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公開番号2024021977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022125216
出願日2022-08-05
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/31 20180101AFI20240208BHJP(照明)
要約【課題】リフレクタを備えるランプにおいて多機能化を図った場合に、各機能においてそれぞれ要求される配光を満たすことを可能にした車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源11と、複数の単位リフレクタ131が一体に配列されたリフレクタ13と、各単位リフレクタ131で反射された光を所要の配光とするインナーレンズ15とを備える。光源11は異なる色光を発光する第1光源112と第2光源113を含んで単位リフレクタのそれぞれに配設される。単位リフレクタ131は光反射面が多数の細分面部131dに細分化されており、各細分面部131dはそれぞれ第1光源112と第2光源113の光の反射方向を制御する構成である。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
光源と、複数の単位リフレクタが一体に配列されたリフレクタと、各単位リフレクタで反射された光を所要の配光とするインナーレンズとを備え、前記光源は異なる色光を発光する第1光源と第2光源を含んで前記単位リフレクタのそれぞれに配設され、前記単位リフレクタは光反射面が多数の細分面部に細分化されており、各細分面部はそれぞれ第1光源と第2光源の光の反射方向を制御する構成である車両用灯具。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記単位リフレクタの光反射面は放物面を基準として構成され、当該放物面の焦点に第1光源が配設され、当該焦点を外れた位置に第2光源が配設される請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記細分面部の一部は放物面と異なる面形状に構成される請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
第1光源はアンバー色光を発光する光源であり、第2光源は白色光を発光する光源である請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記リフレクタは複数の単位リフレクタが車両の前後方向にずれて車幅方向に配列された階段状に構成される請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記リフレクタと前記インナーレンズとの間に、当該リフレクタを覆うインナーカバーを備える請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記インナーカバーは前記単位リフレクタの境界に形成されている段差壁を覆う覆板を備える請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記インナーレンズの前側に配設され、当該インナーレンズの発光エリアを除く領域を覆うアウターカバーを備える請求項7に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記リフレクタ、インナーレンズ、インナーカバー及びアウターカバーが一体的に組み立てられている請求項8に記載の車両用灯具。
【請求項10】
第1光源の発光時にターンシグナルランプとして点灯され、第2光源の発光時にクリアランスランプ又はデイタイムランニングランプとして点灯される請求項4ないし9のいずれかに記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は自動車等の車両に装備して好適な車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具、例えば、自動車のCL(クリアランスランプ)やDRL(デイタイムランニングランプ)等の補助ランプとして、近年、横方向(車幅方向)に直線状に延びる発光面を有するランプが提供されている。この種のランプは、例えば、横方向に延びる導光体をインナーレンズとして備え、光源の光をこのインナーレンズの一面に導光させ、導光させた光をインナーレンズの発光面としての他面から出射させる構成がとられている。このようなインナーレンズを導光体で構成したランプでは、所要の配光を得るためにはレンズが厚くなることを回避することが難しく、ランプの軽量化を図る上での障害になっている。
【0003】
一方で、導光体を使用する代わりに光源の光をリフレクタで反射し、反射した光を薄型のインナーレンズにより所要の配光を得るようにしたランプが提案されている。例えば、特許文献1には、複数のリフレクタを横方向に配列し、各リフレクタで反射された光をインナーレンズにより所要の配光を得るランプが提案されている。このようにリフレクタを備えるランプでは、インナーレンズの薄型化が実現でき、ランプの軽量化が実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-154913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、一つのランプを多機能化することが図られており、例えば、CLやDRLをTSL(ターンシグナルランプ)としても機能するようにランプを構成することが提案されている。すなわち、一つのランプに異なる色光を発光する複数の光源を配設し、これらの光源の発光を切り換えることによりランプを異なる機能ランプとする構成である。例えば、CLやDRLの光源としての白色光を発光する白色LED(発光ダイオード)と、TSLの光源としてのアンバー色光を発光するアンバーLEDを一つのランプに配設し、これらを切り換えて発光させることにより、当該ランプをCL,DRLとして、あるいはTSLとして機能させることができる。
【0006】
このような多機能化のランプを特許文献1に記載の構成のランプで実現しようとする場合、異なる光源についてのそれぞれの配光が問題となる。すなわち、リフレクタは一つの光源について所要の配光となるように光反射特性が設計されているため、他の光源について光反射特性を満足させることが難しくなる。この点については後述するが、例えば、リフレクタを放物面で構成した場合に、その焦点に配置される光源と、焦点をずれた位置に配置される光源とではリフレクタの光反射特性が相違されるため、両光源のそれぞれに要求される配光を満たすことが困難になる。そのため、ランプにおける多機能化を進める上での障害になっている。
【0007】
本発明の目的は、多機能化を図ったランプにおいても、各機能においてそれぞれ要求される配光を満たすことを可能にした車両用灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、光源と、複数の単位リフレクタが一体に配列されたリフレクタと、各単位リフレクタで反射された光を所要の配光とするインナーレンズとを備えており、光源は異なる色光を発光する第1光源と第2光源を含んで単位リフレクタのそれぞれに配設される。単位リフレクタは光反射面が多数の細分面部に細分化されており、各細分面部はそれぞれ第1光源と第2光源の光の反射方向を制御する構成である。
【0009】
本発明は、単位リフレクタの光反射面は放物面を基準として構成され、当該放物面の焦点に第1光源が配設され、当該焦点を外れた位置に第2光源が配設される。その上で、細分面部の一部は放物面と異なる面形状に構成される。例えば、第1光源はアンバー色光を発光する光源であり、第2光源は白色光を発光する光源である。
【0010】
本発明の好ましい形態は、リフレクタは複数の単位リフレクタが車両の前後方向に階段状に配列される。また、リフレクタとインナーレンズとの間に、リフレクタを覆うインナーカバーを備えることが好ましい。この場合において、インナーカバーは単位リフレクタの境界に形成されている段差壁を覆う覆板を備えることが好ましい。さらに、インナーレンズの前側に配設され、インナーレンズの発光エリアを除く領域を覆うアウターカバーを備えることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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