TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025133722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025031534
出願日
2025-02-28
発明の名称
検査室自動化システムおよび方法
出願人
ロッシュ ディアグノスティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
G01N
35/04 20060101AFI20250904BHJP(測定;試験)
要約
【課題】コンパクトな水平システム拡張部を有する検査室自動化システムを提供する。
【解決手段】検査室サンプル容器(20)を運ぶためのサンプル容器キャリア(2)、サンプル容器キャリア(2)を垂直に移動させるための昇降装置(4)、昇降装置(4)が搬送装置(3)とアップリフトキャリア位置(UCP)との間でサンプル容器キャリア(2)を移動させながら、検査室サンプル容器(20)の読み取り可能なコード(22)を読み取るためのコード読み取り装置(5)、検査室サンプル容器(20)を把持し、把持された検査室サンプル容器(20)をサンプル容器キャリア(2)に対してトップ位置(TP)に、またサンプル容器キャリア(2)に戻すよう垂直に移動させるための把持装置(6)、および査室サンプル容器(20)および/またはサンプル(S)の少なくとも1つの特性を検出するためのセンサ機器(7)を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
検査室サンプル容器(20)および/または前記検査室サンプル容器(20)の内部(21)の中に貯蔵されたサンプル(S)を検査するための検査室自動化システム(1)であって、
検査室サンプル容器(20)を運ぶように適合されたサンプル容器キャリア(2)、
搬送装置(3)であって、前記サンプル容器キャリア(2)が前記搬送装置(3)に配置されている場合、前記サンプル容器キャリア(2)を水平に搬送するように適合された搬送装置(3)、
前記サンプル容器キャリア(2)を、前記搬送装置(3)に対して前記サンプル容器キャリア(2)のアップリフトキャリア位置(UCP)まで、また前記搬送装置(3)の上に戻すように垂直に移動させるように適合された昇降装置(4)、
前記昇降装置(4)が前記搬送装置(3)と前記アップリフトキャリア位置(UCP)との間で前記サンプル容器キャリア(2)を移動させている間に、前記サンプル容器キャリア(2)によって運ばれる検査室サンプル容器(20)の読み取り可能なコード(22)を読み取るように適合されているコード読み取り装置(5)、
前記サンプル容器キャリア(2)がそのアップリフトキャリア位置(UCP)にある場合、前記サンプル容器キャリア(2)によって運ばれる前記検査室サンプル容器(20)を把持するように適合された把持装置(6)であって、把持された前記検査室サンプル容器(20)を、前記アップリフトキャリア位置(UCP)にある前記サンプル容器キャリア(2)に対して前記検査室サンプル容器(20)のトップ位置(TP)にまで、また前記アップリフトキャリア位置(UCP)にある前記サンプル容器キャリア(2)に戻すよう垂直に移動させるように適合された把持装置(6)、および
前記検査室サンプル容器(20)がそのトップ位置(TP)にある場合に、前記検査室サンプル容器(20)および/または前記検査室サンプル容器(20)の前記内部(21)の中に貯蔵された前記サンプル(S)の少なくとも1つの特性を検出するように適合されたセンサ機器(7)、
を含む、検査室自動化システム(1)。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記把持装置(6)が、前記把持された検査室サンプル容器(20)を前記センサ機器(7)に対して回転させ、特に、前記把持された検査室サンプル容器(20)を前記アップリフトキャリア位置(UCP)にあるサンプル容器キャリア(2)に対して垂直に移動させる間、および/または移動させることから独立して、回転させるように適合されていることを特徴とする、請求項1に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項3】
前記昇降装置(4)は、特に前記搬送装置(3)に対して前記サンプル容器キャリア(2)を垂直に移動させる間、および/または移動させることから独立して、前記コード読み取り装置(5)に対して前記検査室サンプル容器(20)を運ぶ前記サンプル容器キャリア(2)を回転させるように適合され、
特に、前記昇降装置(4)は、前記コード読み取り装置(5)に対して所定のコードの方向に、および/または特に前記サンプル容器キャリア(2)の窓の内部の別の所定のコードの方向に、前記検査室サンプル容器(20)の前記読み取り可能なコード(22)を、特に回転して、位置合わせするように適合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項4】
前記センサ機器(7)はカメラ装置(8)を備え、前記カメラ装置(8)は、特にサンプルの質のチェックのために、前記検査室サンプル容器(20)の前記内部(21)の中に貯蔵された前記サンプル(S)を感知するように適合されており、および/または前記カメラ装置(8)は、前記検査室サンプル容器(20)のキャップ(23)の色を感知するように適合されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項5】
