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公開番号2025137164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036214
出願日2024-03-08
発明の名称浴室用の水栓装置
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A47K 3/28 20060101AFI20250911BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】温水準備を行った際に、吐止水切替部付近の残水を効率良く排出することができる浴室用の水栓装置を提供する。
【解決手段】本発明の浴室用の水栓装置1は、湯及び水のそれぞれが供給される水栓本体6と、この水栓本体から供給された湯、水、又は、混合湯水を吐水する吐水部10,12,14,16と、使用者により操作される操作部18,20と、を有し、水栓本体は、湯と水とを混合する湯水混合部40と、吐水部を吐水状態又は止水状態に切り替える吐止水切替部60と、水栓本体の外部に連通して浴室内に排水する排水路62と、この排水路の開閉を切り替える排水切替弁64と、湯水混合部と排水切替弁とを接続する接続流路66と、操作部からの指令により排水切替弁を開閉して排水路からの湯水の排水を制御する温水準備モードM1を備えた制御部68と、を備えており、吐止水切替部は、湯水混合部と排水切替弁との間の接続流路の途中に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
浴室用の水栓装置であって、
浴室内に設けられ、給湯源及び給水源のそれぞれから供給される湯及び水のそれぞれが供給される水栓本体と、
この水栓本体よりも下流側に設けられ、上記水栓本体から供給された湯、水、又は、混合湯水を吐水する吐水部と、
使用者により操作される操作部と、を有し、
上記水栓本体は、湯と水とを混合する湯水混合部と、上記吐水部を吐水状態又は止水状態に切り替える吐止水切替部と、上記水栓本体の外部に連通して浴室内に排水する排水路と、この排水路の開閉を切り替える排水切替弁と、上記湯水混合部と上記排水切替弁とを接続する接続流路と、上記操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する温水準備モードを備えた制御部と、を備えており、
上記吐止水切替部は、上記湯水混合部と上記排水切替弁との間の上記接続流路の途中に配置されていることを特徴とする浴室用の水栓装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
上記吐水部は、複数の吐水部を備えており、上記吐止水切替部は、上記複数の吐水部のそれぞれに連通する複数の流路と、これらの複数の流路のそれぞれを開閉する複数の電磁弁と、を備えており、上記複数の流路のうちの少なくとも1つの流路が上記接続流路の途中に配置されている請求項1記載の浴室用の水栓装置。
【請求項3】
上記湯水混合部は、その下流側に流量調整部を備えており、上記接続流路は、上記流量調整部よりも下流側の途中から上記吐止水切替部に接続されている請求項1記載の浴室用の水栓装置。
【請求項4】
上記複数の吐水部は、使用者の人体に向けて吐水するシャワーヘッドを備えており、
上記操作部は、浴室内に設置される第1操作部と、浴室外に設置される第2操作部と、を備えており、
上記温水準備モードは、上記第1操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する第1温水準備モードと、上記第2操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する又は上記第2操作部からの指令により上記吐止水切替部を切り替えて上記シャワーヘッドからの湯水の排水を制御する第2温水準備モードと、を備えている請求項2記載の浴室用の水栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室用の水栓装置に係り、特に、吐水部からの湯水の吐水を行う前に予め上流側の残水を排出することができる浴室用の水栓装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、浴室用の水栓装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、カラン又はシャワーヘッド等の吐水部から湯水を吐水させる際に、吐水開始時に冷たい水が吐水されずに、湯が吐出されるまでの待ち時間を短くするために、予め水栓本体内の流路中に残った湯水を排出する、いわゆる、「温水準備」を行うものが知られている。
このような従来の浴室用の水栓装置においては、流量調整部の下流側かつ吐水部の上流側に排水装置が設けられており、吐水部から湯水が吐水される前に、この排水装置により流量調整部の下流側の流路内の湯水が予め排出され、水抜きされるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-48983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の浴室用の水栓装置においては、吐水部を吐水状態又は止水状態に吐止水切替部が流量調整部と吐水部との間に設けられている場合には、温水準備を行った際に、吐止水切替部の付近の水が排水装置の排水路から抜け切れないおそれがあるという問題がある。
