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公開番号2024018179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121345
出願日2022-07-29
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 43/00 20060101AFI20240201BHJP(時計)
要約【課題】耐磁性能を維持しつつ小型化が可能な時計を提供する。
【解決手段】ケースと、ケースの中に配置され、地板と、地板に配置され複数の歯車を備える輪列50と、輪列50を保持する輪列受と、地板の面に平行な方向から見た側面視で地板と輪列受との間に配置される第1耐磁部品31と、を有するムーブメント10と、を備え、第1耐磁部品31は、平面視で、環状であると共に、地板の外周より内側に配置され、側面視で、輪列が配置される範囲内に配置され、輪列50は、平面視で、環状の内側に少なくとも一部が配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースの中に配置され、地板と、前記地板に配置され複数の歯車を備える輪列と、前記輪列を保持する輪列受と、前記地板の面に平行な方向から見た側面視で前記地板と前記輪列受との間に配置される第1耐磁部品と、を有するムーブメントと、
を備え、
前記第1耐磁部品は、前記地板の面に垂直な方向から見た平面視で、環状であると共に、前記地板の外周より内側に配置され、前記側面視で、前記輪列が配置される範囲内に配置され、
前記輪列は、前記平面視で、前記第1耐磁部品の内側に少なくとも一部が配置される、時計。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の時計であって、
前記ムーブメントは、
ぜんまいを備える機械的エネルギー源と、
回転錘と、
前記回転錘の回転に基づいて前記ぜんまいを回巻する自動巻き輪列と、
を備え、
前記輪列は、自動巻き輪列である、時計。
【請求項3】
請求項1に記載の時計であって、
前記ムーブメントは、
機械的エネルギー源と、
前記機械的エネルギー源によって駆動されて電気的エネルギーを発生する発電機と、
を備え、
前記第1耐磁部品は、前記発電機における前記裏蓋側の一部を覆う、時計。
【請求項4】
請求項3に記載の時計であって、
前記ムーブメントは、
前記発電機の側面の一部を覆う第2耐磁部品を備え、
前記第2耐磁部品は、前記発電機の側面の一部を覆い、前記平面視で前記地板の外周より内側に配置され、前記第1耐磁部品の一部と接触している、時計。
【請求項5】
請求項3に記載の時計であって、
前記第1耐磁部品は、前記地板の面に垂直な方向に段差を有し、
前記段差内に前記輪列の一部が配置される、時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外部からの磁界に対してシールドすることが可能な耐磁板を備える電子制御式機械時計の構成が開示されている。具体的には、耐磁板は、ムーブメントの裏蓋側、ムーブメントの外周側、に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-108764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ムーブメントの裏蓋側、外周側に耐磁板が配置されているので、時計が厚くなったり、時計の外径寸法が大きくなったりする。つまり、耐磁性能を維持しつつ、薄型化及び小径化が可能な時計が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
時計は、ケースと、前記ケースの中に配置され、地板と、前記地板に配置され複数の歯車を備える輪列と、前記輪列を保持する輪列受と、前記地板の面に平行な方向から見た側面視で前記地板と前記輪列受との間に配置される第1耐磁部品と、を有するムーブメントと、を備え、前記第1耐磁部品は、前記地板の面に垂直な方向から見た平面視で、環状であると共に、前記地板の外周より内側に配置され、前記側面視で、前記輪列が配置される範囲内に配置され、前記輪列は、前記平面視で、前記第1耐磁部品の内側に少なくとも一部が配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
時計の文字板側の構成を示す平面図。
時計の裏蓋側の構成を示す平面図。
ムーブメントの文字板側を示す平面図。
ムーブメントの日車を外した状態を示す平面図。
図2及び図7に示すムーブメントのD-D線に沿う断面図。
ムーブメントの裏蓋側を示す平面図。
ムーブメントの輪列受を外した状態を示す平面図。
第1耐磁部品の構成を示す平面図。
図8Aに示す第1耐磁部品のA-A線に沿う断面図。
図8Aに示す第1耐磁部品のB-B線に沿う断面図。
第2耐磁部品の構成を示す平面図。
図9Aに示す第2耐磁部品のC-C線に沿う断面図。
図7に示すムーブメントのE部を拡大して示す斜視図。
図7に示すムーブメントのF部を拡大して示す斜視図。
外部磁界の強さとステーターに流れる磁束密度との関係を示すグラフ。
変形例の固定方法を示す断面図。
変形例の固定方法を示す断面図。
変形例の固定方法を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の各図においては、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸、及びZ軸として説明する。X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」とし、矢印の方向が+方向であり、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、+Z方向を「上」又は「上方」、-Z方向を「下」又は「下方」ということもあり、+Z方向または-Z方向から見ることを平面視あるいは平面的ともいう。また、Z方向+側の面を上面、これと反対側となるZ方向-側の面を下面として説明する。
【0008】
まず、図1及び図2を参照しながら、時計1の構成を説明する。
【0009】
図1に示すように、時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、円筒状のケース2を備え、ケース2の内周側に、文字板3が配置されている。ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラス8で塞がれており、裏面側の開口は裏蓋9で塞がれている。なお、ケース2と裏蓋9とは別体でなくてもよく、一体で形成されていてもよい。
【0010】
図2に示すように、裏蓋9は、リング状の枠9Aと、枠9Aに取り付けられた裏蓋ガラス9Bと、によって構成されている。本実施形態の時計1は、時計1の裏蓋9側から、回転錘15やパワーリザーブ針を視認可能なスケルトンタイプの時計である。
(【0011】以降は省略されています)

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