前記センサ機器(7)は、特にレーザ液面検出装置(10)の形態の液面検出装置(9)を備え、前記液面検出装置(9)は、前記検査室サンプル容器(20)の前記内部(21)の中に貯蔵された液体サンプル(S)の少なくとも1つのレベルを感知するように適合されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項6】
前記昇降装置(4)は、前記搬送装置(3)に対して垂直に移動される前記サンプル容器キャリア(2)に係合するための係合部(11)を備え、
前記係合部(11)は、前記搬送装置(3)に対して垂直に駆動可能であり、
特に、前記コード読み取り装置(5)は、前記係合部(11)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項7】
前記センサ機器(7)は、レーザセンサデバイス(12)を備え、前記レーザセンサデバイス(12)は、前記検査室サンプル容器(20)の少なくとも1つの幾何学的特性を感知するように適合されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項8】
前記検査室サンプル容器(20)は、前記検査室サンプル容器(20)の前記内部(21)を密封するためのキャップ(23)を有し、前記幾何学的特性は、前記キャップ(23)の形状および/または前記キャップ(23)の高さ(H1)であることを特徴とする、請求項7に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項9】
前記幾何学的特性は、前記検査室サンプル容器(20)の高さ(H2)であり、特に、前記検査室サンプル容器(20)のキャップ(23)を含むか除外する高さ(H2)であることを特徴とする、請求項7または8に記載の検査室自動化システム(1)。
【請求項10】
前記把持装置(6)は、前記検査室サンプル容器(20)の少なくとも1つの幾何学的特性、特に前記センサ機器(7)によって感知される、前記少なくとも1つの幾何学的特性に応じて制御されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の検査室自動化システム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルを検査するための検査室自動化システムに関する。さらに、本発明は、そのような検査室自動化システムを動作させるための方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
典型的には、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルを検査するための検査室自動化システムは、いくつかの検査構成要素を備え、前記検査構成要素は、互いに対して実質的に水平に配置される。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルを検査するための検査室自動化システムを提供すること、および各々が改善された特性を有するそのような検査室自動化システムを動作させるための方法を提供することである。特に、特定のコンパクトな水平システム拡張部を有する検査室自動化システムが提供され得る。
【0004】
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
【0005】
本発明による検査室自動化システムは、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルを検査するように適合される。したがって、検査室自動化システムは、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルの検査を、特に自動的に実行することを可能にする。検査室自動化システムは、サンプル容器キャリアを備える。サンプル容器キャリアは、検査室サンプル容器を運ぶように適合されている。特に、サンプル容器キャリアは、検査室サンプル容器を少なくとも部分的にまたは部分的にのみ、特に軸方向に受け入れるように適合される。その中で、検査室サンプル容器はサンプルチューブであってもよい。検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されるサンプルは、特にヒトの血液から得る、サンプル液体、例えば血液サンプルの一部であり得る。
【0006】
検査室自動化システムは、搬送装置を備える。搬送装置は、特にサンプル容器キャリアが搬送装置に配置されている場合にのみ、サンプル容器キャリアを水平に搬送するように適合されている。サンプル容器キャリアが搬送装置に配置される場合、サンプル容器キャリアは、水平に搬送するように搬送装置に駆動連結され得る。
【0007】
検査室自動化システムは、昇降装置を備える。昇降装置は、サンプル容器キャリアを、搬送装置に対してサンプル容器キャリアのアップリフトキャリア位置まで、垂直に移動させるように適合されている。言い換えると、昇降装置は、サンプル容器キャリアがそのアップリフトキャリア位置に来るように、搬送装置からサンプル容器キャリアを上昇させるように適合され得る。さらに、昇降装置は、サンプル容器キャリアを搬送装置上に戻すよう垂直に移動させるように適合されている。したがって、サンプル容器キャリアがそのアップリフトキャリア位置にある場合、昇降装置は、サンプル容器キャリアを搬送装置上に戻すよう移動させるように適合され得、特にその結果、検査室サンプル容器をそのとき搬送装置によって昇降装置から水平に搬送することができる。サンプル容器キャリアが搬送装置に配置される場合、サンプル容器キャリアは、特に重力に対して低いキャリア位置にあり得る。低いキャリア位置は、サンプル容器キャリアが検査室自動化システムの中で取得することができる可能性がある、重力に対する最も低い位置であり得る。昇降装置は、サンプル容器キャリアを低いキャリア位置からアップリフトキャリア位置に移動させ、低いキャリア位置に戻すように適合され得る。