したがって、温水準備を行う際に、いかに吐止水切替部付近の残水を効率良く排出させるかが近年要請されている課題にもなっている。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題及び近年要請されている課題を解決するためになされたものであり、温水準備を行った際に、吐止水切替部付近の残水を効率良く排出することができる浴室用の水栓装置を提供すること目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、浴室用の水栓装置であって、浴室内に設けられ、給湯源及び給水源のそれぞれから供給される湯及び水のそれぞれが供給される水栓本体と、この水栓本体よりも下流側に設けられ、上記水栓本体から供給された湯、水、又は、混合湯水を吐水する吐水部と、使用者により操作される操作部と、を有し、上記水栓本体は、湯と水とを混合する湯水混合部と、上記吐水部を吐水状態又は止水状態に切り替える吐止水切替部と、上記水栓本体の外部に連通して浴室内に排水する排水路と、この排水路の開閉を切り替える排水切替弁と、上記湯水混合部と上記排水切替弁とを接続する接続流路と、上記操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する温水準備モードを備えた制御部と、を備えており、上記吐止水切替部は、上記湯水混合部と上記排水切替弁との間の上記接続流路の途中に配置されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、吐止水切替部が湯水混合部と排水切替弁との間の接続流路の途中に配置されていることにより、排水路及びこれを開閉する排水切替弁を接続流路における吐止水切替部よりも下流側に設けることができるため、温水準備モードを実行した際に、吐止水切替部付近の残水を専用の排水路から効率良く排出することができる。
また、吐水部からの湯水の吐水を行う前に予め温水準備モードを実行することにより、吐止水切替部よりも上流側(1次側)に残っていた冷水を専用の排水路から予め排水して水抜きすることができるため、その後、吐止水切替部を切り替えて吐水部から温かい湯水を吐水したい場合に、冷やされた残水が吐水されるリスクを軽減して温かい湯水を速やかに吐水することができる。
【0007】
本発明において、好ましくは、上記吐水部は、複数の吐水部を備えており、上記吐止水切替部は、上記複数の吐水部のそれぞれに連通する複数の流路と、これらの複数の流路のそれぞれを開閉する複数の電磁弁と、を備えており、上記複数の流路のうちの少なくとも1つの流路が上記接続流路の途中に配置されている。
このように構成された本発明においては、複数の吐水部のそれぞれに連通する吐止水切替部の複数の流路うちの少なくとも1つの流路が、湯水混合部と排水切替弁とを接続する接続流路の途中に配置されていることにより、配置された吐止水切替部付近の水を接続流路から専用の排水路を経て確実に排出することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、上記湯水混合部は、その下流側に流量調整部を備えており、上記接続流路は、上記流量調整部よりも下流側の途中から上記吐止水切替部に接続されている。
このように構成された本発明においては、排水切替弁に接続される接続流路が流量調整部よりも下流側の途中から吐止水切替部に接続されていることにより、湯水混合部と吐止水切替部との間に流量調整部があった場合であっても、吐止水切替部付近の水を接続流路から専用の排水路を経て確実に排出することができるため、水が抜けきれないことを抑制することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、上記複数の吐水部は、使用者の人体に向けて吐水するシャワーヘッドを備えており、上記操作部は、浴室内に設置される第1操作部と、浴室外に設置される第2操作部と、を備えており、上記温水準備モードは、上記第1操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する第1温水準備モードと、上記第2操作部からの指令により上記排水切替弁を開閉して上記排水路からの湯水の排水を制御する又は上記第2操作部からの指令により上記吐止水切替部を切り替えて上記シャワーヘッドからの湯水の排水を制御する第2温水準備モードと、を備えている。
このように構成された本発明においては、浴室内に設置される第1操作部からの指令により排水切替弁を開閉して専用の排水路からの湯水の排水を制御する第1温水準備モードに加えて、浴室外に設置される第2操作部からの指令により排水切替弁を開閉して排水路からの湯水の排水を制御する又は第2操作部からの指令により吐止水切替部を切り替えてシャワーヘッドからの湯水の排水を制御する第2温水準備モードを備えていることにより、浴室内外からの操作部からの操作状況に応じて、吐止水切替部付近の水を接続流路から専用の排水路又はシャワーヘッドから確実に排出することができるため、効果的に水抜きすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の浴室用の水栓装置によれば、温水準備を行った際に、吐止水切替部付近の残水を効率良く排出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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