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公開番号
2025149990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024050609
出願日
2024-03-27
発明の名称
ポリエステル系長繊維不織布
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
D04H
3/147 20120101AFI20251002BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルに第三成分を共重合させた共重合ポリエステルを用いることなしに、共重合ポリエステルを用いた場合よりも成型性を向上可能な、ポリエステル系長繊維不織布を得る。
【解決手段】ポリエステル系長繊維不織布である。この不織布は、芯部にポリエステル系重合体Aが配されるとともに、鞘部にポリエステル系重合体Bが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とする。鞘部には、ポリエステル系重合体B以外に、酸成分としてのテレフタル酸と、グリコール成分としてのテトラメチルシクロブタンジオールおよびシクロヘキサンジメタノールとを共重合した共重合ポリエステルを含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
芯部にポリエステル系重合体Aが配されるとともに、鞘部にポリエステル系重合体Bが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とし、鞘部には、ポリエステル系重合体B以外に、酸成分としてのテレフタル酸と、グリコール成分としてのテトラメチルシクロブタンジオールおよびシクロヘキサンジメタノールとを共重合した共重合ポリエステルを含有することを特徴とするポリエステル系長繊維不織布。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
鞘部を構成する重合体中に、共重合ポリエステルを1.0~10質量%含有することを特徴とする請求項1記載のポリエステル系長繊維不織布
【請求項3】
ポリエステル系重合体Aの融点が240~270℃であることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル系長繊維不織布。
【請求項4】
ポリエステル系重合体Aおよびポリエステル系重合体Bが、いずれもポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル系長繊維不織布。
【請求項5】
芯部と鞘部との質量比率が、(鞘部)/(芯部)=10/90~50/50であることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル系長繊維不織布。
【請求項6】
請求項1または2に記載のポリエステル系長繊維不織布を製造するに際し、前記長繊維不織布のための構成繊維を得るときの牽引速度を3000~4500m/minとすることを特徴とするポリエステル系長繊維不織布の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリエステル系長繊維不織布に関し、特に成型の用途に適したポリエステル系長繊維不織布に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエステル系長繊維不織布は、強度が高く、また耐久性に優れるため、各種の分野に用いられている。その中でも、他の素材との複合、あるいは不織布単独で、所定の形状に成型された成型物は、連続繊維不織布の特性を活かしたものとなる。
【0003】
このような成型用途に適したポリエステル系長繊維不織布として、特許文献1に例示されたものがある。この特許文献1では、不織布の構成ポリマーであるポリエステルとして、芳香族ポリエステルと低融点の共重合ポリエステルとを併用することが提案されている。すなわち、成型に用いる長繊維不織布を構成する連続繊維は、芳香族ポリエステルと芳香族共重合ポリエステルとを組み合せたものである。具体的な組合せ方としては、2つのポリエステルを複合紡糸して芯鞘複合繊維やサイドバイサイド繊維とする方法、2つのポリエステルをブレンド紡糸してブレンド繊維とする方法、低融点熱接着繊維と高融点繊維とを混繊する方法を挙げている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-62084号公報 段落番号0015
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルに第三成分を共重合させた共重合ポリエステルは、融点が低いため、高温下での寸法安定性に劣る。このため、高温での熱成型性に劣り、また耐熱性も高くないなどの問題点がある。
【0006】
そこで本発明は、ポリエチレンテレフタレートに第三成分を共重合させた共重合ポリエステルを用いることなしに、共重合ポリエステルを用いた場合よりも成型性を向上可能な、ポリエステル系長繊維不織布を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、本発明のポリエステル系長繊維不織布は、芯部にポリエステル系重合体Aが配されるとともに、鞘部にポリエステル系重合体Bが配された芯鞘型複合繊維を構成繊維とし、鞘部には、ポリエステル系重合体B以外に、酸成分としてのテレフタル酸と、グリコール成分としてのテトラメチルシクロブタンジオールおよびシクロヘキサンジメタノールとを共重合した共重合ポリエステルを含有することを特徴とする。
【0008】
本発明のポリエステル系長繊維不織布によれば、鞘部を構成する重合体中に、共重合ポリエステルを1.0~10質量%含有することが好適である。
【0009】
本発明のポリエステル系長繊維不織布によれば、ポリエステル系重合体Aの融点が240~270℃であることが好適である。
【0010】
本発明のポリエステル系長繊維不織布によれば、ポリエステル系重合体Aおよびポリエステル系重合体Bが、いずれもポリエチレンテレフタレートであることが好適である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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