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公開番号
2025153794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056430
出願日
2024-03-29
発明の名称
リスク推定プログラム、リスク推定方法および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】訓練者が訓練対象に遭うリスクの推定精度を向上させることを課題とする。
【解決手段】情報処理装置は、訓練者が会話をしている第1の期間における訓練者の第1の生理データと、第1の期間における会話の会話情報とを取得する。情報処理装置は、会話情報に基づいて、第1の期間のうち訓練者の第1の感情が推定された第2の期間を特定する。情報処理装置は、第1の生理データのうち第2の期間の第1の生理データが補正された第2の生理データに基づいて、訓練者に対し訓練の対象となる事象が発生するリスクを推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、
訓練者が会話をしている第1の期間における前記訓練者の第1の生理データと、前記第1の期間における前記会話の会話情報とを取得し、
前記会話情報に基づいて、前記第1の期間のうち前記訓練者の第1の感情が推定された第2の期間を特定し、
前記第1の生理データのうち前記第2の期間の前記第1の生理データが補正された第2の生理データに基づいて、前記訓練者に対し訓練の対象となる事象が発生するリスクを推定する、
処理を実行させることを特徴とするリスク推定プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記取得する処理は、
レーダで計測された前記訓練者が心理活動を行っている場合の反応を前記第1の生理データとして取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載のリスク推定プログラム。
【請求項3】
前記推定する処理は、
前記第2の生理データに基づいて前記訓練者の第2の感情を推定し、
前記第2の感情に基づいて前記リスクを推定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリスク推定プログラム。
【請求項4】
前記取得する処理は、
前記訓練者が特殊詐欺を装うトレーナーと会話している前記第1の期間における前記訓練者の前記第1の生理データと、前記第1の期間における前記会話の会話情報とを取得し、
前記特定する処理は、
前記会話情報に基づいて、前記第2の期間を特定し、
前記推定する処理は、
前記第2の生理データに基づいて、前記訓練者に対し前記特殊詐欺が発生するリスクを推定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリスク推定プログラム。
【請求項5】
前記会話情報は、前記会話における前記訓練者の音声の周波数解析結果、前記会話における前記訓練者の発言内容を表すテキストの少なくとも一つを含む情報である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリスク推定プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
訓練者が会話をしている第1の期間における前記訓練者の第1の生理データと、前記第1の期間における前記会話の会話情報とを取得し、
前記会話情報に基づいて、前記第1の期間のうち前記訓練者の第1の感情が推定された第2の期間を特定し、
前記第1の生理データのうち前記第2の期間の前記第1の生理データが補正された第2の生理データに基づいて、前記訓練者に対し訓練の対象となる事象が発生するリスクを推定する、
処理を実行することを特徴とするリスク推定方法。
【請求項7】
訓練者が会話をしている第1の期間における前記訓練者の第1の生理データと、前記第1の期間における前記会話の会話情報とを取得し、
前記会話情報に基づいて、前記第1の期間のうち前記訓練者の第1の感情が推定された第2の期間を特定し、
前記第1の生理データのうち前記第2の期間の前記第1の生理データが補正された第2の生理データに基づいて、前記訓練者に対し訓練の対象となる事象が発生するリスクを推定する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リスク推定プログラム、リスク推定方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
音声データを入力して応答となる音声データを出力することで会話を実現する機械学習モデルを用いて、オレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺を訓練として疑似的に体験させ、高齢者の防犯意識を向上させる取り組みが行われている。また、訓練の様子を評価し、詐欺被害に遭うリスクを判定して訓練者にフィードバックすることで、防犯意識の更なる向上が期待できる。近年では、訓練者の呼吸や心拍の上昇、それらの値から推定した緊張、混乱状態をもとに詐欺リスクを評価する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-146214号公報
特開2023-141357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術は、訓練者が緊張状態や混乱状態に陥っていることを訓練者の呼吸や心拍から推定している。しかしながら、呼吸や心拍の変動要因は緊張状態や混乱状態以外にも考えられることから、上記技術では、訓練者が特殊詐欺などの訓練対象に遭うリスクを正確に推定ができず、推定精度が劣化する場合がある。
【0005】
一つの側面では、訓練者が訓練対象に遭うリスクの推定精度を向上させることができるリスク推定プログラム、リスク推定方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の案では、リスク推定プログラムは、コンピュータに、訓練者が会話をしている第1の期間における前記訓練者の第1の生理データと、前記第1の期間における前記会話の会話情報とを取得し、前記会話情報に基づいて、前記第1の期間のうち前記訓練者の第1の感情が推定された第2の期間を特定し、前記第1の生理データのうち前記第2の期間の前記第1の生理データが補正された第2の生理データに基づいて、前記訓練者に対し訓練の対象となる事象が発生するリスクを推定する、処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態によれば、訓練者が訓練対象に遭うリスクの推定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1にかかる特殊詐欺訓練システムを説明する図である。
図2は、実施例1にかかる特殊詐欺訓練システムの処理を説明する図である。
図3は、実施例1にかかる情報処理装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
図4は、会話情報DBに記憶される情報の例を示す図である。
図5は、キーワードDBに記憶される情報の例を示す図である。
図6は、生理データDBに記憶される情報の例を示す図である。
図7は、会話モデルを説明する図である。
図8は、リスク推定モデルを説明する図である。
図9は、生理データの補正を説明する図である。
図10は、除外区間の判定例を説明する図である。
図11は、リスク推定を説明する図である。
図12は、フィードバック例を説明する図である。
図13は、処理の流れを示すフローチャートである。
図14は、ハードウェア構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するリスク推定プログラム、リスク推定方法および情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【実施例】
【0010】
(全体構成)
図1は、実施例1にかかる特殊詐欺訓練システムを説明する図である。図1に示す特許詐欺訓練システムは、高齢者などの訓練者と、特殊詐欺を模倣する犯人役もしくは特殊詐欺の詐欺師を模擬した対話型生成モデル(トレーナー)との間で対話を行い、対話中の訓練者の状態から訓練者の詐欺被害リスクを推定しフィードバックすることで、訓練者の防犯意識向上を図るシステムである。具体的には、情報処理装置10は、訓練AI(Artificial Intelligence)ツールを実行し、詐欺疑似体験機能とフィードバック生成機能を実行する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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