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公開番号2025135144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032789
出願日2024-03-05
発明の名称潤滑油供給ユニット、軸受装置及び機械装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16N 7/38 20060101AFI20250910BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軸受の潤滑寿命を延ばすことができる潤滑油供給ユニットを提供する。
【解決手段】潤滑油供給ユニット4は、潤滑油26が収容されるタンク25と、ポンプ30と、ポンプ30に流体的に連通する供給路部材40とを備える。ポンプ30は、タンク25から供給路部材40に潤滑油26を供給する。供給路部材40は、潤滑油供給ユニット4の最下部に配置されている。供給路部材40は、ポンプ30に接続されている流入口44と、潤滑油供給ユニット4が取り付けられる軸受2の内部に対向し、かつ、潤滑油26を軸受2の内部に吐出する吐出口45と、吐出口45に接続されておりかつ上方に延在している吐出路46とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
潤滑油供給ユニットであって、前記潤滑油供給ユニットは、
潤滑油が収容されるタンクと、
ポンプと、
前記ポンプに流体的に連通する供給路部材とを備え、
前記ポンプは、前記タンクから前記供給路部材に前記潤滑油を供給し、
前記供給路部材は、前記潤滑油供給ユニットの最下部に配置されており、前記ポンプに接続されている流入口と、前記潤滑油供給ユニットが取り付けられる軸受の内部に対向し、かつ、前記潤滑油を前記軸受の前記内部に吐出する吐出口と、前記吐出口に接続されておりかつ上方に延在している吐出路とを含む、潤滑油供給ユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記タンクは、0.10W/(m・K)以上の熱伝導率を有する材料で形成されており、
前記材料は、ポリカーボネート樹脂である、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項3】
前記供給路部材は、前記吐出口と前記吐出路とを含むノズル部材を含み、
前記ノズル部材は、前記軸受の軸を中心とする環の一部である円弧の形状を有しており、
前記軸受の周方向における前記ノズル部材の端部は、テーパ形状または流線形状を有している、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項4】
前記供給路部材は、前記吐出口と前記吐出路とを含むノズル部材を含み、
前記吐出口は、前記ノズル部材の平らな表面に設けられている、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項5】
前記タンク内に配置されており、かつ、前記潤滑油に対して浮くことができる浮きをさらに備える、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項6】
前記ポンプの動作を制御するコントローラをさらに備え、
前記コントローラは、前記吐出口に形成される前記潤滑油の滴が前記軸受の前記内部に付着するように前記ポンプの前記動作を制御する、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項7】
前記ポンプの動作を制御するコントローラと、
前記軸受によって回転可能に支持されているシャフトの回転を検知する回転センサとをさらに備え、
前記コントローラは、前記回転センサからの出力に基づいて前記ポンプの前記動作を制御し、
前記シャフトの前記回転が停止しているとき、または、前記軸受が20万以下のdn値で使用されているときに、前記コントローラは、前記ポンプを動作させて、前記タンクから前記軸受の前記内部に前記潤滑油を供給する、請求項1に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項8】
電力を発生するとともに、前記電力を前記コントローラに供給する電源ユニットをさらに備え、
前記コントローラと前記タンクとは、前記軸受の軸方向に並んで配置されており、
前記電源ユニットと前記タンクとは、前記軸受の前記軸方向に並んで配置されている、請求項6または請求項7に記載の潤滑油供給ユニット。
【請求項9】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の前記潤滑油供給ユニットと、
前記潤滑油供給ユニットが取り付けられている前記軸受とを備え、
前記軸受は、内周面に外輪転走面を含む外輪と、外周面に内輪転走面を含み、かつ、前記内輪転走面が前記外輪転走面に対向するように前記外輪の内側に配置される内輪と、前記外輪転走面及び前記内輪転走面を転走する複数の転動体とを含み、
前記内輪の前記外周面は、前記軸受の軸方向における前記内輪の端面から前記内輪転走面まで延在し、かつ、前記内輪の前記端面から前記内輪転走面に向かうにつれて前記外輪に近づく傾斜部を含み、
前記軸受の前記内部は、前記傾斜部であり、
