TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025139041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037758
出願日
2024-03-12
発明の名称
画像形成システム、及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250918BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】用紙束が周囲環境に長時間晒され、用紙周縁部において水分量に偏りが生じている場合であっても、用紙の抵抗値を高精度に検知できるようにする。
【解決手段】画像形成システム1は、用紙9の搬送経路に設けられ、用紙9の抵抗値に対応する値を検知する抵抗検知センサー37と、抵抗検知センサー37によって検知される抵抗値に対応する値に基づき、用紙9に対する画像形成条件を決定する制御部31と、を備える。制御部31は、用紙9の端部から所定距離の範囲内の領域を抵抗検知センサー37により検知しない、または抵抗値に対応する値として用いず、用紙9の端部から所定距離の範囲内を除く領域から検知される抵抗値に対応する値に基づき、用紙9に対する画像形成条件を決定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙の搬送経路に設けられ、用紙の抵抗値に対応する値を検知する抵抗検知部と、
前記抵抗検知部によって検知される前記値に基づき、用紙に対する画像形成条件を決定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、用紙の端部から所定距離の範囲内の領域を前記抵抗検知部により検知させない、または前記所定距離の範囲内で前記抵抗検知部により検知される前記値を用いず、用紙の端部から前記所定距離の範囲内を除く領域から検知される前記値に基づき、前記画像形成条件を決定することを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記所定距離は、40mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記所定距離は、100mm以下とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記抵抗検知部によって用紙の中央部から検知される抵抗値に対応する値に基づき、前記画像形成条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記搬送経路において前記抵抗検知部よりも上流側に設けられ、用紙に含まれる水分量を検知する水分検知部、
を更に備え、
前記制御部は、前記水分検知部による検知結果に基づき、前記所定距離を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記搬送経路における用紙の搬送を制御する搬送制御部、
を更に備え、
前記搬送制御部は、前記抵抗検知部による検知動作が行われるとき、用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記抵抗検知部は、用紙の端部から前記所定距離の範囲内を除く領域においてそれぞれ異なる複数箇所で抵抗値に対応する値を検知し、
前記制御部は、前記抵抗検知部によって前記複数箇所で検知される前記値に基づき、前記画像形成条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記搬送経路における用紙の搬送を制御する搬送制御部、
を更に備え、
前記搬送制御部は、前記抵抗検知部によって前記複数箇所で検知動作が行われるとき、用紙の搬送を毎回停止させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記搬送経路は、
給紙された用紙を下流側の画像形成位置へ導くための第1搬送経路と、
前記第1搬送経路から分岐し、用紙を前記画像形成位置へ導くことなくパージ排出する第2搬送経路と、
を備え、
前記抵抗検知部は、前記第2搬送経路に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記搬送経路における用紙の搬送を制御する搬送制御部、
を更に備え、
前記搬送制御部は、1枚目の用紙を前記第2搬送経路へ搬送して前記抵抗検知部による検知動作を行わせ、2枚目以降の用紙を前記第1搬送経路から前記画像形成位置へ搬送することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、及びプログラムに関する。特に本発明は、画像形成に用いられる用紙の特性を検知する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
カラー印刷業界において電子写真方式のプリンタ等の画像形成装置が広く活用されている。カラー印刷業界に対応するプロダクションプリント(PP)の分野で利用される画像形成装置は、一般的なオフィスで用いられる画像形成装置に比べて多様な用紙への適応が求められる。それら多様な用紙に高品質な印刷を行うために、プロダクションプリントで利用される画像形成装置は、用紙の特性を検知し、検知した特性に応じた画像形成条件で印刷を行う。
【0003】
従来、用紙搬送経路に抵抗検知部を設け、用紙がその抵抗検知部を通過する際に用紙の抵抗値を検知する画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1)。この画像形成装置は、用紙に画像が形成される直前の位置で用紙の抵抗値を検知する。画像形成装置は、その検知した抵抗値に基づき、トナー画像を用紙に転写する際の転写条件を設定し、用紙に画像を印刷する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-251057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者らが鋭意検討したところ、給紙トレイに収容されている用紙は、元来の組成ばらつきによる抵抗値のばらつきに加え、用紙に含有される水分量の偏りに応じて紙面内で抵抗値がばらついていることが判明した。つまり、用紙に含有される水分量が多くなるほど、用紙の抵抗値が低下する傾向にある。
【0006】
給紙トレイには複数枚の用紙が積層された用紙束が収容される。そのため、例えば周囲環境が低温低湿状態から高温高湿状態に変化すると、周囲環境に晒されている用紙束の外周面から用紙束の内側に向かって水分が徐々に浸透していくことになる。例えば用紙束の最上部にある1枚目の用紙の場合、用紙全面が周囲環境に晒されている。そのため、1枚目の用紙では、用紙全面において水分が均等に浸透していく。これに対し、用紙束の中央部にある用紙の場合、四辺の周縁部のみが周囲環境に晒されている。そのため、用紙束の中央部にある用紙では、用紙の四辺の周縁部から水分が浸透していく。したがって、用紙束が高温高湿環境に長時間晒されると、用紙束の中央部にある用紙は、周縁部と中央部で抵抗値に大きな差異が生じる。特に用紙の周縁部では水分量のばらつきが大きいため、抵抗値の変動幅も大きくなる。
【0007】
一方、画像形成装置は、用紙全面のうち、主として用紙の中央部に画像を配置して印刷する。そのため、画像形成装置が画像形成条件を設定するとき、用紙の周縁部で抵抗値を検知すると、画像が印刷される用紙の中央部の特性が反映されず、最適な画像形成条件を設定することができない。
【0008】
また、特許文献1では、用紙先端から後端にかけて微小な領域ごとに抵抗値を測定し、当該微小領域ごとに転写条件を変化させることで用紙内の抵抗値の変動に対応させている。しかし、一般に、用紙は高速で搬送されており、高速で搬送される用紙上の抵抗値の変化に合わせて、転写条件を追随させることは容易ではない。さらに、同一用紙上で転写条件を変化させると、変化させた転写電界が転写済みの他のトナー像にも影響を与えて、文字散り等の画像不良が生じる場合がある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、用紙の抵抗値を検知するときの検知精度を向上し、用紙に高品質な画像を形成できるようにした画像形成システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像形成システムであって、用紙の搬送経路に設けられ、用紙の抵抗値に対応する値を検知する抵抗検知部と、前記抵抗検知部によって検知された前記値に基づき、画像形成条件を決定する制御部と、を備え、前記制御部は、用紙の端部から所定距離の範囲内の領域を前記抵抗検知部により検知しない、または前記抵抗値に対応する値として用いず、用紙の端部から前記所定距離の範囲内を除く領域から検知される抵抗値に対応する前記値に基づき、用紙に対する画像形成条件を決定することを特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
監視用カメラ
3か月前
株式会社シグマ
絞りユニット
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
平和精機工業株式会社
雲台
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
4か月前
株式会社イノン
接写補助装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
17日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
再生方法
1か月前
株式会社オプトル
プロジェクタ
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社オプトル
プロジェクタ
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
トヨタ自動車株式会社
撮像方法
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
26日前
続きを見る
他の特許を見る