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公開番号2025137547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025115040,2023102710
出願日2025-07-08,2019-01-22
発明の名称硬化型クリアインク組成物、インクセット、収容容器、印刷方法、印刷物の製造方法及び硬化物
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人ITOH
主分類C09D 11/38 20140101AFI20250911BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】クリアコート層の平滑性、生産性及び吐出安定性に優れ、密着性及び硬化性に優れた硬化物が得られる硬化型クリアインク組成物の提供。
【解決手段】界面活性剤と、25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物を10質量%以上30質量%以下と、重量平均分子量(Mw)が1,000以上であるオリゴマーと、アシルフォスフィンオキサイド重合開始剤を8質量%以上12質量%以下と、を含有する硬化型クリアインク組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
界面活性剤と、
25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物を10質量%以上30質量%以下と、
重量平均分子量(Mw)が1,000以上であるオリゴマーと、
アシルフォスフィンオキサイド重合開始剤を8質量%以上12質量%以下と、を含有することを特徴とする硬化型クリアインク組成物。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
色材を実質的に含まない請求項1に記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項3】
前記界面活性剤がポリシロキサン界面活性剤である請求項1から2のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項4】
前記界面活性剤の含有量が0.05質量%以上0.2質量%以下である請求項1から3のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項5】
25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物が、イソボルニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n-デシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、及びイソノニル(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項6】
25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物が、イソボルニル(メタ)アクリレートである請求項5に記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項7】
活性エネルギー線硬化型クリアインク組成物である請求項1から6のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項8】
インクジェット用である請求項1から7のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物が容器中に収容されてなることを特徴とする収容容器。
【請求項10】
請求項1から8のいずれかに記載の硬化型クリアインク組成物からなるクリアインクと、カラーインクと、を有することを特徴とするインクセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化型クリアインク組成物、インクセット、収容容器、印刷方法、及び硬化物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線等の活性エネルギー線の照射により硬化可能なインクジェットインク組成物(活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物)は、水系や溶剤系に比べ、乾燥時間が短く、環境に有害な蒸発物も出さず、画像がにじみにくいことから、種々の基材に印字できる点で優れた方式である。
【0003】
活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物としては、画像を形成するために必要なカラーインク(主にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)、透明メディアに印刷する際に画像の発色性を高めるために必要なホワイトインク、表面保護や画像の光沢性を制御するためのクリアインクが主に必要とされる。
【0004】
前記クリアインクに求められる品質としては、高速印字対応による生産性、マルチパス印字時のクリアコート層の平滑性、硬度、密着性などが挙げられる。
【0005】
そこで、優れた画質と光沢性とを有し、良好な表面状態を与え、耐ブロッキング性、クリアインクコート層の光沢ムラを課題として、例えば、アシルフォスフィンオキサイド系重合開始剤をカラーインクに対して、重量比で1倍超10倍以下含み、界面活性剤を含有するクリアインクが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、クリアコート層の平滑性、生産性及び吐出安定性に優れ、密着性及び硬化性に優れた硬化物が得られる硬化型クリアインク組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段としての本発明の硬化型クリアインク組成物は、界面活性剤と、25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物を10質量%以上30質量%以下と、重量平均分子量(Mw)が1,000以上であるオリゴマーと、アシルフォスフィンオキサイド重合開始剤を8質量%以上12質量%以下と、を含有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、クリアコート層の平滑性、生産性及び吐出安定性に優れ、密着性及び硬化性に優れた硬化物が得られる硬化型クリアインク組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、インクジェット吐出手段を備えた像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、別の像形成装置(3次元立体像の形成装置)の一例を示す概略図である
図3は、硬化型クリアインク組成物を用いて立体造形を行う方法の一例について説明する概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(硬化型クリアインク組成物)
本発明の硬化型クリアインク組成物は、界面活性剤と、25℃での静的表面張力が33mN/m以下の単官能重合性化合物を10質量%以上30質量%以下と、重量平均分子量(Mw)が1,000以上であるオリゴマーと、アシルフォスフィンオキサイド重合開始剤を8質量%以上12質量%以下と、を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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