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公開番号
2025164198
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024068012
出願日
2024-04-19
発明の名称
推定方法および推定システム
出願人
花王株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20251023BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ユーザの体表の所定領域の時系列画像から血流変化情報を算出し、精神的主観評価レベルおよび肉体的主観評価レベルを推定する技術を提供する。
【解決手段】推定方法は、ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定方法であって、ユーザの体表の所定領域の時系列画像を取得する画像取得工程と、時系列画像に基づいて血流の経時変化に相関する数値を算出する血流変化算出工程と、算出した前記血流の経時変化に相関する数値の変化に基づき脈拍の少なくとも1周期分の血管内の血流量の経時的な変化である血流変化情報を算出する周期血流量算出工程と、算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する主観評価レベル推定工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定方法であって、
ユーザの体表の所定領域の時系列画像を取得する画像取得工程と、
時系列画像に基づいて血流の経時変化に相関する数値を算出する血流変化算出工程と、
算出した前記血流の経時変化に相関する数値の変化に基づき脈拍の少なくとも1周期分の血管内の血流量の経時的な変化である血流変化情報を算出する周期血流量算出工程と、
算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する主観評価レベル推定工程と、
を含む、推定方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記周期血流量算出工程は、前記血流変化情報を複数周期分算出し、所定条件を満たす前記血流変化情報を平均化する平均化工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の推定方法。
【請求項3】
算出された前記血流変化情報に基づいて血行状態を示す組織血行動態指標を算出する組織血行動態指標算出工程をさらに含み、
前記主観評価レベル推定工程は、前記組織血行動態指標に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定することを特徴とする請求項1または2に記載の推定方法。
【請求項4】
算出された前記血流変化情報に対して主成分分析を行い、寄与率が所定値以上の主成分を解析する解析工程をさらに含み、
前記主観評価レベル推定工程は、解析結果に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定することを特徴とする請求項1または2に記載の推定方法。
【請求項5】
算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの血流に係わる客観評価レベルを推定する客観評価レベル推定工程をさらに含み、
推定した前記客観評価レベル、前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルに基づき前記ユーザの血管の状態を評価する評価工程をさらに含み、
前記評価工程は、前記ユーザの血管が短期的な血管の機能変化状態か、前記短期的な血管の機能変化状態を包含する長期的な血管の機能変化状態であるか、それ以外の血管の状態であるかを評価することを特徴とする請求項1または2に記載の推定方法。
【請求項6】
前記血流変化情報に影響する製品または生活習慣改善手法の推奨方法を提示する提示工程をさらに含み、
前記提示工程は、推定した前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルに基づき前記製品または前記生活習慣改善手法を提示することを特徴とする請求項1または2に記載の推定方法。
【請求項7】
算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの血流に係わる客観評価レベルを推定する客観評価レベル推定工程をさらに含み、
前記提示工程は、推定した前記ユーザの精神的主観評価レベル、前記ユーザの肉体的主観評価レベル、および前記客観評価レベルに基づき前記製品または前記生活習慣改善手法を提示することを特徴とする請求項6に記載の推定方法。
【請求項8】
前記ユーザを示すキャラクタを表示手段に表示する表示工程をさらに含み、
前記表示工程は、推定した前記ユーザの精神的主観評価レベル、前記ユーザの肉体的主観評価レベル、および前記客観評価レベルに基づく前記キャラクタの表示態様を表示することを特徴とする請求項7に記載の推定方法。
【請求項9】
制御装置を用いて、ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定システムであって、
前記ユーザの体表の所定領域の時系列画像を取得する画像取得手段と、
前記時系列画像に基づいて血流の経時変化に相関する数値を算出する血流変化算出手段と、
算出した前記血流の経時変化に相関する数値の変化に基づき脈拍の少なくとも1周期分の血管内の血流量の経時的な変化である血流変化情報を算出する周期血流量算出手段と、
算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する主観評価レベル推定手段と、
を含む、推定システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの精神的主観評価レベルおよびユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
レーザースペックル法により皮膚の血流量を計測する方法がある(特許文献1)。
また、脈波計測器により計測した脈波と環境条件などの指標とにより熱疲労、精神的疲労、身体的疲労を評価する方法がある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6507639号公報
特開2019-136114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、レーザ光を照射し撮影した光強度画像を用いて計測するため、ユーザが日々の生活の中で皮膚の血流量を計測するのには適していなかった。
また、特許文献2では、脈波の計測を脈波計測器で行っており、また、脈波以外も測定が必要であり、日々の生活の中で精神的主観評価レベルおよび肉体的主観評価レベルを推定するのには適していなかった。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定方法に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定方法であって、ユーザの体表の所定領域の時系列画像を取得する画像取得工程と、前記時系列画像に基づいて血流の経時変化に相関する数値を算出する血流変化算出工程と、算出した前記血流の経時変化に相関する数値の変化に基づき脈拍の少なくとも1周期分の血管内の血流量の経時的な変化である血流変化情報を算出する周期血流量算出工程と、算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する主観評価レベル推定工程と、を含む、推定方法に関する。
【0007】
また、本発明は、制御装置を用いて、ユーザの体表を撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する推定システムであって、ユーザの体表の所定領域の時系列画像を取得する画像取得手段と、前記時系列画像に基づいて血流の経時変化に相関する数値を算出する血流変化算出手段と、算出した前記血流の経時変化に相関する数値の変化に基づき脈拍の少なくとも1周期分の血管内の血流量の経時的な変化である血流変化情報を算出する周期血流量算出手段と、算出された前記血流変化情報に基づいて前記ユーザの精神的主観評価レベルおよび前記ユーザの肉体的主観評価レベルを推定する主観評価レベル推定手段と、を含む、推定システムに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明により提供される方法によれば、取得した時系列画像から算出した血流の経時変化に相関する数値に基づいて血流変化情報を算出し、ユーザの精神的主観評価レベルおよび肉体的主観評価レベルを推定できるため、日々の精神的および肉体的な健康管理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
血流変化情報の算出方法の概念図である。
LSFGにより血流変化情報を抽出し組織血行動態指標を算出した場合と本発明の推定方法によって血流変化情報を抽出し組織血行動態指標を算出した場合との比較結果を示す図である。
LSFGにより血流変化情報を抽出し組織血行動態指標を算出した場合と本発明の推定方法によって血流変化情報を抽出し組織血行動態指標を算出した場合との比較結果を示す図である。
推定方法のフローチャートである。
血流変化算出工程を示すフローチャートである。
周期血流量算出工程を示すフローチャートである。
(1)は血流変化情報の計算過程を説明する図であり、(2)は血流変化情報の計算過程を説明する図であり、(3)は血流変化情報の計算過程を説明する図である。
各組織血行動態指標を説明する図である。
組織血行動態指標を算出するフローチャートである。
(1-1)は算出結果を示す図であり、(1-2)は算出結果を示す図であり、(2)は算出結果を示す図である。
(1)は算出結果を示す図であり、(2)は算出結果を示す図であり、(3)は算出結果を示す図である。
評価結果を示す図である。
評価結果を示す図である。
主成分と実年齢との関係を示す図である。
評価結果を示す図である。
評価工程の一例を示す図である。
推定システムの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態の例について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の図面は、いずれも本発明の技術思想、構成及び動作を説明するためのものであり、その構成を具体的に限定するものではない。また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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