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公開番号2024062726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170761
出願日2022-10-25
発明の名称発電装置
出願人株式会社永吉
代理人個人
主分類F03B 17/02 20060101AFI20240501BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】
浮力及び重力を利用した発電装置において、循環用球体をより効率よく浮力領域及び重力領域に移動可能な発電装置を提供する。
【解決手段】
本発明にかかる発電装置100は、浮力により動力を得る浮力動力部10と、重力により動力を得る重力動力部20と、浮力動力部10と重力動力部20を交互に繰り返し移動する複数の循環用球体30と、この循環用球体30を浮力動力部10から重力動力部20へ移動させる第1移動領域40と、この循環用球体30を重力動力部20から浮力動力部10へ移動させる第2移動領域50と、浮力動力部10と重力動力部20で得られた動力から電気を発電する発電機70と、を備えている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の循環用球体と、
液体内に配置され、第1上方滑車と第1下方滑車との間を回転する無端ベルトと、前記無端ベルトに設けられ、前記循環用球体を受領し、前記循環用球体の浮力よって無端ベルトを回転させることによって動力を得る浮力動力部と、
第2上方滑車と第2下方滑車との間を回転する無端ベルトと、前記無端ベルトに設けられ、前記循環用球体を受領し、前記循環用球体の重力よって無端ベルトを回転させることによって動力を得る重力動力部と、
前記循環用球体を前記浮力動力部から前記重力動力部へ移動させる第1移動領域と、
前記循環用球体を前記重力動力部から前記浮力動力部へ移動させる第2移動領域と、
前記浮力動力部と前記重力動力部で得られた動力から電気を発電する発電機と、を備え、
前記第2移動領域は、下降循環用球体案内通路と、上昇循環用球体案内通路と、前記上昇循環用球体案内通路に設けられた少なくとも2つの与圧弁と、を備えていることを特徴とする発電装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記与圧弁は、前記上昇循環用球体案内通路に開口を有するように設けられた蓋固定部材と、片側が蝶番で固定され開口を開閉可能に取り付けられた蓋部材と、前記蓋部材に設けられ、循環用球体の押圧により開放されることで上方側と下方側の水圧を同じ圧力に調整可能な水圧調整バルブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
第1移動領域には、重力ホルダーにタイミングよく送り込むための第1タイミング検出部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項4】
前記第1タイミング検出部は、循環用球体を一つだけ収容可能の収容部を複数有する回転体と、前記重力ホルダーの位置に応じて前記回転を固定又は回転可能な状態とを制御する検出バーと、を有していることを特徴とする請求項3に記載の発電装置。
【請求項5】
第2移動領域には、浮力ホルダーにタイミングよく送り込むための第2タイミング検出部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項6】
前記第2タイミング検出部は、循環用球体を一つだけ収容可能の収容部を複数有する回転体と、前記浮力ホルダーの位置に応じて前記回転を固定又は回転可能な状態とを制御する検出バーと、を有していることを特徴とする請求項5に記載の発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
浮力と重力を利用した発電装置としては、内部が液体で満たされた水槽浮力部と、該水槽浮力部と隣接して設けられた発電重力部と、該発電重力部と水槽浮力部とを交互に繰り返し移動する複数の循環質量球と、前記発電重力部と隣接して設けられ該発電重力部での循環質量球の落下により電力を発生させる発電システム部と、落下後の循環質量球を前記水槽浮力部へ移動させる循環押出し部と、を備えた浮力発電装置であって、
前記水槽浮力部は、少なくとも前記発電重力部よりも高い位置まで液体で満たされ、
前記循環押出し部は、発電重力部下端に位置する循環質量球を水槽浮力部方向へと押し出す伝送シリンダーと、該伝送シリンダーによって押し出される循環質量球が移動する伝送通路と、循環押出し部内部において水槽浮力部側の液体が発電重力部側へ流れ出るのを防ぐシール蓋と、を有し、
前記シール蓋は、該シール蓋の略中央位置よりも鉛直下方向位置にガイド軸機構を有し、該ガイド軸機構は伝送シリンダーによって押し出された循環質量球がシール蓋を押圧すことで該循環質量球は前記水槽浮力部方向へ案内され、
前記伝送シリンダーは、前記循環質量球を押し出す際に前記移動通路を密閉するとともに該循環質量球に当接される密閉フランジを備え、該密閉フランジは循環質量球の押し出し後の伝送シリンダーの原点復帰動作時に外気エアーを取り込むための逆止弁機構を有し、
前記伝送通路の通路長さは、少なくとも前記循環質量球の直径よりも長いことを特徴とするものがある(特許文献1)。
【0003】
浮力発電装置の循環押出し部が有する伝送シリンダーには密閉フランジと逆止弁機構を備えるとともにシール蓋には所定位置にガイド軸機構を備えて水槽浮力部と発電重力部との間で複数の循環質量球を絶えず循環させることで、水槽浮力部内部の液体の漏れを最小限に抑えることができるので従来の浮力発電装置と比較して水資源の漏出が少ない浮力発電を実現することができるという点で優れた発明である。
【0004】
しかし、伝送シリンダーで密閉フランジを押圧する際に、水圧及びばねに逆らって循環質量球を押し込まなければならないため、伝送シリンダーには大きな力が必要であるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-33895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、浮力及び重力を利用した発電装置において、循環用球体をより効率よく浮力領域及び重力領域に移動可能な発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明にかかる発電装置は、
複数の循環用球体と、
液体内に配置され、第1上方滑車と第1下方滑車との間を回転する無端ベルトと、前記無端ベルトに設けられ、前記循環用球体を受領し、前記循環用球体の浮力よって無端ベルトを回転させることによって動力を得る浮力動力部と、
第2上方滑車と第2下方滑車との間を回転する無端ベルトと、前記無端ベルトに設けられ、前記循環用球体を受領し、前記循環用球体の重力よって無端ベルトを回転させることによって動力を得る重力動力部と、
前記循環用球体を前記浮力動力部から前記重力動力部へ移動させる第1移動領域と、
前記循環用球体を前記重力動力部から前記浮力動力部へ移動させる第2移動領域と、
前記浮力動力部と前記重力動力部で得られた動力から電気を発電する発電機と、を備え、
前記第2移動領域は、下降循環用球体案内通路と、上昇循環用球体案内通路と、前記上昇循環用球体案内通路に設けられた少なくとも2つの与圧弁と、前記浮力ホルダーにタイミングよく送り込むための第2タイミング検出部と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
かかる発電装置とすることで、循環用球体をより効率よく浮力領域及び重力領域に移動可能な発電装置を提供することができる。
【0010】
また、本発明にかかる発電装置において、前記与圧弁は、前記上昇循環用球体案内通路に開口を有するように設けられた蓋固定部材と、片側が蝶番で固定され開口を開閉可能に取り付けられた蓋部材と、前記蓋部材に設けられ、循環用球体の押圧により開放されることで上方側と下方側の水圧を同じ圧力に調整可能な水圧調整バルブが設けられていることを特徴とするものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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