前記軸受の前記軸方向に対する前記傾斜部の傾斜角度は、1°以上45°以下であり、
前記傾斜部に、前記潤滑油を貯留する凹部が設けられており、
前記吐出口は、前記凹部に対向している、軸受装置。
【請求項10】
請求項7に記載の前記潤滑油供給ユニットと、
前記潤滑油供給ユニットが取り付けられている前記軸受と、
前記軸受によって回転可能に支持されている前記シャフトと、
前記シャフトを回転させるモータと、
前記モータを制御する機械コントローラとを備え、
前記コントローラが前記ポンプの前記動作を停止させている間に、前記機械コントローラは、前記モータを動作させて、前記シャフトを回転させる、機械装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、潤滑油供給ユニット、軸受装置及び機械装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許第6495700号公報(特許文献1)は、軸受と、軸受に接続された潤滑油供給ユニットとを備える軸受装置を開示している。潤滑油供給ユニットは、潤滑油を保持する保持部と、保持部から軸受の内部に潤滑油を供給する供給部と、電力を発生させる発電部とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6495700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された軸受装置には、軸受の潤滑寿命を延ばす余地がある。本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、軸受の潤滑寿命を延ばすことができる潤滑油供給ユニット、軸受装置及び機械装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の潤滑油供給ユニットは、潤滑油が収容されるタンクと、ポンプと、ポンプに流体的に連通する供給路部材とを備える。ポンプは、タンクから供給路部材に潤滑油を供給する。供給路部材は、潤滑油供給ユニットの最下部に配置されている。供給路部材は、ポンプに接続されている流入口と、潤滑油供給ユニットが取り付けられる軸受の内部に対向し、かつ、潤滑油を軸受の内部に吐出する吐出口と、吐出口に接続されておりかつ上方に延在している吐出路とを含む。
【0006】
本開示の軸受装置は、本開示の潤滑油供給ユニットと、潤滑油供給ユニットが取り付けられている軸受とを備える。
【0007】
本開示の機械装置は、本開示の潤滑油供給ユニットと、潤滑油供給ユニットが取り付けられている軸受と、シャフトと、シャフトを回転させるモータと、モータを制御する機械コントローラとを備える。コントローラがポンプの動作を停止させた後に、機械コントローラは、モータを動作させて、シャフトを回転させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の潤滑油供給ユニット、軸受装置及び機械装置によれば、軸受の潤滑寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1の軸受装置の概略断面図である。
実施の形態1の軸受装置の、図1に示される断面線II-IIにおける概略断面図である。
実施の形態1の軸受装置の、図1に示される領域IIIの概略部分拡大断面図である。
実施の形態1の潤滑油供給ユニットの主要部の電気回路の構成を示す回路ブロック図である。
実施の形態1の潤滑油供給ユニットに含まれる発電ユニットの概略部分拡大断面図である。
実施の形態1の潤滑油供給ユニットに含まれるノズル部材の概略斜視図である。
実施の形態1の機械装置の概略断面図である。
実施の形態1の機械装置の主要部の電気回路の構成を示す回路ブロック図である。
ポンプの動作などを示すタイミングチャートを示す図である。
軸受の内部への潤滑油の供給態様を示す、実施の形態1の軸受装置の概略部分拡大断面図である。
軸受の内部への潤滑油の供給態様を示す、実施の形態1の軸受装置の概略部分拡大断面図である。
軸受の内部への潤滑油の供給態様を示す、実施の形態1の軸受装置の概略部分拡大断面図である。
実施の形態1の変形例のノズル部材の概略斜視図である。
実施の形態1の変形例のノズル部材の概略斜視図である。
実施の形態1の変形例のノズル部材の概略斜視図である。
実施の形態1の変形例の潤滑油供給ユニットの主要部の電気回路の構成を示す回路ブロック図である。
実施の形態1の変形例の機械装置の主要部の電気回路の構成を示す回路ブロック図である。
実施の形態2の軸受装置の概略断面図である。
実施の形態2の軸受装置の、図18に示される領域XIXの概略部分拡大断面図である。
実施の形態3の潤滑油供給ユニットの概略断面図である。
タンク内の潤滑油が減少したときの、実施の形態3の潤滑油供給ユニットの概略断面図である。
実施の形態4の潤滑油供給ユニットの概略断面図である。
実施の形態4の潤滑油供給ユニットの、図22に示される断面線XXIII-XXIIIにおける概略断面図である。
実施の形態4の潤滑油供給ユニットの、図22に示される断面線XXIV-XXIVにおける概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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