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公開番号2024019900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-14
出願番号2022122662
出願日2022-08-01
発明の名称熱交換器用フィン材
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人個人,個人
主分類F28F 1/12 20060101AFI20240206BHJP(熱交換一般)
要約【課題】従来技術よりも着霜を抑制できる熱交換器用フィン材を提供する。
【解決手段】金属板と、前記金属板の少なくとも一方の面に配置された皮膜とを含み、
前記皮膜は、ポリアルキレングリコール基およびアルコキシシリル基を有する第1化合物に由来する部分と、フルオロアルキル基およびアルコキシシリル基を有する第2化合物に由来する部分と、を含む、熱交換器用フィン材。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
金属板と、前記金属板の少なくとも一方の面に配置された皮膜とを含み、
前記皮膜は、ポリアルキレングリコール基およびアルコキシシリル基を有する第１化合物に由来する部分と、フルオロアルキル基およびアルコキシシリル基を有する第２化合物に由来する部分と、を含む、熱交換器用フィン材。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記金属板と前記皮膜との間に、水酸基を含む中間層を有する、請求項１に記載の熱交換器用フィン材。
【請求項３】
前記第１化合物は下記一般式（１）で表され、前記第２化合物は下記一般式（２）で表される、請求項１または２に記載の熱交換器用フィン材。
Ｘ－ＳｉＲ
１
３－ａ
（ＯＲ
２
）
ａ
・・・（１）
Ｙ－ＳｉＲ
３
３－ｂ
（ＯＲ
４
）
ｂ
・・・（２）
式（１）及び（２）中、Ｘはポリアルキレングリコール基を含む一価の有機基であり、Ｙはフルオロアルキル基を含む一価の有機基であり、Ｒ
１
、Ｒ
２
、Ｒ
３
およびＲ
４
は、各出現において独立して、炭素数１～１０のアルキル基であり、ａおよびｂは１～３の整数である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は熱交換器用フィン材に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
空調機の熱交換器のフィンには、暖房運転時に結露水が付着し得る。結露水は凍結して霜となり、熱交換器の性能を低下させる。またフィンから霜を除去するためには、除霜運転を行う必要があり、それにより熱交換器で消費するエネルギーが増加する。
【０００３】
上記問題を解決するために、特許文献１には、合成シリカを含む塗料を金属板に塗布して着霜を低減する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開昭５５－１６４２６４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示されるような従来技術においても、着霜抑制効果は不十分である場合があり、さらなる改善が必要とされている。
【０００６】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的の１つは、従来技術よりも着霜を抑制できる熱交換器用フィン材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の態様１は、
金属板と、前記金属板の少なくとも一方の面に配置された皮膜とを含み、
前記皮膜は、ポリアルキレングリコール基およびアルコキシシリル基を有する第１化合物に由来する部分と、フルオロアルキル基およびアルコキシシリル基を有する第２化合物に由来する部分と、を含む、熱交換器用フィン材である。
【０００８】
本発明の態様２は、
前記金属板と前記皮膜との間に、水酸基を含む中間層を有する、態様１に記載の熱交換器用フィン材である。
【０００９】
本発明の態様３は、
前記第１化合物は下記一般式（１）で表され、前記第２化合物は下記一般式（２）で表される、態様１または２に記載の熱交換器用フィン材である。
Ｘ－ＳｉＲ
１
３－ａ
（ＯＲ
２
）
ａ
・・・（１）
Ｙ－ＳｉＲ
３
３－ｂ
（ＯＲ
４
）
ｂ
・・・（２）
式（１）及び（２）中、Ｘはポリアルキレングリコール基を含む一価の有機基であり、Ｙはフルオロアルキル基を含む一価の有機基であり、Ｒ
１
、Ｒ
２
、Ｒ
３
およびＲ
４
は、各出現において独立して、炭素数１～１０のアルキル基であり、ａおよびｂは１～３の整数である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の実施形態によれば、従来技術よりも着霜を抑制できる熱交換器用フィン材を提供することが可能である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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