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公開番号2025132685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030413
出願日2024-02-29
発明の名称定着電源、画像形成装置、制御方法、及び、プログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250903BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】仕向地の商用電源によって供給される交流電圧が異なる場合であっても定着ランプを適切に点灯駆動でき、しかも定着ランプの点灯時に大きな突入電流が流れることを抑制する。
【解決手段】定着ランプ6を熱源として備えた定着ユニット4を駆動する定着電源5は、電圧の異なる複数種類の交流電源のうちの一の交流電源が接続される交流入力部30と、交流入力部30に接続される一の交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する変換器33と、直流電圧を昇圧して定着ランプ6に供給する出力電圧を生成する昇圧回路34と、定着ランプ6の点灯開始時における定着ランプ6の状態に基づき、昇圧回路34によって生成される出力電圧を変化させる制御部40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
定着ランプを熱源として備えた定着ユニットを駆動する定着電源であって、
電圧の異なる複数種類の交流電源のうちの一の交流電源が接続される交流入力部と、
前記交流入力部に接続される前記一の交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する変換器と、
前記直流電圧を昇圧して前記定着ランプに供給する出力電圧を生成する昇圧回路と、
前記定着ランプの点灯開始時における前記定着ランプの状態に基づき、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を変化させる制御部と、
を備えることを特徴とする定着電源。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記定着ランプの状態として、前記定着ランプの温度が所定温度以上である第1の状態と、前記定着ランプの温度が所定温度未満である第2の状態のいずれであるかを判断し、前記定着ランプの点灯開始時に、前記第2の状態であると判断した場合、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を所定の定常電圧よりも低い電圧に設定して前記定着ランプを点灯させることを特徴とする請求項1に記載の定着電源。
【請求項3】
前記制御部は、前記定着ランプの点灯開始時に、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を所定の定常電圧よりも低い電圧に設定した場合、前記定着ランプの点灯開始後、所定時間が経過したときに前記出力電圧を前記定常電圧に上昇させることを特徴とする請求項2に記載の定着電源。
【請求項4】
前記制御部は、前記定着ランプの点灯開始時に、前記第1の状態であると判断した場合、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を前記定常電圧に設定して前記定着ランプを点灯させることを特徴とする請求項2又は3に記載の定着電源。
【請求項5】
前記定着ランプの温度を検出する温度検出部、
を更に備え、
前記制御部は、前記温度検出部によって検出される前記定着ランプの温度に基づいて前記定着ランプの状態を判断することを特徴とする請求項1に記載の定着電源。
【請求項6】
前記制御部は、前記定着ランプを消灯してからの経過時間に基づいて前記定着ランプの状態を判断することを特徴とする請求項1に記載の定着電源。
【請求項7】
前記昇圧回路は、前記直流電圧を昇圧する昇圧動作を行うことにより一定の定常電圧を生成して出力することを特徴とする請求項1に記載の定着電源。
【請求項8】
前記定常電圧は、前記複数種類の交流電源の電圧よりも高い電圧であることを特徴とする請求項7に記載の定着電源。
【請求項9】
前記制御部は、前記定着ランプの温度が所定温度未満である場合、前記昇圧回路による昇圧動作を停止させ、前記変換器で生成される前記直流電圧を前記出力電圧として出力させることを特徴とする請求項7又は8に記載の定着電源。
【請求項10】
前記一の交流電源の電圧を検知する電圧検知部と、
前記定着ランプに対して直列に接続される抵抗と、
を更に備え、
前記制御部は、前記電圧検知部によって検知される電圧が所定電圧以上である場合、前記昇圧回路から出力される前記出力電圧を、前記抵抗を介して前記定着ランプに供給することを特徴とする請求項1、2、3、5、6、7、又は8に記載の定着電源。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着電源、画像形成装置、制御方法、及び、プログラムに関する。特に、本発明は、熱源として定着ランプを備えた定着ユニットを制御する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式でシートに画像を形成する画像形成装置は、定着ユニットを備えている。定着ユニットは、シートに転写されたトナー像を加熱して溶融させることにより、画像をシートに定着させる。この種の定着ユニットは、熱源としてハロゲンランプなどの定着ランプを備えている。画像形成装置に実装される定着電源は、その定着ランプを点灯駆動することにより定着ローラーなどの定着部材を所定温度に昇温させる。そのため、定着ランプを備えた定着ユニットは多大な電力を消費する。
【0003】
ところで、諸外国をみると、商用電源として供給される交流電圧は、100V、110V、120V、230Vなど様々である。そのため、MFP(Multifunction Peripheral)などの画像形成装置は、仕向地に応じて電力仕様が異なるのが一般的である。従来の画像形成装置は、仕向地の電力仕様に応じた定着電源が用意されており、仕向地に適した定着電源を実装して出荷されている。しかし、近年は、仕向地の商用電源によって供給される交流電圧が異なる場合であっても、共通した定着電源を使用できるようにすることが望まれている。
【0004】
従来、上記のような画像形成装置において、入力となる交流電圧によらず、力率改善回路が出力する一定の直流電圧で定着ランプを点灯駆動することが提案されている(例えば、特許文献1)。この従来の画像形成装置は、交流電圧を直流電圧に変換した後、その直流電圧を昇圧することにより、定着ランプを点灯駆動するための一定の直流電圧を生成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-102202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
定着ユニットの熱源としてハロゲンランプなどの定着ランプを用いる場合、点灯前に定着ランプが常温状態まで低下していると、フィラメントの抵抗が小さくなっている。その状態で昇圧した一定の直流電圧をフィラメントに印加すると、瞬時的に大きな突入電流が定着ランプに流れる。この突入電流により、画像形成装置は瞬間的に大きな電力を消費する。このとき、画像形成装置の消費電力が仕向地における規定値を超えてしまう可能性がある。最悪の場合、ブレーカーが作動して画像形成装置に供給される電力が遮断されてしまう可能性がある。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、仕向地の商用電源によって供給される交流電圧が異なる場合であっても使用可能としつつ、定着ランプの点灯時の突入電流を小さくできる定着電源、画像形成装置、制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、定着ランプを熱源として備えた定着ユニットを駆動する定着電源であって、電圧の異なる複数種類の交流電源のうちの一の交流電源が接続される交流入力部と、前記交流入力部に接続される前記一の交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する変換器と、前記直流電圧を昇圧して前記定着ランプに供給する出力電圧を生成する昇圧回路と、前記定着ランプの点灯開始時における前記定着ランプの状態に基づき、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を変化させる制御部と、を備えることを特徴とする構成である。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1の定着電源において、前記制御部は、前記定着ランプの状態として、前記定着ランプの温度が所定温度以上である第1の状態と、前記定着ランプの温度が所定温度未満である第2の状態のいずれであるかを判断し、前記定着ランプの点灯開始時に、前記第2の状態であると判断した場合、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を所定の定常電圧よりも低い電圧に設定して前記定着ランプを点灯させることを特徴とする構成である。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項2の定着電源において、前記制御部は、前記定着ランプの点灯開始時に、前記昇圧回路によって生成される前記出力電圧を所定の定常電圧よりも低い電圧に設定した場合、前記定着ランプの点灯開始後、所定時間が経過したときに前記出力電圧を前記定常電圧に上昇させることを特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)

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