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公開番号
2025134446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032346
出願日
2024-03-04
発明の名称
軸受隙間測定装置および軸受隙間測定方法
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01M
13/04 20190101AFI20250909BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ラジアル隙間を自動的に測定することが可能な軸受隙間測定方法及び軸受隙間測定装置を提供する。
【解決手段】外径面に第1・第2軌道面を有する内輪と、内径面に第1・第2軌道面を有する外輪と、内輪の軌道面と外輪の軌道面との間に配設される転動体としてのころとを備えた軸受に対して軸受隙間を測定するものである。第1軌道面を上方側となり第2軌道面を下方側となるように内輪を配置するとともに、第2軌道面を上方側となり第1軌道面を下方側となるように外輪を配置し、内輪の第2軌道面と外輪の第2軌道面とが相対向してその相対向する第2軌道面間にころが介在する状態で、第2軌道面におけるラジアル隙間を測定する。次に、外輪の第1軌道面が内輪の第1軌道面に相対向するように外輪側及び内輪側の少なくともいずれか一方を上下方向に移動をさせ、内輪の第1軌道面と外輪の第1軌道面とが相対向してその相対向する第1軌道面間にころが介在する状態で、第1軌道面におけるラジアル隙間を測定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外径面に第1・第2軌道面を有する内輪と、内径面に第1・第2軌道面を有する外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に配設される転動体としてのころとを備えた軸受に対して軸受隙間を測定する軸受隙間測定方法であって、
前記内輪を第1軌道面が上方側となり第2軌道面が下方側となるように配置するとともに、前記外輪を第2軌道面が上方側となり第1軌道面を下方側となるように配置して、前記内輪の第2軌道面と前記外輪の第2軌道面とが相対向してその相対向する第2軌道面間に前記ころが介在する状態で、第2列を構成する前記第2軌道面におけるラジアル隙間を測定し、次に、前記外輪の第1軌道面が前記内輪の第1軌道面に相対向するように前記外輪側及び内輪側の少なくともいずれか一方を上下方向に移動をさせ、前記内輪の第1軌道面と前記外輪の第1軌道面とが相対向してその相対向する第1軌道面間に前記ころが介在する状態で、第1列を構成する第1軌道面におけるラジアル隙間を測定することを特徴とする軸受隙間測定方法。
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【請求項2】
前記第2列のラジアル隙間を測定する前には、前記内輪と前記外輪と前記ころが組付けられてなる前記軸受の外輪を取り外した後、外輪が取り外された状態の内輪・ころ組付体でのころ位相を合わせる位相合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の軸受隙間測定方法。
【請求項3】
前記位相合わせ後に、取り外した外輪を上下反転させて、前記内輪の第2軌道面と外輪の第2軌道面とが相対向して第2軌道面間に前記ころが介在する状態とすることを特徴とする請求項1に記載の軸受隙間測定方法。
【請求項4】
外径面に第1・第2軌道面を有する内輪と、内径面に第1・第2軌道面を有する外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に配設される転動体としてのころとを備えた軸受に対して軸受隙間を測定する軸受隙間測定方法であって、
前記内輪と前記外輪と前記ころが組付けられてなる前記軸受の外輪を取り外す外輪取外工程と、
外輪が取り外された状態の内輪・ころ組付体でのころ位相を合わせる位相合わせ工程と、
前記外輪取外工程にて取り外された外輪を反転させる外輪反転工程と、
前記外輪反転工程にて反転された前記外輪を、その第2軌道面が前記内輪・ころ組付体の内輪の第2軌道面に対応するように、前記内輪・ころ組付体に組み付ける第1組付工程と、
前記内輪の第2軌道面と外輪の第2軌道面とが相対向してその相対向する第2軌道面間に前記ころが介在する状態で、第2列を構成する前記第2軌道面におけるラジアル隙間を測定する第2列の測定工程と、
前記第2列の測定工程にて第2軌道面のラジアル隙間を測定した後、前記外輪を上昇させて、外輪の第1軌道面を前記内輪・ころ組付体の内輪の第1軌道面に対応させる上昇工程と、
