛇腹体の過度の収縮変形を阻止する収縮止めの機能を果たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバッテリー充電装置。
【請求項6】
前記ハウジング内には複数の空気圧縮器が収容され、各空気圧縮器のそれぞれのベローズ容器に対応して、前記ハウジングの天面にはそれぞれ開口が形成されて、前記ハウジングの天面に形成された各開口に、前記各ベローズ容器の頂部が、それぞれ突出した状態で配置することで、圧縮空気生成ユニットを構成していることを特徴とする請求項5に記載のバッテリー充電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の荷重を利用して圧縮空気を生成し、圧縮空気により発電してバッテリーを充電するバッテリー充電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車道路上などにおいて、自動車車両が通過するときの車両の荷重を利用して、シリンダ・ピストンを収縮させて圧縮空気を生成し、この圧縮空気を用いて発電して、バッテリーを充電する技術が特許文献1及び2に示されている。
【0003】
図6は、特許文献1に開示された車両の荷重を利用した発電システムを示しており、道路上には一端部が回動可能に軸支された可動板21が取り付けられ、この可動板21の他端部側の自由端は、スプリング22によって道路から斜めに浮かした状態に設置されている。
車両23が可動板21の一端側から進行すると、可動板21は車両23の荷重によって水平状態に倒れ、この時に受ける圧力がシリンダ・ピストン24を収縮させて圧縮空気を生成し、この圧縮空気を用いて発電することで、バッテリー28が充電される。
【0004】
なお、図6に示す符号25は前記シリンダ・ピストン24からの圧縮空気を受ける空気貯留タンク、符号26は空気貯留タンク25からの空気圧によって回転駆動されるエアーモーター、符号27はエアーモーター26からの回転駆動力を受ける発電機、符号28は発電機27からの電力を受けて充電されるバッテリーを示す。
【0005】
一方、図7は特許文献2に開示された車両の荷重を利用した発電システムの一部を示しており、道路面31に受圧板32がスプリング33によって突出した状態で配置される。
車両34の走行により受圧板32に車両34の荷重が加わることで、受圧板32に連動する地中に埋設されたシリンダ・ピストン35が収縮し、これにより圧縮空気が生成される。この圧縮空気は逆止弁36を介してエアーモーターに送られ、特許文献1に示された例と同様に発電機を駆動させる。発電機からの電力により、バッテリーを充電することについても開示されている。
【0006】
さらに、図8は特許文献3に開示された車両の荷重を利用した発電システムの一部を示している。これは道路面41の車両42の走行方向に沿って、弾性変形が可能な配管、すなわちホース43が配置される。そして、ホース43の長手方向に沿って走行する車両42のタイヤ42aによって、ホース43が押し潰される。これにより、ホース43内の水が、車両42の走行方向に向かって押し流される。このホース43内の水の流れのエネルギーが水車を回し、水車により発電機を駆動することで、電力を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-324628号公報
特開2014-515078号公報
特開2014-137045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1に開示された発電システムによると、車両23は回動可能に軸支された可動板21の一端部側から進入する必要があり、車両23が可動板21の他端部側から進入する場合においては、道路から浮いた状態の可動板21の自由端側が、車両23に接触するなどして車両23及び発電システムの可動板21などの相互が損傷する恐れがある。
また、特許文献2に開示された発電システムにおいては、タイヤによる荷重を受ける受圧板32は、垂直な軸棒などを介してシリンダ・ピストン35に連結されるので、タイヤに回転力が加わった場合には、受圧板32を介して前記軸棒に曲げ方向の応力が加わることになる。このために、この発電システムは構造的に耐久性に乏しいものであるといえる。
【0009】
特許文献3に開示された発電システムにおいては、道路面41に配置されたホース43の長手方向に沿って、車両のタイヤ42aがホース43を押し潰すようにして走行する必要があり、ホース43の途中でタイヤの走行軌跡が外れる場合には、満足な発電効率を得ることができないという問題を有している。
【0010】
この発明は、前記した特許文献1~3に示された従来の発電システムの問題点を解消しようとするものであり、車両の荷重により損傷を受ける度合を軽減することができると共に、耐久性を有し、発電効率の高いバッテリー充電装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転器
1か月前
東レ株式会社
風車翼
9日前
個人
風力発電システム
3日前
株式会社永吉
発電装置
8日前
個人
バッテリー充電装置
24日前
個人
水車羽根構造体、及び水車羽根構造
1か月前
個人
潮流発電用の可倒受板式コンベヤ水車
9日前
株式会社リコー
発電装置
1か月前
個人
動力供給システム及び発電システム
11日前
株式会社プロスパイラ
推進装置
1か月前
個人
浮力発電装置および浮力発電方法
23日前
個人
箱形風車型羽根車を用いた大型風力発電システム
1か月前
株式会社IHI
水流発電装置
24日前
株式会社リコー
水力発電装置の製造方法
1か月前
中国電力株式会社
保持装置
1か月前
株式会社中山事務所
波力発電装置及び波力発電方法
1日前
三菱重工業株式会社
発電設備及び発電方法
1日前
三菱造船株式会社
浮体式風車のヨー運動低減装置
3日前
株式会社大林組
回転体設置方法およびブレードリフトアップ装置
23日前
zenmotor株式会社
発電装置および発電方法
1か月前
株式会社大林組
回転体設置方法
16日前
太平電業株式会社
風車の解体方法及び風車の組立方法
11日前
鹿島建設株式会社
浮体式洋上風力発電用下部構造、及び浮体式洋上風力発電用下部構造の施工方法
24日前
株式会社大林組
ブレードリフトアップ装置
23日前
ゼネラル エレクトリック レノバブレス エスパーニャ, エセ.エレ.
風力タービン用ドライブトレインアセンブリ
18日前