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公開番号2024038592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142704
出願日2022-09-08
発明の名称風車用ブレード
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F03D 1/06 20060101AFI20240313BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】風車用ブレードの後縁を薄くする。
【解決手段】正圧側のブレード要素12pと負圧側のブレード要素12nを接合することで外壁が形成された風車用ブレード10である。風車用ブレード10の後縁26の少なくとも一部は、2つのブレード要素12p,12nのうちの一方(12n)が他方(12p)に比べて後方に延び出ることで、1つのブレード要素(12n)により形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
正圧側のブレード要素と負圧側のブレード要素を接合することで外壁が形成された風車用ブレードであって、
前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部は、2つの前記ブレード要素のうちの一方が他方に比べて後方に延び出ることで、1つの前記ブレード要素により形成されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の風車用ブレードであって、
前記負圧側のブレード要素が、前記正圧側のブレード要素に比べて後方に延び出ることで、前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部が前記負圧側のブレード要素により形成されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項3】
請求項2に記載の風車用ブレードであって、
前記風車用ブレードは、ブレード根からブレード先端に向かって、円筒状から羽根形状に徐々に変化するように形成されており、
前記正圧側のブレード要素の後端部が、前記羽根形状の部分で前方内側に折り返されており、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記正圧側のブレード要素の後端部の外面が前記負圧側のブレード要素の後部の内面と連続的に接合されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項4】
請求項1に記載の風車用ブレードであって、
前記正圧側のブレード要素が、前記負圧側のブレード要素に比べて後方に延び出ることで、前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部が前記正圧側のブレード要素により形成されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項5】
請求項4に記載の風車用ブレードであって、
前記風車用ブレードは、ブレード根からブレード先端に向かって、円筒状から羽根形状に徐々に変化するように形成されており、
前記負圧側のブレード要素の後端部が、前記羽根形状の部分で前方内側に折り返されており、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記負圧側のブレード要素の後端部の外面が前記正圧側のブレード要素の後部の内面と連続的に接合されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の風車用ブレードであって、
前記風車用ブレードは、ブレード根からブレード先端に向かって、円筒状から羽根形状に徐々に変化するように形成されており、
2つの前記ブレード要素のうちの一方の前端部が、前記羽根形状の部分で後方内側に折り返されて、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記一方の前端部の外面が2つの前記ブレード要素のうちの他方の前端部の内面と連続的に接合されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項7】
請求項6に記載の風車用ブレードであって、
前記正圧側のブレード要素の前端部が、前記羽根形状の部分で後方内側に折り返されており、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記正圧側のブレード要素の前端部の外面が前記負圧側のブレード要素の前端部の内面と連続的に接合されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。
【請求項8】
請求項6に記載の風車用ブレードであって、
前記負圧側のブレード要素の前端部が、前記羽根形状の部分で後方内側に折り返されており、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記負圧側のブレード要素の前端部の外面が前記正圧側のブレード要素の前端部の内面と連続的に接合されている、
ことを特徴とする風車用ブレード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風車用ブレードに関し、特に、正圧側と負圧側のブレード要素を接合することで外壁が形成された風車用ブレードに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、プロペラ形の風車を備える風力発電装置の設置が進んでいる。プロペラ形の風車は、複数のブレードと、各ブレードの翼根が接続されたハブを含んで構成される。各ブレードが風を受けることでハブが回転し、その回転エネルギーが電気エネルギーに変換される仕組みである。
【0003】
ブレードは、正圧側のブレード外壁と負圧側のブレード外壁(以下、ブレード要素と言う)を別々に製作しておき、それらを接着により一体化することで製作される場合が多い。特許文献1には、正圧側のシェルと負圧側のシェルを、ブレードの前縁部および後縁部で接着してなる風車用ブレードが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-129091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
正圧側と負圧側のブレード要素を接合することで外壁が形成された従来の風車用ブレードでは、ブレードの後縁で2つのブレード要素が重なるため、ブレードの後縁が厚くなってしまう問題がある。ブレードの後縁が厚くなると、ブレードの前方から後方に向かってブレードの正圧面と負圧面を流れる風が、ブレードの後縁の後方で円滑に合流することが阻害されてしまう。それにより、ブレードに生じる揚力が低下して、発電効率が悪化する虞がある。
【0006】
本発明の目的は、正圧側と負圧側のブレード要素を接合することで外壁が形成された風車用ブレードにおいて、ブレードの後縁を薄くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る風車用ブレードは、正圧側のブレード要素と負圧側のブレード要素を接合することで外壁が形成された風車用ブレードであって、前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部は、2つの前記ブレード要素のうちの一方が他方に比べて後方に延び出ることで、1つの前記ブレード要素により形成されている、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る風車用ブレードにおいて、前記負圧側のブレード要素が、前記正圧側のブレード要素に比べて後方に延び出ることで、前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部が前記負圧側のブレード要素により形成されている、としてもよい。
【0009】
本発明に係る風車用ブレードにおいて、前記風車用ブレードは、ブレード根からブレード先端に向かって、円筒状から羽根形状に徐々に変化するように形成されており、前記正圧側のブレード要素の後端部が、前記羽根形状の部分で前方内側に折り返されており、前記羽根形状の部分から前記円筒状の部分にわたって、前記正圧側のブレード要素の後端部の外面が前記負圧側のブレード要素の後部の内面と連続的に接合されている、としてもよい。
【0010】
本発明に係る風車用ブレードにおいて、前記正圧側のブレード要素が、前記負圧側のブレード要素に比べて後方に延び出ることで、前記風車用ブレードの後縁の少なくとも一部が前記正圧側のブレード要素により形成されている、としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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