【0008】
検査室自動化システムは、コード読み取り装置を備える。コード読み取り装置は、サンプル容器キャリアによって運ばれる検査室サンプル容器の読み取り可能なコードを読み取るように適合されている。読み取り可能なコードは、例えばバーコードまたはQRコードまたは類似した物の形態の視覚的に読み取り可能なコードであってもよい。その中で、コード読み取り装置は、昇降装置が搬送装置とアップリフトキャリア位置との間でサンプル容器キャリアを移動させている間に読み取り可能なコードを読み取るように適合されている。言い換えると、サンプル容器キャリアが昇降装置によって垂直に移動されている間、コード読み取り装置は、サンプル容器キャリアによって運ばれる検査室サンプル容器の読み取り可能なコードを読み取ることができる。
【0009】
検査室自動化システムは、把持装置を備える。把持装置は、サンプル容器キャリアがそのアップリフトキャリア位置にある場合、サンプル容器キャリアによって運ばれた検査室サンプル容器を把持するように適合されている。特に、把持装置によって把持される検査室サンプル容器は、サンプル容器キャリアがアップリフトキャリア位置にある場合に、把持装置の把持範囲にのみあり得る。把持装置は、アップリフトキャリア位置にあるサンプル容器キャリアに対して、把持された検査室サンプル容器を検査室サンプル容器の頂部の位置に、垂直に移動させるように適合されている。言い換えると、サンプル容器キャリアは、把持された検査室サンプル容器が把持装置によって垂直に移動されている間、アップリフトキャリア位置に留まってもよい。さらに、把持装置は、把持された検査室サンプル容器を、アップリフトキャリア位置にあるサンプル容器キャリアに戻るよう垂直に移動するように適合される。したがって、把持装置は、最初に検査室サンプル容器をサンプル容器キャリアから分離し、次いで、第二に、把持された検査室サンプル容器をサンプル容器キャリアから上に垂直に移動させて、把持された検査室サンプル容器をその頂部の位置に運び、次いで、第三に、検査室サンプル容器をサンプル容器キャリアと再結合させるために、検査室サンプル容器をサンプル容器キャリアに戻すよう移動するように適合され得る。再結合後、サンプル容器キャリアは、昇降装置によって垂直に搬送装置に戻され得る。
【0010】
検査室自動化システムは、センサ機器を備える。センサ機器は、特にサンプル容器がその頂部の位置にある場合に、検査室サンプル容器および/または検査室サンプル容器の内部の中に貯蔵されたサンプルの少なくとも1つの特性を検出するように適合される。したがって、把持された検査室サンプル容器がその頂部の位置に配置されている間、センサ機器は、少なくとも1つの特性を検出するように検査室サンプル容器および/またはサンプルをスキャンし得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
計量スプーン
7日前
個人
微小振動検出装置
18日前
株式会社イシダ
X線検査装置
18日前
三菱電機株式会社
計測器
1か月前
株式会社辰巳菱機
システム
27日前
株式会社FRPカジ
FRP装置
29日前
アンリツ株式会社
分光器
13日前
ダイハツ工業株式会社
測定用具
11日前
アンリツ株式会社
分光器
13日前
株式会社東芝
センサ
18日前
TDK株式会社
磁気センサ
7日前
TDK株式会社
ガスセンサ
21日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
1か月前
日本精工株式会社
分注装置
25日前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
19日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
29日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
22日前
株式会社ヨコオ
コンタクタ
11日前
TDK株式会社
磁気センサ
14日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
26日前
株式会社関電工
検相器用治具
5日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
25日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
14日前
大同特殊鋼株式会社
超音波探傷方法
7日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
14日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
7日前
個人
材料特性パラメータの算定方法
7日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
8日前
新潟精機株式会社
溶接用ゲージ
7日前
大新土木株式会社
水深測量装置
13日前
株式会社イシダ
検査装置
13日前
戸田建設株式会社
測量機
25日前
株式会社豊田自動織機
自律走行車
19日前
株式会社ダイフク
搬送設備
18日前
株式会社レイマック
3次元形状計測方法
15日前
株式会社オンスイ
魚体の硬直度測定方法
6日前
続きを見る
他の特許を見る