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公開番号
2025141628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041646
出願日
2024-03-15
発明の名称
ポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29B
13/10 20060101AFI20250919BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】空気輸送する際に配管内で滞留することがなく輸送安定性に優れるとともに押出機での溶融加工安定性に優れ、得られるフィルムの外観にも優れるポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群を提供する。
【解決手段】ポリビニルアルコール系樹脂を含有するポリビニルアルコール系樹脂組成物からなるペレット群であって、前記ペレット群がペレットと目開き500μm篩を通過する微粉とを含み、前記微粉含有量が前記ポリビニルアルコール系樹脂組成物の質量あたり0.6~4500ppmである、ポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリビニルアルコール系樹脂を含有するポリビニルアルコール系樹脂組成物からなるペレット群であって、
前記ペレット群がペレットと目開き500μm篩を通過する微粉とを含み、
前記微粉含有量が前記ポリビニルアルコール系樹脂組成物の質量あたり0.6~4500ppmである、ポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度が70~99.9モル%である、請求項1記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
【請求項3】
前記ペレット群を、足径8mmのロートから直径9.5cmの円形容器に流下させて得られる略円錐状のペレット群の安息角が30~40°である、請求項1又は2に記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
【請求項4】
前記ポリビニルアルコール系樹脂が一級水酸基変性ポリビニルアルコール系樹脂を含有する、請求項1又は2に記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
【請求項5】
前記一級水酸基変性ポリビニルアルコール系樹脂の変性量が4~12モル%である、請求項4に記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリビニルアルコール系樹脂は製造後、通常、粉末であるが、粉末状のポリビニルアルコール系樹脂を押出機等の溶融成形機に供給することは、揮発成分や粒径の影響で、均一な溶融状態にすることが難しく、フィルム等の成形物を作製することは困難である。そこで従来から、ポリビニルアルコール系樹脂粉末を溶融混練し、ペレット状にして、その後溶融成形を行っていた。
【0003】
また、ポリビニルアルコール系樹脂は融点と分解温度が近く、溶融混練して製造されたポリビニルアルコール系樹脂のペレットは、熱による着色や劣化物が混入する場合がある。該ペレットを用いて成形物を作製する場合には、さらに溶融成形することでポリビニルアルコール系樹脂の熱劣化が進み、着色による成形物の外観不良等を招くおそれがあったり、フィルム化する際にはフィッシュアイの原因となるおそれがあった。
【0004】
また、ポリビニルアルコール系樹脂のペレットにおいて、ある程度の硬度を有していることが求められる。ポリビニルアルコール系樹脂の硬度が低いと、溶融成形加工時にスクリューで粉末状になり、スクリューで押出不可能となったり、微粉化した樹脂が、成形物のフィッシュアイの原因になったりすることがある。また、ペレットの運搬時にも粉砕しやすくなる。
【0005】
このため、着色が小さく且つ硬度特性を向上させたポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレットを提供することが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7167711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1にはポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレットの空気輸送性に関する改善は見出されていない。具体的には、製造ライン中で、かかる溶融成形用のペレットを空気輸送する際に、配管内にペレットが滞留してしまい、異物混入の原因となってしまう懸念については検討されていない。
【0008】
滞留や異物混入があると、かかるペレットを用いて押出機で溶融成形する際の安定性が低減する懸念もあるだけでなく、成形された成形物にはフィッシュアイが発生することが想定される。
【0009】
また、近年では、包装材料等の外観に対する要求は益々厳しくなっており、溶融成形性を確保しつつ、さらなるフィッシュアイの発生を抑制することが望まれている。特に、直径が200μm以下の微小なフィッシュアイの発生についても十分抑制することができるポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレットが求められるようになっている。
【0010】
そこで、本発明ではこのような背景の下において、空気輸送する際に配管内で滞留することがなく輸送安定性に優れるとともに押出機での溶融加工安定性に優れ、得られるフィルムの外観にも優れるポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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