内輪の第1軌道面と外輪の第1軌道面とが相対向して第1軌道面間に前記ころが介在する状態で、第1列を構成する前記第1軌道面のラジアル隙間を測定する第1列の測定工程と、
第1列の測定工程にて第1軌道面のラジアル隙間を測定した後、前記外輪を取外して、その取り外した外輪を反転させて前記内輪・ころ組付体に再度組付ける第2組付工程とを備えたことを特徴とする軸受隙間測定方法。
【請求項5】
外径面に第1・第2軌道面を有する内輪と、内径面に第1・第2軌道面を有する外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に配設される転動体としてのころとを備えた軸受に対して軸受隙間を測定する軸受隙間測定装置であって、
前記内輪と前記外輪と前記ころが組付けられてなる前記軸受の外輪を取り外す外輪取外機構と、
前記外輪が取り外された状態の内輪・ころ組付体でのころ位相を合わせる位相合わせ機構と、
内輪の第2軌道面と外輪の第2軌道面とが相対向して第2軌道面間に前記ころが介在する状態で、第2列を構成する前記第2軌道面におけるラジアル隙間を測定する第2列の測定機構と、
前記軸受から取り外された外輪を反転させる外輪反転機構と、
前記軸受から取り外された外輪を上下動させる外輪上下動機構と、
内輪の第1軌道面と外輪の第1軌道面とが相対向して第1軌道面間に前記ころが介在する状態で、第1列を構成する前記第1軌道面におけるラジアル隙間を測定する第1列の測定機構とを備えたことを特徴とする軸受隙間測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸受隙間測定装置および軸受隙間測定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、外径面に軌道面を有する内輪と、内径面に軌道面を有する外輪と、前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面との間に配設されたころとを備えた軸受に対して、内輪と外輪とのいずれか一方を固定し、他方をラジアル方向に移動させたときに、所定の移動量が生じる。この場合、ラジアル方向に移動させた場合の移動量をラジアル内部すきまと呼び、アキシアル方向に移動させた場合の移動量をアキシアル内部すきまがと呼ぶ。
【0003】
ところで、運転中における内部すきま(運転すきま)の大きさは、転がり疲れ寿命、発熱、騒音、振動等の軸受の性能に影響を及ぼす。このため、軸受の軸受隙間をる測定することが重要となり、単列軸受のラジアル隙間測定方法は、JISB1515-2:2006の測定方法が一般には採用されている。
【0004】
この測定方法は、内輪側を固定し、指示計器の測定子を、外輪軌道の中央部に対応した外輪外径面に当てる。この状態で、指示計器の反対方向から径方向内方へ押圧して、転動体が軌道の溝底を通るときである指示計器の最大値を検出する。また、指示計器の測定子側から径方向内方へ押圧して、転動体が軌道の溝底を通るときである指示計器の最小値を検出する。この最小指示値と最大指示値との差が、ラジアル内部すきまとなる。
【0005】
従来から、特許文献1~特許文献3等に示されるように、軸受の軸受隙間を測定する測定方法および測定装置が種々提案されている。
【0006】
特許文献1に記載の測定方法は、単列ラジアル玉軸受のラジアル隙間を測定するものであり、ラジアル玉軸受を振動させて、その振動を測定し、この測定した振動の周波数から、各玉の接触角を求め、この求めた接触角からラジアル方向の隙間を求めるものである。
【0007】
特許文献2に記載の測定方法および測定装置は、加振器によりラジアル玉軸受を加振し、振動検出器により外輪の振動を検出して、ラジアル玉軸受の共振周波数を求める。この共振周波数に基づき、ラジアル方向に亙る軸受隙間を求めるものである。
【0008】
特許文献3に記載の測定装置は、ロード負荷装置と、ロードを検出するロードセルと、計測方向の変位量を検出する変位センサと、ロードが所定の規定ロードに達したときの変位量から計測方向の隙間を演算するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-70305号公報
特開平11-153425号公報
特開2009-270913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、特許文献1~特許文献3等や、JISB1515-2:20016の測定方法では、単列軸受におけるラジアル隙間(内部すきま)を測定することが記載されている。しかしながら、複列ころ軸受では、各列(2列)それぞれラジアル隙間を測定する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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