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公開番号
2025165378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2025054470
出願日
2025-03-27
発明の名称
神経障害の予防又は改善剤
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
31/216 20060101AFI20251027BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】神経損傷による神経機能低下によって生じる神経障害の予防又は改善剤を提供する。
【解決手段】グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経障害の予防又は改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経障害の予防又は改善剤。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経再生促進剤。
【請求項3】
グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経損傷後の運動機能回復促進剤。
【請求項4】
グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経損傷後の筋萎縮抑制剤。
【請求項5】
グルコノデルタラクトンとモノカフェオイルキナ酸又はその塩を組み合わせてなる神経障害性疼痛の予防又は改善剤。
【請求項6】
グルコノデルタラクトンと、セイヨウスモモ若しくはコーヒー豆又はこれらの抽出物を組み合わせてなる神経障害の予防又は改善剤。
【請求項7】
グルコノデルタラクトンと、セイヨウスモモ若しくはコーヒー豆又はこれらの抽出物を組み合わせてなる神経再生促進剤。
【請求項8】
グルコノデルタラクトンと、セイヨウスモモ若しくはコーヒー豆又はこれらの抽出物を組み合わせてなる神経損傷後の運動機能回復促進剤。
【請求項9】
グルコノデルタラクトンと、セイヨウスモモ若しくはコーヒー豆又はこれらの抽出物を組み合わせてなる神経損傷後の筋萎縮抑制剤。
【請求項10】
グルコノデルタラクトンと、セイヨウスモモ若しくはコーヒー豆又はこれらの抽出物を組み合わせてなる神経障害性疼痛の予防又は改善剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、神経障害の予防又は改善剤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
神経組織が損傷を受けると、損傷を受けた神経が支配する効果器に障害が起こる。
神経損傷の代表的な例である脳卒中の患者数は、日本国内で約120万人と非常に多く、社会的損失は甚大である。
【0003】
脳卒中や交通事故などにより、神経損傷が生じた場合、神経機能を回復するために、リハビリテーションが推奨されている。しかしながら、現状のリハビリテーションによる当該機能の回復効果は、不十分であり、リハビリテーションを行っても障害が残る場合や、社会復帰できない場合が多く報告されている。このように、従来のリハビリテーションによる神経機能回復効果には限界があり、リハビリテーション効果を促進する作用を有する有用な手段が求められている。
【0004】
また、神経障害は、糖尿病の合併症(糖尿病性神経障害)としても多く見られる症状で、この場合、便秘と下痢のくり返し、勃起障害、立ちくらみ、発汗異常などの自律神経障害や感覚鈍麻や異常感覚を呈する感覚神経障害などを発現する。これらは、末梢神経線維の脱落や神経機能の低下によって、体の各部に異常をきたした結果と考えられている。多くの場合、足のしびれ、痛みなどの自覚症状に始まり徐々に中枢側の神経へと症状が拡大し、適切な治療を受けないと感覚神経線維の脱落により痛みや熱さを感じることができなくなる。その結果、足潰瘍の形成、さらに放置すると壊疽となり、最悪、下肢切断となり、患者のQuality of life(QOL)は著しく低下する。
【0005】
また、加齢に伴う筋機能低下においても、神経機能低下の寄与が報告されており(非特許文献1)、超高齢社会の日本において、低下した神経機能を改善させる技術や神経機能の低下を予防する技術の創出は重要である。
【0006】
神経が障害を受けると多くの場合、痛みとして感受される(神経障害性疼痛)。疼痛は、日常生活の不便や不快感、労働意欲の減退を招き、生活の質(Quality of Life)の低下を招く。神経障害性疼痛は、障害を受けた神経が興奮し続け、障害を受けた神経から痛みを伝達する物質が過剰に放出されている状態である。そのため、痛みの原因や病原巣が除去されて疾病が治っても、痛みが長期間続いたり、少しの刺激で強い痛みを感じたり、天気・気候の変化で痛みを感じたり、動かなくとも痛みを感じたりしてしまう。神経障害性疼痛は、しばしば、電気が走るような痛みや強いしびれなどの症状として発現する。
また、神経障害は肩コリや腰のハリといった不快感を引き起こすもある。例えば、頸椎神経根圧迫がある患者では、首や肩に痛みやコリなどの症状が現れることがある。このような患者に対して、神経根ブロック注射を行うと、圧迫された神経根が緩和され、痛みやコリが軽減することが報告されている(非特許文献2)。
【0007】
神経障害性疼痛は、カルシウムチャネルを通じてカルシウムが神経細胞内に入ることによって神経細胞が興奮し、神経伝達物質が過剰に放出されることがメカニズムの一つと考えられていることから、その治療・予防にはカルシウムチャネル阻害剤が用いられる場合が多い。また、抗うつ薬や抗てんかん薬が用いられる場合もある。さらに、これらの薬物では痛みが治まらず、日常動作に障害となる場合は、オピオイドのような麻薬系の鎮痛薬も用いられる。
【0008】
一方、ネオクロロゲン酸、クロロゲン酸のようなモノカフェオイルキナ酸を含むサトウキビ梢頭部抽出物には、アミロイドβからの神経細胞の保護作用があり、学習障害や記憶障害の改善に有用であることが報告されている(特許文献1)。
しかしながら、モノカフェオイルキナ酸及びこれを含むコーヒー豆抽出物やセイヨウスモモ抽出物、さらにはこれらと特定のラクトン化合物とを併用した場合に、神経障害に対して改善効果を発揮することは全く知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2021/167012号
【非特許文献】
【0010】
Nutrition 28: 495-503, 2012
Eur Radiol. 25: 3405-3413, 2015
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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