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公開番号2025135890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033953
出願日2024-03-06
発明の名称空調支援ダクト、及び、空調システム
出願人株式会社フジタ
代理人インフォート弁理士法人
主分類F24F 7/06 20060101AFI20250911BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】配電盤が設けられた室内の空調に要するエネルギー消費量を抑制する。
【解決手段】配電盤10が設置された室内の空調を支援するダクト20は、配電盤10の排気口11から排出された排気を取り込む入口開口22であって排気口11より大きな入口開口22と、入口開口22から流入した排気を室内へ放出する出口開口23と、入口開口22と出口開口23を連通する管路24と、が設けられたダクト本体21を備える。ダクト本体21は、排気口11に向けた入口開口22が排気口11から離隔し且つ近接し、出口開口23が室内の上方空間に位置するように、配置される。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
配電盤が設置された室内の空調を支援する空調支援ダクトであって、
前記配電盤の排気口から排出された排気を取り込む入口開口であって前記排気口より大きな入口開口と、前記入口開口から流入した前記排気を前記室内へ放出する出口開口と、前記入口開口と前記出口開口を連通する管路と、が設けられたダクト本体を備え、
前記ダクト本体は、前記排気口に向けた前記入口開口が前記排気口から近接し且つ離隔され、前記出口開口が前記室内の上方空間に位置するように、配置された
ことを特徴とする空調支援ダクト。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空調支援ダクトにおいて、
前記排気口は、前記配電盤の側面に設けられ、
前記ダクト本体は、前記入口開口から流入した前記排気の進路を前記管路中で前記上方空間に向けて屈曲する
ことを特徴とする空調支援ダクト。
【請求項3】
請求項2に記載の空調支援ダクトにおいて、
前記ダクト本体は、
前記入口開口が設けられた第1ダクトと、
前記第1ダクトと接続され、前記上方空間に向けて延びた第2ダクトと、
前記管路の屈曲部に配置された、前記排気を前記上方空間に向けて案内するガイド部材を有する
ことを特徴とする空調支援ダクト。
【請求項4】
請求項2に記載の空調支援ダクトにおいて、
前記ダクト本体は、
前記入口開口が設けられた第1ダクトと、
前記第1ダクトと接続され、前記上方空間に向けて延びた第2ダクトと、を有し、
前記第1ダクトと前記第2ダクトは、前記第1ダクトの出口開口側と前記第2ダクトの入口開口側の少なくとも一方を前記ダクト本体の屈曲方向の内向きに拡径して接続された
ことを特徴とする空調支援ダクト。
【請求項5】
請求項2に記載の空調支援ダクトにおいて、
前記ダクト本体は、
前記入口開口が設けられた第1ダクトと、
前記第1ダクトと接続され、前記上方空間に向けて延びた第2ダクトと、を備え、
前記第1ダクトの奥行は、前記排気口の幅よりも長く、
前記第2ダクトの断面は、前記排気口より大きい
ことを特徴とする空調支援ダクト。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の空調支援ダクトと、
前記室内又は室外から取り込んだ空気を冷却して、冷気を前記室内に排出する空調装置と、
ことを特徴とする空調システム。
【請求項7】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の空調支援ダクトと、
前記室外から取り込んだ外気を冷却して、冷気を前記室内に排出する空調装置と、
前記室内の前記上方空間に設けられた、前記室内の空気を前記室外へ排出させる換気ファンと、を備える
ことを特徴とする空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、空調支援ダクト、及び、空調システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
配電盤などの電気設備や電気機器が設置される電気室では、電力線や通信線などのケーブル類は、室内の通行の妨げにならないよう、しばしば電気設備や電気機器よりも高い位置に設けたケーブルラック上に敷設される。しかしながら、電気設備よりも高い位置へ敷設されたケーブル類は、配電盤からの高温な排気の影響を受けやすい。
【0003】
一般に、電気室内の温度は、その室内に設置された電気機器や電気設備の正常な動作を確保するため管理されるが、上述した理由から、電気機器や電気設備が置かれる下方空間の室内温度に加えて、ケーブルラックの高さ付近における室内温度にも、十分な注意が必要である。電気室内の温度管理に関連する従来技術は、例えば、特許文献1、特許文献2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-322049号公報
実開昭62-026106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、冷却装置で外気を冷却して電気機器を超えない高さから室内に供給しながら、室内空気を電気機器よりも上方に配置した排気口から排出する、置換空調に関する技術が記載されている。配電盤を備える電気室に特許文献1に記載の技術を適用した場合、ケーブルラックの高さ付近では、配電盤からの排気と冷却された外気が混ざり合うため、室温は下がりにくい。従って、ケーブルラックの高さ付近の室温を下げるために、冷却装置のエネルギーを過剰に消費しやすい。
【0006】
特許文献2には、キュービクルからの排気をキュービクルの天井部に形成された排気口に接続された排気ダクトで室外まで導いて排出する技術が記載されている。特許文献2に記載の技術では、電気設備(キュービクル)からの排気が室内に放出されないため、ケーブルラックの高さ付近の室温も低く維持することができる。しかしながら、ダクトが長くなりやすく室内のスペースを圧迫するとともに、長いダクト内に排気を流すためのファンで大きなエネルギーを消費してしまう。
【0007】
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、配電盤が設けられた室内の空調に要するエネルギー消費量を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る空調支援ダクトは、配電盤が設置された室内の空調を支援する空調支援ダクトであって、前記配電盤の排気口から排出された排気を取り込む入口開口であって前記排気口より大きな入口開口と、前記入口開口から流入した前記排気を前記室内へ放出する出口開口と、前記入口開口と前記出口開口を連通する管路と、が設けられたダクト本体を備え、前記ダクト本体は、前記排気口に向けた前記入口開口が前記排気口から離隔し且つ近接し、前記出口開口が前記室内の上方空間に位置する、ように配置されている。
【発明の効果】
【0009】
上記の態様によれば、配電盤が設けられた室内の空調に要するエネルギー消費量を抑制する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
空調システムの構成を例示した図である。
配電盤と空調支援ダクトの関係を例示した図である。
空調方式による高さ方向の温度分布の違いを示した図である。
空調支援ダクトの構成の一例を示した図である。
空調支援ダクト内のガイド部材と排気効率の関係を説明する図である。
空調支援ダクト内のガイド部材と排気効率の関係を説明する別の図である。
縦ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明する図である。
縦ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明する別の図である。
縦ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
縦ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明する図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明する別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
横ダクトの一辺の長さと排気効率の関係を説明するさらに別の図である。
空調支援ダクトの構成の別の例を示した図である。
空調支援ダクトの構成の更に別の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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