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公開番号2024003355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022102437
出願日2022-06-27
発明の名称文字板の加飾方法、文字板、および時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 19/06 20060101AFI20240105BHJP(時計)
要約【課題】薄型で、立体感を有する加飾が施された文字板を提供すること。
【解決手段】文字板は、レーザー照射により形成された凹部と、前記凹部の底面にレーザー照射により形成され、第1方向に延在する第1溝と、前記第1方向と交差する第2方向に延在する第2溝とを含み、複数本の前記第1溝と、複数本の前記第2溝とにより区画された領域に設けられた複数本の突起部を有する加飾部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のレーザー照射により、凹部を形成する第1工程と、
第2のレーザー照射により、前記凹部の少なくとも一部に溝を形成する第2工程と、
を含む文字板の加飾方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記凹部は、底面が略平らな窪みである、
請求項1に記載の文字板の加飾方法。
【請求項3】
前記溝は、
第1方向に延在する第1溝と、
前記第1方向と交差する第2方向に延在する第2溝とを含み、
複数本の前記第1溝と、複数本の前記第2溝とにより区画された領域には、突起部が形成されている、
請求項2に記載の文字板の加飾方法。
【請求項4】
複数本の前記第1溝、および、複数本の前記第2溝は、
前記凹部の前記底面の全てに形成される、
請求項3に記載の文字板の加飾方法。
【請求項5】
前記凹部の深さは、50μm以上200μm以下であり、
前記凹部の前記底面からの前記第1溝、および、前記第2溝の深さは、25μm以上150μm以下である、
請求項3または4に記載の文字板の加飾方法。
【請求項6】
前記凹部の前記底面からの前記第1溝、および、前記第2溝の深さは、100μm以上150μm以下である、
請求項5に記載の文字板の加飾方法。
【請求項7】
前記第1溝、前記第2溝、および、前記突起部を覆うクリア層を形成する第3工程を、さらに含む、
請求項3または4に記載の文字板の加飾方法。
【請求項8】
前記第1のレーザー照射および前記第2のレーザー照射は、フェムト秒レーザー照射である、
請求項3または4に記載の文字板の加飾方法。
【請求項9】
レーザー照射により形成された凹部と、
前記凹部の底面にレーザー照射により形成され、第1方向に延在する第1溝と、前記第1方向と交差する第2方向に延在する第2溝とを含み、
複数本の前記第1溝と、複数本の前記第2溝とにより区画された領域に設けられた複数本の突起部を有する加飾部と、を備える、
文字板。
【請求項10】
前記凹部、および、前記加飾部は、目盛、模様、または、ロゴの部分に設けられる、
請求項9に記載の文字板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、文字板の加飾方法、文字板、および当該文字板を備えた時計に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
文字板などの時計部品に対してレーザー加工による加飾を施す技術が知られている。例えば、特許文献1には、レーザー加工を用いて時計部品に複数本の溝を設けることにより、多様な明度表現を可能とした加飾方法が公開されている。詳しくは、溝の深さが浅い箇所と、溝の深さが深い箇所とを存在させることにより、光の反射度合いを変化させて、多様な明度表現を可能としていた。
【0003】
例えば、当該文献の図17には、洋白からなる基材に、格子状に複数本の溝を形成し、当該溝の深さを変化させた際における明度の変化が示されている。図17からすると、溝の深さが100μmのときの明度L
*
は、約13となっている。明度L
*
が13の場合、その加飾部は黒色となり、銀白色の洋白に対してコントラストが高く、鮮明に観察されるため、例えば、文字板の時目盛に適用すると好適と考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-11407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の加飾方法には、改良の余地があった。例えば、白色系の文字板に、格子状の加飾による時目盛を設けた場合、白地の中に黒色の時目盛が鮮明に観察されるが、立体感が乏しいという課題があった。これは、時目盛が文字板の表面に、面一に加飾されているからである。
また、立体感を得るために、文字板に時目盛となる略字を植えることも考えられるが、その場合、略字の上に指針を設ける必要があるため、薄型化が困難であった。
つまり、薄型で、立体感を有する加飾方法が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る一態様の文字板の加飾方法は、第1のレーザー照射により、凹部を形成する第1工程と、第2のレーザー照射により、前記凹部の少なくとも一部に溝を形成する第2工程と、を含む。
【0007】
本願に係る一態様の文字板は、レーザー照射により形成された凹部と、前記凹部の底面にレーザー照射により形成され、第1方向に延在する第1溝と、前記第1方向と交差する第2方向に延在する第2溝とを含み、複数本の前記第1溝と、複数本の前記第2溝とにより区画された領域に設けられた複数本の突起部を有する加飾部と、を備える。
【0008】
本願に係る一態様の時計は、上記の文字板と、時針および分針を含む指針と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る時計の正面図。
図1のb-b断面における断面図。
加飾部の斜視図。
時目盛の加飾方法の流れを示すフローチャート図。
レーザー加工装置の概略構成図。
図2のc部の拡大図。
第1溝の深さと明度との相関関係を示すグラフ図。
加飾が施された時目盛の拡大写真図。
実施形態2に係る時目盛の平面図。
実施形態3に係る時目盛の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態1
***時計の概要***
図1は、時計の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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