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公開番号2025132198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029607
出願日2024-02-29
発明の名称光源装置およびプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250903BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】平行度が高い光を射出可能な光源装置およびプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明の光源装置は、第1光を射出する光源部と、第1光が入射するカラーホイールと、カラーホイールから光が入射する第1入射面と光を射出する第1射出面とを有する第1透過光学素子と、を備える。第1透過光学素子は、第1入射面と第1射出面とが互いに平行であって、光入射方向である第1方向に交差する第2方向に沿って延びる第1回転軸を中心として回転し、カラーホイールは、光源部から入射した第1光を射出する第1領域と第2光を射出する第2領域とを含み、第2方向に沿って延びる第2回転軸を中心として回転し、第1光が第1領域に入射する第1タイミングは、第1光が第1入射面に入射する第2タイミングに同期し、第1光が第2領域に入射する第3タイミングは、第2光が第1入射面に入射する第4タイミングに同期する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1光を射出する光源部と、
前記光源部から射出された前記第1光が入射するカラーホイールと、
透光性部材から構成され、前記カラーホイールから射出された光が入射する第1入射面と、前記第1入射面から入射する前記光を射出する第1射出面と、を有する第1透過光学素子と、を備え、
前記第1透過光学素子は、前記第1入射面と前記第1射出面とが互いに平行であって、前記第1透過光学素子に対する前記光の入射方向である第1方向に交差する第2方向に沿って延びる第1回転軸を中心として回転することで、前記カラーホイールから射出された前記光を被照明領域上で走査し、
前記カラーホイールは、前記光源部から入射した前記第1光を射出する第1領域と、前記第1光と異なる第2光を射出する第2領域と、を含み、前記第2方向に沿って延びる第2回転軸を中心として回転し、
前記第1光が前記第1領域に入射する第1期間は、前記第1領域から射出された前記第1光が前記第1透過光学素子の前記第1入射面に入射する第2期間に同期し、
前記第1光が前記第2領域に入射する第3期間は、前記第2領域から射出された前記第2光が前記第1透過光学素子の前記第1入射面に入射する第4期間に同期する、
光源装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1回転軸および前記第2回転軸は同軸であり、前記第1透過光学素子および前記カラーホイールを一体に回転させる第1回転素子をさらに備える、
請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記第1光が前記第1領域および前記第2領域の境界に入射するタイミングで前記光源部の出力を小さくする、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記第1領域および前記第2領域の境界に前記第1光の少なくとも一部が重なる期間において前記カラーホイールから射出された光は、前記被照明領域の有効エリアの外側の非有効エリアに入射する、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項5】
前記カラーホイールは、周方向において前記第1領域と前記第2領域との間に配置され、前記光源部から入射する前記第1光を遮光する遮光領域をさらに含み、
前記第1光は、前記第1領域、前記遮光領域および前記第2領域の順に入射する、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項6】
前記第1光を前記第2光に変換する第1波長変換層が前記カラーホイールの前記第2領域に配置され、
前記第1波長変換層は、前記第2光を散乱させない透明蛍光体である、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項7】
前記カラーホイールの前記第2領域に配置され、前記第1光を前記第2光に変換する第2波長変換層と、
前記カラーホイールから射出された光を平行化する平行化光学系と、
前記平行化光学系により平行化された前記光が入射するレンズインテグレーターと、
前記レンズインテグレーターから入射する前記光の偏光方向を変換する偏光変換素子と、
前記偏光変換素子から射出された前記光が入射する重畳レンズと、を備え、
前記第2波長変換層は、前記第2光を散乱させる散乱要素を含む、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項8】
前記第1透過光学素子は、前記第1回転軸に交差する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面に接する2×m(m:2以上の自然数)個の第1側面と、を有し、
前記第1入射面および前記第1射出面は、前記2×m個の前記第1側面のうちの互いに平行な2つの前記第1側面である、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項9】
前記カラーホイールは、前記第1領域および前記第2領域を含む複数の領域を有し、
