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公開番号2025139101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037862
出願日2024-03-12
発明の名称電子写真用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250918BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着が可能であり、長期使用におけるキャリア表面へのトナースペントを抑制して経時帯電の低下に起因する不具合を抑制しつつ、その副作用として発生する、後述の感光体の摺擦傷による短命化も抑制する電子写真用現像剤を提供すること。
【解決手段】芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する被覆層と、からなるキャリア、及び、トナーを含む電子写真用現像剤であって、前記トナーが、少なくとも1種のポリエステル樹脂と、芳香族系石油樹脂と、炭化水素系ワックスと、を含有する粉砕トナーであり、前記芳香族系石油樹脂の添加量が、前記トナー100質量部に対して、2質量部以上15質量部以下であり、前記キャリアが、内部空隙率が0.0[%]以上2.0[%]未満のキャリアである、ことを特徴とする電子写真用現像剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する被覆層と、からなるキャリア、及び、トナーを含む電子写真用現像剤であって、
前記トナーが、ポリエステル樹脂と、芳香族系石油樹脂と、炭化水素系ワックスと、を含有する粉砕トナーであり、
前記芳香族系石油樹脂の添加量が、前記トナー100質量部に対して、2質量部以上15質量部以下であり、
前記キャリアが、内部空隙率が0.0[%]以上2.0[%]未満のキャリアである、
ことを特徴とする電子写真用現像剤。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記炭化水素系ワックスが、フィッシャートロプシュワックスである、請求項1に記載の電子写真用現像剤。
【請求項3】
前記キャリアの見掛け密度が、2.4[g/cm

]以上2.7[g/cm

]以下である、請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤。
【請求項4】
前記被覆層がカーボンブラックを含む、請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤。
【請求項5】
前記芯材粒子がCu-Znフェライトにて形成されている、請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤。
【請求項6】
前記芳香族系石油樹脂がスチレン系樹脂である、請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤。
【請求項7】
前記スチレン系樹脂がスチレン-α-メチルスチレン共重合体である、請求項6に記載の電子写真用現像剤。
【請求項8】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤を用いて前記静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写工程と、
前記記録媒体に転写された転写像を定着する定着工程と、を含む、
ことを特徴とする電子写真画像形成方法。
【請求項9】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像担持体に形成された前記静電潜像を現像して可視像を形成する現像剤を備える現像手段と、を有し、
前記現像剤が、請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤である、
ことを特徴とする電子写真画像形成装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の電子写真用現像剤を備えることを特徴とする、プロセスカートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及び、プロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に電子写真法、静電写真法等の画像形成方法においては、潜像担持体上に形成された静電潜像を現像するために現像剤が使用される。この現像剤は、適当に帯電された混合物であることが要求される。一般に静電潜像を現像する方法としては、トナーとキャリアとを混合して得られる二成分現像剤を使用する二成分現像方式、及び、キャリアを含まない一成分現像剤を使用する一成分現像方式が公知である。
【0003】
二成分現像方式は、キャリアを使用することからトナーに対する摩擦帯電面積が広く、一成分現像方式に比較して帯電特性が安定しており、長期に渡って高画質を維持する上で有利である。また、二成分現像方式は、現像領域へのトナー量供給能力が高いことから、特に高速機に多く採用されている。また、レーザービームなどで感光体上に静電潜像を形成し、この潜像を顕像化するデジタル方式電子写真システムにおいても、前述の特徴が有用であることから二成分現像方式が広く採用されている。
【0004】
このような二成分現像方式に使用されるキャリアは、キャリア表面へのトナーのスペント防止、キャリア均一表面の形成、表面酸化防止、感湿性低下の防止、現像剤の寿命の延長、感光体のキャリアによる傷あるいは摩耗からの保護、帯電極性の制御または帯電量の調節等を目的として、適当な樹脂材料によって被覆等を施すことにより、高耐久性化を図る検討が成されている。例えば特定の樹脂材料で被覆されたもの(特許文献1)、さらにその被覆層に種々の添加剤を添加するもの(特許文献2~8)、さらに、キャリア表面に添加剤を付着させたものを用いるもの(特許文献9)などが開示されている。
【0005】
また、トナーの低温定着化に対応すべく、従来多用されてきたスチレン-アクリル系樹脂に代えて、シャープメルト性の高さにより、低温定着性に優れ、かつ、耐熱保存性も比較的高いポリエステル樹脂の使用が試みられている(特許文献10~15)。
【0006】
キャリアの被覆層中に導電剤として導電性カーボンや導電性フィラーを分散した樹脂被覆キャリアが提案されている(例えば、特許文献16~19)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行なった。すなわち、低温定着が可能であり、長期使用におけるキャリア表面へのトナースペントを抑制して経時帯電の低下に起因する不具合を抑制しつつ、その副作用として発生する、後述の感光体の摺擦傷による短命化も抑制する電子写真用現像剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は本発明の下記(1)の電子写真用現像剤によって解決される。
(1)芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する被覆層と、からなるキャリア、及び、トナーを含む電子写真用現像剤であって、
前記トナーが、ポリエステル樹脂と、芳香族系石油樹脂と、炭化水素系ワックスと、を含有する粉砕トナーであり、
前記芳香族系石油樹脂の添加量が、前記トナー100質量部に対して、2質量部以上15質量部以下であり、
前記キャリアが、内部空隙率が0.0[%]以上2.0[%]未満のキャリアである、
ことを特徴とする電子写真用現像剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低温定着が可能であり、長期使用におけるキャリア表面へのトナースペントを抑制して経時帯電の低下に起因する不具合を抑制しつつ、その副作用として発生する、後述の感光体の摺擦傷による短命化も抑制する電子写真用現像剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に関する電子写真画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、本発明に関するプロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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