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公開番号2025162373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065639
出願日2024-04-15
発明の名称吊りボルト固定治具および電気機器の固定方法
出願人オーケー器材株式会社
代理人個人
主分類F16B 7/18 20060101AFI20251020BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】吊りボルトに振止め部材を取り付ける作業の効率を向上できる、吊りボルト固定治具および電気機器の固定方法を提供する。
【解決手段】吊りボルト固定治具9は、建築物において電気機器を支持する複数の吊りボルト2を所定のボルト位置関係で固定する。吊りボルト固定治具9は、複数の吊りボルト2の下部に固定される治具本体10を備える。治具本体10は、吊りボルト2に係合する複数の係合部と、人が入ることができるように構成された開口部11と、を有する。係合部は、開口部11の周囲に、ボルト位置関係と同じ関係を有するように配置される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
建築物において電気機器(1)を支持する複数の吊りボルト(2)を所定のボルト位置関係で固定する吊りボルト固定治具(9)であって、
複数の前記吊りボルト(2)の下部に固定される治具本体(10)を備え、
前記治具本体(10)は、前記吊りボルト(2)に係合する複数の係合部(12)と、人が入ることができるように構成された開口部(11)と、を有し、
前記係合部(12)は、前記開口部(11)の周囲に、前記ボルト位置関係と同じ関係を有するように配置される、
吊りボルト固定治具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記治具本体(10)は、分解可能に構成され、または、折り畳み可能に構成される、
請求項1に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項3】
前記治具本体(10)は、前記吊りボルト(2)に交差する方向に移動すること、または、前記吊りボルト(2)に交差する面で回転することによって、前記吊りボルト(2)に取り付けまたは取り外し可能である、
請求項1に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項4】
前記係合部(12)は、前記治具本体(10)の外周縁(16)または内周縁(17)から切り込まれる切欠きとして構成される、
請求項3に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項5】
複数の前記係合部(12)は、平面視で、複数の前記係合部(12)から等距離にある点を中心とする円(C)に沿うように延びる、
請求項4に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項6】
複数の前記係合部(12)は、同じ方向に延びる、
請求項4に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項7】
前記治具本体(10)は、複数のフレーム部材(20)によって構成され、
複数の前記フレーム部材(20)は、分解可能に、前記開口部(11)を構成するように繋がる、
請求項1に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項8】
前記治具本体(10)は、複数のフレーム部材(20)によって構成され、
複数の前記フレーム部材(20)は、前記開口部(11)を構成するように繋がり、かつ、互いに向き合う2つの前記フレーム部材(20)が折畳可能に構成される、
請求項1に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項9】
前記治具本体(10)は、互いに向き合う2つの前記フレーム部材(20,52)が折り畳まれること、および、互いに向き合う2つの前記フレーム部材(20,52)が展開されることによって、前記吊りボルト(2)に取り付けまたは取り外し可能である、
請求項8に記載の吊りボルト固定治具。
【請求項10】
複数の前記係合部(12)のうちの幾つかの第1係合部(57)は、前記治具本体(10)の外周縁(16)から切り込まれる切欠きとして構成され、かつ、前記フレーム部材(20)の展開方向(DE)に延び、
複数の前記係合部(12)のうちの前記第1係合部(57)以外の第2係合部(58)は、前記治具本体(10)の外周縁(16)から切り込まれる切欠きとして構成され、かつ、前記フレーム部材(20)の展開方向(DE)に延びる、
請求項9に記載の吊りボルト固定治具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吊りボルト固定治具および電気機器の固定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建築物においてスラブまたは天井軸組構造体に、吊りボルトによって、天井開口部に電気機器を吊り下げる技術が知られている。天井開口部に配置される電気機器の例としては、天井埋込カセット形の室内機が挙げられる。この種の電気機器の固定において、耐震性向上または揺れの抑制の観点から、吊りボルトに振止め部材が取り付けられる場合がある。
【0003】
新築の建築物では、天井が張られていない状態で、室内機および振止め部材が吊りボルトに取り付けられる。この場合、振止め部材の取り付けは、吊りボルトに室内機を取り付けた後に、振止め部材を取り付けることができる。また、吊りボルトに室内機を取り付ける前に、振止め部材を取り付けることもできる。例えば、現場に室内機が届いていない場合には、時間節約のため、室内機の取り付け前に、振止め部材を吊りボルトに先に取り付ける。
【0004】
また、天井が張られた状態の既存の建築物の場合では、吊りボルトから室内機を取り外した後、開口した天井開口部に作業者が入って、振止め部材を吊りボルトに取り付ける。このように、既存の建築物の場合では、室内機が取り外された状態で、振止め部材を取り付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-145461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、吊りボルトに室内機が取り付けられていない状態で、吊りボルトに振止め部材を取り付けると、室内機の吊りボルト取付部に対して、吊りボルトの位置がずれた状態で固定されてしまうことがある。この場合、一旦、振止め部材の固定を緩め吊りボルトの位置を微調整し、再度、振止め部材で固定するといった作業のやり直しが発生する。
【0007】
吊りボルトの位置をずれないようにするためには特許文献1に記載の治具を用いることが考えられる。しかしながら、同文献の治具では、4本の吊りボルトの間の空間の中に入って作業することができない。このため、新築の建築物の場合、吊りボルトの外周を回りながら振止め部材を固定する作業が必要となるため、脚立を移動させるとともに脚立を上り下りしながらの作業となってしまう。また、既存の建築物の場合でも、天井開口部から、吊りボルトの間の空間の中に入って作業することが困難であり、吊りボルトの外周から作業をしなければならない。しかしながら、吊りボルトの外周から作業をするためには、天井開口部の外周に新たな開口部を設ける必要がある。
【0008】
本開示では、吊りボルトに振止め部材を取り付ける作業の効率を向上できる、吊りボルト固定治具および電気機器の固定方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
課題を解決する第1観点の吊りボルト固定治具は、建築物において電気機器を支持する複数の吊りボルトを所定のボルト位置関係で固定する吊りボルト固定治具であって、複数の前記吊りボルトの下部に固定される治具本体を備え、前記治具本体は、前記吊りボルトに係合する複数の係合部と、人が入ることができるように構成された開口部と、を有し、前記係合部は、前記開口部の周囲に、前記ボルト位置関係と同じ関係を有するように配置される。
【0010】
この構成によれば、吊りボルトを治具本体の係合部に係合させることによって、複数の吊りボルトを所定のボルト位置関係に固定できる。そして、複数の吊りボルトを治具本体で固定したときに、治具本体の開口部をくぐるようにしてボルト間空間に作業者が入ることができる。これによって、ボルト間空間内で、振止め部材の取付作業を行うことができる。このため、振止め部材の取付作業効率を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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