前記複数の領域の数は、前記第1側面の数と等しい、
請求項8に記載の光源装置。
【請求項10】
前記光源部は、前記カラーホイールの径方向に沿って配置された複数の発光素子を有し、
前記複数の発光素子から射出された複数の光線は、それぞれ前記第1回転軸に沿って並ぶように前記第1透過光学素子に入射する、
請求項1または請求項2に記載の光源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発光素子から射出した光を液晶パネル等の光変調装置上で時間的に走査することにより、光変調装置を照明するプロジェクターがある。下記の特許文献1には、光源ランプを含む光源装置と、液晶ライトバルブと、光源装置と液晶ライトバルブとの間に設けられたポリゴンミラーと、投射レンズと、を備えるプロジェクターが開示されている。
このプロジェクターにおいて、光源装置は、楕円形の光束断面を有する光を射出する。ポリゴンミラーは、光源装置から射出される光を反射して、液晶ライトバルブの画像形成領域上で楕円形の光束断面の短軸方向に走査する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-225956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1のプロジェクターのように、光の走査にポリゴンミラーを用いた場合、完全な平行光をポリゴンミラーに入射させたとしても、ポリゴンミラーによって光の平行度が損なわれてしまう。つまり、ポリゴンミラーが回転しつつ光を反射するため、ポリゴンミラーの反射面に対する光の入射角が時間的に変化し、ポリゴンミラーに入射した平行光が所定の発散角を有する光となって液晶ライトバルブの画像形成領域を照明する。その結果、液晶ライトバルブにおける明るさやコントラストの低下、色むらの発生、投射レンズでの光の損失等、プロジェクターの画像品質に関係する様々な不具合が生じるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様に従えば、光源装置が提供される。
【0006】
また、本発明の第2態様に従えば、上記第1態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第1透過光学素子が回転する際の照明光の挙動を説明する図である。
図2Aに続いて照明光の挙動を説明する図である。
図2Bに続いて照明光の挙動を説明する図である。
図2Cに続いて照明光の挙動を説明する図である。
図2Dに続いて照明光の挙動を説明する図である。
図2Eに続いて照明光の挙動を説明する図である。
カラーホイールの平面図である。
照明光が光変調装置上を走査する様子を示した図である。
各色光の変位とカラーホイールの射出タイミングとの関係を示した図である。
カラーホイールに青色光が入射する状態を示す図である。
第2実施形態のカラーホイールに青色光が入射する状態を示す図である。
第3実施形態のカラーホイールの平面図である。
第4実施形態のカラーホイールの平面図である。
変形例に係るカラーホイール411Aの平面図である。
第5実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。
第6実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第6実施形態の光源装置の断面図である。
第7実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第8実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
第8実施形態のカラーホイールの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いた液晶プロジェクターの一例である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0009】
図1は、本実施形態のプロジェクター100の概略構成を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター100は、光源装置1と、光変調装置2と、入射側偏光板3と、射出側偏光板4と、投射光学装置5と、を備える。
光源装置1は、光源部10と、カラーホイール11と、拡大光学系12と、第1透過光学素子13と、反射素子15と、第1回転素子17と、を備える。
【0010】
以下、図面において、必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明する。X軸は、光源装置1の照明光軸AXに平行な軸である。光源装置1の照明光軸AXは、光源装置1から射出される光の主光線に沿う軸で定義される。Y軸は、X軸に直交する軸であり、第1透過光学素子13の第1回転軸C1およびカラーホイール11の第2回転軸C2に沿う軸である。Z軸は、X軸およびY軸に直交する軸である。
本実施形態のX軸方向は、特許請求の範囲の「第1方向」に対応する。本実施形態のY軸方向は、特許請求の範囲の「第2方向」に対応する。本実施形態のZ軸方向は、特許請求の範囲の「第3方向」に対応する。
以下の説明において、第1回転軸C1、第2回転軸C2等の各軸に沿う方向を単に「軸方向」、各軸を中心とする周方向を単に「周方向」、各軸に直交する方向を単に「径方向」と称すことがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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