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公開番号2025140788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040368
出願日2024-03-14
発明の名称車両、並びに、車両上での水素ガスの取得及び炭素を含む固形物の回収方法
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類C01B 3/24 20060101AFI20250919BHJP(無機化学)
要約【課題】 炭化水素を含む一般的な液体燃料を用いて、車上で水素ガスを得るとともに、大気への二酸化炭素の排出を抑制し得る、車両を提供すること。
【解決手段】 車両は、炭化水素を含む液体燃料が貯められる燃料タンクと、前記燃料タンクに貯蔵された前記液体燃料の前記炭化水素を水素ガスと炭素を含む固形物とに分解する燃料改質器と、前記燃料改質器により分解された前記水素ガスを燃料として使用する水素エンジンと、を有する。前記燃料改質器により生成された前記炭素を含む固形物が前記燃料タンク内に貯蔵される。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
炭化水素を含む液体燃料が貯められる燃料タンクと、
前記燃料タンクに貯蔵された前記液体燃料の前記炭化水素を水素ガスと炭素を含む固形物とに分解する燃料改質器と、
前記燃料改質器により分解された前記水素ガスを燃料として使用する水素エンジンと、
を有し、
前記燃料改質器により生成された前記炭素を含む固形物が前記燃料タンク内に貯蔵される、
車両。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記燃料タンク内に貯蔵された前記炭素を含む固形物の沈殿量を検知するセンサと、
前記センサにより検知された前記沈殿量に応じて、表示部を制御する制御部と、
を有する請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御部は、前記沈殿量が所定の閾値より高い場合に、所定の表示を行うように前記表示部を制御し、前記沈殿量が所定の閾値以下である場合に、前記所定の表示を行わないように前記表示部を制御する請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記制御部は、前記燃料改質器の動作が停止してから所定時間が経過した後に前記センサにより検知された前記沈殿量に応じて前記表示部を制御する請求項2に記載の車両。
【請求項5】
前記燃料タンクは、前記車両から取り外し可能である、
請求項1に記載の車両。
【請求項6】
前記燃料タンクは、
前記燃料改質器により生成された前記炭素を含む固形物を貯蔵するメインタンクと、
前記メインタンクと接続するサブタンクと、
前記メインタンクと前記サブタンクとの間で固形物の流動を抑制するフィルタと、
を有する
請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記メインタンクは、前記車両から取り外し可能である、
請求項6に記載の車両。
【請求項8】
前記炭素を含む固形物は、固体状の炭素及び固体状の炭素化合物の少なくとも一方を含む請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両。
【請求項9】
燃料タンクに貯めた炭化水素を含む液体燃料の前記炭化水素を、水素ガスと炭素を含む固形物とに分解すること、
前記水素ガスを、水素エンジンを動かすための燃料として水素ガスタンクに貯めるとともに、前記炭素を含む固形物を、前記燃料タンクに溜めること、
前記燃料タンク内の前記炭素を含む固形物を、前記燃料タンク内から回収すること、
を含む、車両上での水素ガスの取得、及び、炭素を含む固形物の回収方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両、並びに、車両上での水素ガスの取得及び炭素を含む固形物の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、自動車燃料の改質反応に低温プラズマを用いることにより、自動車燃料を車上で改質し得ることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-337032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1の技術を用い、車上で例えば水素エンジンを動かすための水素ガスを得る場合、水素とともに、二酸化炭素等が発生する。
【0005】
本発明は、炭化水素を含む一般的な液体燃料を用いて、車上で水素ガスを得るとともに、大気への二酸化炭素の排出を抑制し得る、車両、並びに、車両上での水素ガスの取得及び炭素を含む固形物の回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る車両は、炭化水素を含む液体燃料が貯められる燃料タンクと、前記燃料タンクに貯蔵された前記液体燃料の前記炭化水素を水素ガスと炭素を含む固形物とに分解する燃料改質器と、前記燃料改質器により分解された前記水素ガスを燃料として使用する水素エンジンと、を有する。前記燃料改質器により生成された前記炭素を含む固形物が前記燃料タンク内に貯蔵される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、炭化水素を含む一般的な液体燃料を用いて、車上で水素ガスを得るとともに、大気への二酸化炭素の排出を抑制し得る、車両、並びに、車両上での水素ガスの取得及び炭素を含む固形物の回収方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両の概略的なブロック図。
実施形態に係る車両の燃料改質器の概略的なブロック図。
実施形態に係る車両から沈殿物(炭素を含む固形物)を取り出す処理フローを示すとともに、車両内で水素ガスを製造するフローを示す概略図。
第1変形例に係る車両の概略的なブロック図。
第2変形例に係る車両の概略的なブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態に係る車両10について、図1から図3を用いて説明する。
【0010】
図1に示すように、車両10は、燃料タンク12と、燃料改質器14と、水素ガスタンク16と、水素エンジン18と、警告表示部(表示部)20と、制御部22とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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