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公開番号2025138372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037421
出願日2024-03-11
発明の名称電子機器、その制御方法、プログラム及び記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 48/16 20090101AFI20250917BHJP(電気通信技術)
要約【課題】電子機器がより適切なAPを選択して接続すること。
【解決手段】接続中のアクセスポイント(AP)から、接続先APの変更要求と、当該変更要求での変更後の接続先APの候補となる複数の推奨APを特定する情報と、プリファレンス値を含む前記複数の推奨APのそれぞれに関するパラメータ群とを受信する受信手段と、前記受信手段により前記接続中のAPから受信した前記変更要求に基づき、接続先APの変更を行う変更手段と、前記複数の推奨APのうち、前記受信手段により受信した前記プリファレンス値にかかわらず、当該プリファレンス値とは異なる第1の条件に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する制御手段と、を有する電子機器。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
接続中のアクセスポイント(AP)から、接続先APの変更要求と、当該変更要求での変更後の接続先APの候補となる複数の推奨APを特定する情報と、プリファレンス値を含む前記複数の推奨APのそれぞれに関するパラメータ群とを受信する受信手段と、
前記受信手段により前記接続中のAPから受信した前記変更要求に基づき、接続先APの変更を行う変更手段と、
前記複数の推奨APのうち、前記受信手段により受信した前記プリファレンス値にかかわらず、当該プリファレンス値とは異なる第1の条件に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1の条件は、
前記パラメータ群に含まれる前記複数の推奨APのぞれぞれの周波数帯域とチャネルとの少なくともいずれかの情報を用いて、前記変更手段での変更後の接続先APを選択する条件を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の条件は、
前記電子機器で使用する周波数帯とチャネルとの少なくともいずれかが設定されている場合、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記設定に合致する推奨APを選択する条件を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1の条件は、
前記電子機器が、外部のアクセスポイントを介して通信を行う第1の通信形態と、外部のアクセスポイントを介さずにダイレクトに通信を行う第2の通信形態とを並行して動作している場合に、前記第2の通信形態で使用中の周波数帯に含まれる周波数帯を使用するAPを選択する条件を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1の条件は、
前記複数の推奨APのうち、他の推奨APと重複が少ない周波数を使用するAPを選択する条件を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御手段は、
前記第1の条件に基づいて前記変更手段での変更後の接続先APが決まらない場合、前記受信手段により受信した前記プリファレンス値に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御手段は、
前記第1の条件に基づいて前記変更手段での変更後の接続先APが決まらない場合、前記プリファレンス値と、前記プリファレンス値及び前記第1の条件とは異なる第2の条件とに基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
接続中のアクセスポイント(AP)から、接続先APの変更要求と、当該変更要求での変更後の接続先APの候補となる複数の推奨APを特定する情報と、プリファレンス値を含む前記複数の推奨APのそれぞれに関するパラメータ群とを受信する受信手段と、
前記受信手段により前記接続中のAPから受信した前記変更要求に基づき、接続先APの変更を行う変更手段と、
前記複数の推奨APのうち、前記受信手段により受信した前記プリファレンス値と、当該プリファレンス値とは異なる第2の条件と、に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。
【請求項9】
前記制御手段は、
前記複数の推奨APに、前記プリファレンス値が同等の推奨APがある場合、当該プリファレンス値が同等の推奨APのうち、前記第2の条件に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する、
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第2の条件は、
前記複数の推奨APの電波強度(Signal-to-Noise Ratio)と電波強度(Reference Signal Received Quality)と暗号方式との少なくともいずれかに基づく条件を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセスポイント(AP)からの接続先の変更要求に基づいて接続先となるAPを変更することが可能な電子機器、その制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数のAP(Access Point)で構成されたESS(Extended Service Set)において、APとSTA(Station)が効率的にデータ交換するために接続先APを動的に切り替える技術がある。STAが接続しているAPの混み具合や他のAPの空き具合、電波状況などを元に、接続先のAPを切り替えるべきと判定されると、接続中のAPはSTAへ接続AP変更要求を送信する。STAはAP変更要求を受信した場合に要求に従って接続先APを切り替えることで適切なAPと接続することができる。
【0003】
特許文献1には、APの機能を備えるルータから、接続中の無線子機に対して、接続先の変更を要求する処理として、次のことが開示されている。複数の無線子機と接続可能なモバイルルータ(MR1)は、無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているか確認する。無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているかどうかは、無線子機端末がMR1に無線接続する際に送信するAssociation Requestフレームから判断する事が可能である。無線子機端末がIEEE802.11vに対応している場合、BTM(BSS Transition Management)Requestフレームを該当する無線子機端末へ送信する。BTM RequestフレームのBSS Transition Candidate List Entriesフィールドは、接続先として親機ルータRT2のBSSIDが指定されている。これにより子機端末の接続先切り替えが促され、無線子機端末は受信したBTM Requestフレームに従い、接続先をMR1からRT2へと切り替える。
【0004】
また、IEEE802.11シリーズの通信規格によると、上記のBSS Transition Candidate List Entriesフィールドには0個以上のNeighbor Report Elementsが含まれる。このNeighbor Report Elementsでは、BSSID、Channel Number、Preference等が含まれ、各BSSの情報が示される。ここでPreferenceとは、0 ~ 255で表現される接続優先度であり、255は指定された候補リスト内で最も優先されるBSSであることを示す。Preferenceの数値が減少することは、優先度が低いことを表し、数値が等しいことは、優先度が等しいことを示す。尚、Preferenceの数値(以降プリファレンス値と呼称する)を算出する方法はIEEE802.11シリーズの通信規格で定められていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-175068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したようにプリファレンス値の算出方法は、IEEE802.11シリーズの規格で定められていない。その為、プリファレンス値は、どのような基準で算出されているか不明であり、STAである電子機器がプリファレンス値だけに従って接続先APを選択すると、電子機器にとって好ましくないAPが選択される場合がある。したがって、電子機器がより最適なAPを選択して接続するための工夫が求められる。
【0007】
本発明は、より適切なAPを選択して接続する電子機器、その制御方法、プログラム、記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、接続中のアクセスポイント(AP)から、接続先APの変更要求と、当該変更要求での変更後の接続先APの候補となる複数の推奨APを特定する情報と、プリファレンス値を含む前記複数の推奨APのそれぞれに関するパラメータ群とを受信する受信手段と、前記受信手段により前記接続中のAPから受信した前記変更要求に基づき、接続先APの変更を行う変更手段と、前記複数の推奨APのうち、前記受信手段により受信した前記プリファレンス値にかかわらず、当該プリファレンス値とは異なる第1の条件に基づいて決まるAPを、前記変更手段での変更後の接続先APとして前記変更手段による変更が行われるように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電子機器は、より最適なAPを選択して接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
システム構成例を示す図である。
MFPの構成例を示す図である。
MFPの操作表示部における表示例を示す図である。
携帯端末装置の構成を示す図である。
アクセスポイントの構成図である。
APからの接続先APの変更要求に応じた処理を説明するシーケンス図である。
APからの接続先APの変更要求に従って、MFPが接続先APを切り替える処理を説明するシーケンス図である。
MFP100における処理を示すフローチャートである。
MFP100における処理を示すフローチャートである。
MFP100における処理を示すフローチャートである。
MFP100における処理を示すフローチャートである。
MFP100における処理を示すフローチャートである。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
推奨APリストとMFPの状態とを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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