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公開番号2024034990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022147438
出願日2022-08-30
発明の名称遠心偏移慣性力推進エンジン
出願人有限会社スタジオ・シオン
代理人
主分類F03H 99/00 20090101AFI20240306BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】 大気圧や空間微粒子を必要としない推力エンジンを提供する。
【解決手段】 遠心力の発生を、その出力軸(19)を中心に一方向(20)に最大、他方向(21)に最小となるべくこれを機械制御することにより、この遠心体(18)の周回時にその遠心体周回軸(32)を中心に発生する遠心偏移慣性力が、慣性的により安定した出力軸(19)位置に戻ろうとするその連続的回帰力によって特定の進行方向(29)にこれを推進させることを可能にした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
円筒ハウジング(1)の中心にある出力軸(19)から任意にずらした点を駆動主軸(10)として中心に持つパワープレート(11)の、その周辺部に均等に貫通した任意の数のパワーロッド連結軸穴(12)と、それに対応する円筒ハウジングの内周(4)面に接しながら遠心周回させるべく配置したパワーベアリング(5)の軸穴とを、先端に遠心体(18)が付いたパワーロッド(13)にある2箇所の軸点でそれぞれ共にピン拘束させることで形成される各パワーロッドの交角α(15)、つまり駆動主軸(10)の中心とパワープレートピン(14)の中心を通る線(イ)と、それに対応するパワーロッドのパワーベアリング軸(16)とパワープレートピン(14)の中心を通る線(ロ)の交角α(15)が、出力軸(19)の回転角に同期して変化することで、駆動主軸(10)の回転による出力軸(19)を中心にパワーベアリングより先端の質量に偏心周回遠心力を発現させるこの機構原理によって生じる遠心体に懸かる遠心力の回帰慣性力が、本装置をその遠心体周回軸(32)位置から慣性的に安定した周回出力軸(19)位置に戻ろうとする遠心偏移慣性力の働きで、特定の進行方向(29)に推力を得ることを特徴とするエンジン。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
遠心体制動板として、遠心体(18)を挟むようにパワープレート側に表カバー(31)を、円筒ハウジング側に円板(28)を設けることで、ジャイロ効果等の外力が遠心体(18)に作用した際に、遠心体周回軸(32)に最適化した自転軸を有する遠心体が、この制動板と干渉するようにせしめることにより、それらの負荷と摩擦を低減させることを特徴とするエンジン保護構造。
【請求項3】
停止状態から遠心回転に至るまでの遠心体(18)とパワーベアリングまたはこれと同等の働きをするパワーロッド周回拘束子を安全に遠心軌道に乗せるためのパワーベアリングガイド畝(6)と、それらの動きを既定の周回軌道上に拘束するための円筒ハウジングパワーベアリングガイド畝(33)を持つことを特徴とするエンジン安全構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は推進エンジンに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の推進エンジンは、内燃式では2サイクル、4サイクル、1/3サイクルロータリーエンジン等が利用されており、燃焼圧力式ではジェットエンジン、ロケットエンジンなどがすでに考案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の飛行機またはロケット等の推進源として利用されている動力エンジンに必須の大気圧や空間微粒子を必要としない推力エンジンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ボルト(39)で接合された円筒ハウジングプレート(2)と円筒ハウジング(1)との内側に、この内周(4)に接して周回する任意の数のパワーベアリング(5)が配置されており、円筒ハウジングプレート(2)には、それら(5)が遠心接地回転に至るまでの過程を機械制動するためのパワーベアリングガイド畝(6)と、その円筒ハウジングプレート(2)の中心から任意にずらした所に主軸穴(7)とその主軸ベアリングケース(8)が加工されている。
【0005】
円筒ハウジングプレート(2)には、主軸ベアリング(9)を介して駆動する主軸(10)を持つパワープレート(11)が水平に収まっており、そのパワープレート円周端付近に貫通されたパワーロッド連結軸穴(12)は、パワーロッド(13)基部にある貫通穴とパワープレートピン(14)によってピン拘束されると共に、そのパワーロッド(13)のパワーベアリング軸(16)はその外側に配置されたパワーベアリング(5)とで互いに連結されているために、主軸(10)を回転させた時のパワーロッドの交角α(15)つまり、パワーロッド連結軸穴(12)から、それと対を成すパワーベアリング軸(16)間に引いた線(ロ)と、当該パワーロッド連結軸穴(12)からパワープレート中心軸(17)間の線(イ)の交角α(15)は、変化する主軸回転角に対応する流動的な固有変動角を有するものとなる。
【0006】
流動的な固有変動角であるパワーロッドの交角α(15)を有するパワーロッド(13)の先端には任意の形状の遠心体(18)が取り付けられており、これらの遠心体は主軸(10)駆動によってパワーベアリングの周回軸である出力軸(19)から任意に離れた場所にある遠心体周回軸(32)を中心に円周回すべく拘束されているために、遠心体(18)の遠心周回軌道上の特定の場所に、遠心体(18)の中心を基準とする出力軸間最短距離点(20)と、出力軸間最長距離点(21)が存在することにより、その出力軸間最長距離点(21)から出力軸間最短距離点(20)までの遠心体(18)の遠心周回時の引き寄せ移動領域(22)で出力軸(19)に加わる負荷は、生じる偏移遠心力とその慣性力とによりその軌道外周に位置する本来の周回軌道(23)に戻ろうとしてプラス引力方向(24)に働く一方で、出力軸間最短距離点(20)から出力軸間最長距離点(21)の遠心体の解き放ち移動領域(25)で出力軸に加わる偏移遠心力とその慣性負荷も同様にその軌道内周に位置する本来の周回軌道(23)に戻ろうとしてマイナス引力方向(30)に働くために、この円周回拘束されたこれらの遠心体の偏移周回遠心力とその慣性力とがこの装置の重量を上回る時、これを浮上させることが可能となり、この構造機構による原理に制御された本装置の遠心偏移慣性力の作用方向は、遠心体周回軸(32)位置から、慣性的に安定した出力軸(19)位置に戻ろうとするその連続的回帰力によって特定の進行方向(29)に推進させることを可能とする。
【発明の効果】
【0007】
大気圏や宇宙空間での遠心偏移慣性力を利用した移動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の正面図である。
本発明のA-A’断面図である。
本発明の背面図である。
本発明の表カバーを外した正面図である。
本発明の右側面図である。
本発明の正面見取り図である。
本発明の表カバーと主軸ベアリングを含むパワープレートとパワーロッドを外した右斜視正面図である。
本発明の表カバーを外した右斜視正面図である。
本発明の遠心体とパワーベアリングが取り付けられたパワーロッドの右斜視正面図である。
本発明の円筒ハウジングプレートを外した右斜視背面図である。
本発明の円筒ハウジングプレート周辺の右斜視正面図である。
本発明の主要可動部の右側面図である。
本発明の筒ハウジングの外観図である。
本発明の円筒ハウジングプレートの外観図である。
本発明のパワープレートの外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
主に空中滞在移動用推進エンジンとして用いることができる。
【実施例】
【0010】
プロトタイプを試作して実際に設定した反時計回りに電動モーターで回転させたところ、試作精度に応じた振動と左回転モーメントを発生しながらも右側に推力が発生したことを発見し確認した。
【産業上の利用可能性】
(【0011】以降は省略されています)

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