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公開番号2023079126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021204637
出願日2021-11-26
発明の名称吸音・防音材固定具
出願人個人
代理人
主分類E04B 1/86 20060101AFI20230531BHJP(建築物)
要約【課題】本発明は、合成樹脂製のアンカーにフィンを多数列設置しコンクリートなどに吸音・防音資材を固定する固定具をより容易に打ち込み、且つより引き抜き強度を強化する性能を持たせる技術に関するものである。
【解決手段】本発明は、フィンの列を4分割し千鳥に設けることにより、わずかに蛇行しながら切削の穴に潜り込み、より容易に打ち込みができ、且つ引き抜きに対する抵抗がわずかな蛇行でもぐり込むがため大きくなり問題点を解決している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
コンクリートやＡＬＣブロック造等の、壁や天井スラブに吸音や防音の為に（以下「防音」という）グラスウールやロックウールなどを留め付ける合成樹脂製のアンカーには、コンクリートに固着させるため芯の周りに多数の円錐状のフィンを設けるが、より固着強度を上げる為、４分割したフィンを互い違いに千鳥に配置し打ち込み易くまた、より引き抜きに抵抗し強く固着することを特徴とする吸音・防音材等の固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、合成樹脂製のアンカーに切り起こし爪を数列設置しコンクリートなどに吸音・防音資材を固定する固定具に関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
グラスウールやロックウールでの防音工事の為、合成樹脂製のアンカーを使用することがある。既存のアンカーは芯の周囲にフィンを平行に多数列設け、ドリルで掘削した穴にアンカーを打ち込みそのフィンでアンカーの引き抜きに抵抗し防音材などを固定している。時に断熱材を固定することもある
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
「タイルメント株式会社ＷＥＢカタログ」ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｃａｔａｌａｂｏ．ｏｒｇ／ｉｐｏｒｔａｌ／ＣａｔａｌｏｇＶｉｅｗＩｎｔｅｒｆａｃｅＳｔａｒｔＵｐＡｃｔｉｏｎ．ｄｏ？ｍｅｔｈｏｄ＝ｓｔａｒｔＵｐ＆ｍｏｄｅ＝ＰＡＧＥ＆ｖｏｌｕｍｅＩＤ＝ＣＡＴＡＬＡＢＯ＆ｃａｔａｌｏｇＩｄ＝５３３７０９１００００＆ｐａｇｅＧｒｏｕｐＩｄ＝＆ｄｅｓｉｇｎＩＤ＝ｌｉｎｋ＆ｃａｔａｌｏｇＣａｔｅｇｏｒｙＩｄ＝＆ｄｅｓｉｇｎＣｏｎｆｉｒｍＦｌｇ＝
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【】
アンカーを打ち込むときに、フィンが同一円周上にあり平行に並んでいるため、周囲の側面に同時にフィンが当たり周囲のコンクリートに削られ僅かながら隙間を生じ緩みが生じる。
【０００４】
前述の欠点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明のアンカーは、フィンの列を４分割し千鳥に設けることにより、より容易に打ち込みができ、且つ引き抜きに対する抵抗を強くしたいという問題点を解決している。
【発明の効果】
【０００６】
上述のように、本発明の防音材固定アンカーは、フィンの列を千鳥に設けることによりドリル穴に幾分生じる凸凹状態の突起に合わせてわずかに上下左右に動きが揺れ蛇行しながら切削の穴に潜り込み、より容易に掘削穴に打ち込みができる。
【０００７】
且つ、わずかな蛇行でより掘削穴の表面と密な状態でもぐり込むため、引き抜きに対する抵抗が大きくなり引き抜き強度がおおきくなる。ドリル穴切削時に部分的に隙間が生じても蛇行して入り込むため、引き抜き力維持の調節効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の吸音材・防音材等の固定具の実施例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
フィンの列を、縦に４分割し千鳥に設置する。
４分割したフィンの列をさらに上下に２段に分け４５度ずらすことも可能である。また１列ごとに千鳥にすることも可能である。
軸にはリブを設けることも強度を増すため可である。
【実施例】
【００１０】
以下、添付図面［図１］により実施例を説明する。フィンの列を、４分割し千鳥に設置する
（【００１１】以降は省略されています）

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