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公開番号2025141195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041018
出願日2024-03-15
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/262 20210101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池セルの膨張時に電池セルに対して過剰な荷重がかかるのを抑制することができる蓄電装置を提供すること。
【解決手段】本発明の蓄電装置は、複数の電池セルが積層された電池モジュールと、複数の電池セルの積層方向に拘束荷重を付与する複数の弾性部材と、電池セルと弾性部材との間に積層方向で移動可能に配置されたプレートと、プレートに設けられた圧力センサと、を備える蓄電装置であって、複数の弾性部材のうちの少なくともいずれか1つは、積層方向でプレートと接触しており、電池セルと弾性部材とでプレートが挟まれた状態で圧力センサが出力する値が閾値以上になった場合に、プレートと接触している弾性部材を収縮させる弾性部材収縮機構を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
複数の電池セルが積層された電池モジュールと、
前記複数の電池セルの積層方向に拘束荷重を付与する複数の弾性部材と、
前記電池セルと前記弾性部材との間に前記積層方向で移動可能に配置されたプレートと、
前記プレートに設けられた圧力センサと、
を備える蓄電装置であって、
前記複数の弾性部材のうちの少なくともいずれか１つは、前記積層方向で前記プレートと接触しており、
前記電池セルと前記弾性部材とで前記プレートが挟まれた状態で前記圧力センサが出力する値が閾値以上になった場合に、前記プレートと接触している前記弾性部材を収縮させる弾性部材収縮機構を備えることを特徴とする蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、複数の電池セルを積層方向で拘束する拘束荷重を、電池セルが収縮した場合に切り替え可能な切替装置を備えた蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１１４６２５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に開示された蓄電装置では、電池セルが劣化して膨張した場合に電池セルに対して過剰な荷重がかかる虞がある。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電池セルの膨張時に電池セルに対して過剰な荷重がかかるのを抑制することができる蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る蓄電装置は、複数の電池セルが積層された電池モジュールと、前記複数の電池セルの積層方向に拘束荷重を付与する複数の弾性部材と、前記電池セルと前記弾性部材との間に前記積層方向で移動可能に配置されたプレートと、前記プレートに設けられた圧力センサと、を備える蓄電装置であって、前記複数の弾性部材のうちの少なくともいずれか１つは、前記積層方向で前記プレートと接触しており、前記電池セルと前記弾性部材とで前記プレートが挟まれた状態で前記圧力センサが出力する値が閾値以上になった場合に、前記プレートと接触している前記弾性部材を収縮させる弾性部材収縮機構を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係る蓄電装置は、電池セルの膨張時に電池セルに対して過剰な荷重がかかるのを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る蓄電装置の概略構成を示す図である。
図２は、実施形態に係る蓄電装置の電池セルが膨張した状態を示す図である。
図３は、実施形態に係る蓄電装置の第一弾性部材を収縮させた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本発明に係る蓄電装置の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【００１０】
図１は、実施形態に係る蓄電装置１の概略構成を示す図である。実施形態に係る蓄電装置１は、例えば、電動車両に搭載される電池パックであって、電動車両の駆動源であるモータに電力を供給する電力供給源である。実施形態に係る蓄電装置１は、電池モジュール２、一対のエンドプレート３１，３２（第一エンドプレート３１及び第二エンドプレート３２）、圧力センサ４、及び、荷重付与装置５などを備えている。電池モジュール２は、複数の電池セル２０が積層されて構成されている。複数の電池セル２０の積層方向で電池モジュール２の両端には、複数の電池セル２０を挟み込むように第一エンドプレート３１と第二エンドプレート３２とが設けられている。第一エンドプレート３１と第二エンドプレート３２とは、板状の形状を有しており、例えば、金属によって構成されている。第二エンドプレート３２には、電池モジュール２（複数の電池セル２０）から第二エンドプレート３２にかかる荷重を検知する圧力センサ４が設けられている。
（【００１１】以降は省略されています）

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