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公開番号2025131329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024029010
出願日2024-02-28
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】連続メディアに対して高品質の画像形成を行うと共に、低騒音化及び省エネルギー化を図ること。
【解決手段】画像形成装置は、連続メディアに形成されたトナー像を加熱して定着させる定着部と、定着部が有した弾性部材から生じる超微粒子を捕集する捕集部と、捕集部側に向かう気流を発生させる送風部と、画像形成装置の装置状態及び印刷条件のうちの少なくともいずれかに応じて、送風部の出力モードを可変する制御部と、備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
連続メディアに画像を形成する画像形成装置であって、
前記連続メディアに直接的又は間接的に接触する弾性部材を有し、前記連続メディアに形成されたトナー像を加熱して定着させる定着部と、
前記弾性部材から生じる超微粒子を捕集する捕集部と、
前記捕集部側に向かう気流を発生させる送風部と、
前記画像形成装置の装置状態及び印刷条件のうちの少なくともいずれかに応じて、前記送風部の出力モードを可変する制御部と、備える、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記装置状態には、画像形成中であるか否かが含まれ、
前記制御部は、前記装置状態が画像形成中である場合に、前記送風部の出力モードを高出力モードに設定すると共に、前記装置状態が画像形成中でない場合に、前記送風部の出力モードを低出力モードに設定する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記装置状態には、前記定着部の温度が含まれ、
前記制御部は、前記定着部の温度が前記送風部の出力モードを高出力モードに切り替えるための基準となる所定の温度以上である場合に、前記送風部の出力モードを前記高出力モードに設定すると共に、前記定着部の温度が前記所定の温度未満である場合に、前記送風部の出力モードを低出力モードに設定する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記印刷条件には、前記連続メディアの長手方向に沿って画像を形成する印刷距離が含まれ、
前記制御部は、前記印刷距離に応じて、前記送風部の出力モードを可変する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記印刷条件には、画像形成に5色以上のトナーを用いるか否かが含まれ、
前記制御部は、画像形成に5色以上のトナーを用いるか否かに応じて、前記送風部の出力モードを可変する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記印刷条件には、前記連続メディアの単位面積当たりのトナー付着量が含まれ、
前記制御部は、前記トナー付着量に応じて、前記送風部の出力モードを可変する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記印刷条件には、画像形成に特殊トナーを用いるか否かが含まれ、
前記制御部は、画像形成に前記特殊トナーを用いるか否かに応じて、前記送風部の出力モードを可変する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記特殊トナーは、ホワイトトナーである、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記印刷条件には、前記連続メディアが特殊メディアであるか否かが含まれ、
前記制御部は、前記連続メディアが前記特殊メディアであるか否かに応じて、前記送風部の出力モードを可変する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記特殊メディアは、タック紙である、
請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連続メディアに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置において搬送されるメディアが連続紙(例えばロール紙)等の連続メディアである場合、枚葉紙の場合と異なり、紙間が無い。画像形成中に、常に連続メディアが定着部に存在するため、定着部の熱が連続メディアに奪われ易くなる。それゆえ、連続メディアに画像を形成する場合には、枚葉紙に画像を形成する場合に比べて、定着部の温度が高く設定されている。
【0003】
定着部の温度が高く設定されると、定着部の弾性部材から多くの超微粒子が発生する。超微粒子が帯電部の帯電極に付着した場合は、搬送方向の画像スジが発生し、超微粒子が連続メディアに付着した場合は、画像の転写性に影響が与えられて、画像ムラが発生する。即ち、弾性部材からの超微粒子の発生は、画像品質の低下を招くことになる。
【0004】
そのため、このような超微粒子を除去できる画像形成装置が開発されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の画像形成装置は、超微粒子を捕集するフィルター(特許文献1では送風フィルターと称される)と、画像形成装置内においてフィルター側に気流を発生させる送風ファンとを備えている。送風ファンは、画像形成装置内の空気をフィルター側に吸引する。換言すれば、送風ファンは、画像形成装置内の空気に含まれる超微粒子をフィルター側に吸引する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-71368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、一般に、連続メディアの場合、搬送途中で画像形成(印刷)を中断できない。そのため、定着部の弾性部材から超微粒子が連続して発生する。そして、連続メディアの場合、画像形成中、常に連続メディアが定着部に存在することにより、定着部の通気性が低下するので、定着部周辺或いは画像形成装置の内部に浮遊する超微粒子が増え続けるおそれがある。そのため、送風ファンの出力(出力モード)を高く設定して、フィルターによる超微粒子の捕集性を高める必要がある。
【0007】
しかしながら、送風ファンの出力が高くなると、ファン騒音が大きくなり、画像形成装置の低騒音化を図ることが困難になると共に、送風ファンの消費電力が増えて、画像形成装置の省エネルギー化を図ることが困難になる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、連続メディアに対して高品質の画像形成を行うと共に、低騒音化及び省エネルギー化を図ることができる、画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る画像形成装置の一態様は、
連続メディアに画像を形成する画像形成装置であって、
前記連続メディアに直接的又は間接的に接触する弾性部材を有し、前記連続メディアに形成されたトナー像を加熱して定着させる定着部と、
前記弾性部材から生じる超微粒子を捕集する捕集部と、
前記捕集部側に向かう気流を発生させる送風部と、
前記画像形成装置の装置状態及び印刷条件のうちの少なくともいずれかに応じて、前記送風部の出力モードを可変する制御部と、備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、連続メディアに対して高品質の画像形成を行うと共に、画像形成装置の低騒音化及び省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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