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公開番号2025130866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028214
出願日2024-02-28
発明の名称車載装置および電源種別判別方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60R 16/02 20060101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約【課題】ACCオフ中に電源接続が変更される場合であっても、電源種別を自動的に判別し、適正に判別結果を設定すること。
【解決手段】実施形態に係る車載装置は、車両バッテリからの常時電源の供給端子と、不揮発性の記憶部と、コントローラと、を備える。コントローラは、ACCオフによってスリープ状態にある場合の上記供給端子への電圧の変化によって起動する。また、コントローラは、上記供給端子における上記電圧を測定する。また、コントローラは、上記電圧が閾値以上であれば電源接続が常時電源へ接続された第1接続であると判別する。また、コントローラは、上記電圧が閾値未満であれば電源接続が第1接続とは異なる第2接続であると判別する。また、コントローラは、電源接続の判別結果を記憶部へ保存した後、上記スリープ状態へ遷移する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両バッテリからの常時電源の供給端子と、
不揮発性の記憶部と、
ACCオフによってスリープ状態にある場合の前記供給端子への電圧の変化によって起動し、
前記供給端子における前記電圧を測定し、
前記電圧が閾値以上であれば電源接続が前記常時電源へ接続された第1接続であると判別し、
前記電圧が前記閾値未満であれば前記電源接続が前記第1接続とは異なる第2接続であると判別し、
前記電源接続の判別結果を前記記憶部へ保存した後、前記スリープ状態へ遷移するコントローラと、
を備える車載装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記電圧が前記常時電源の正常電圧である場合に、前記電源接続が前記第1接続であると判別する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記電圧が0Vである場合に、前記電源接続が前記第2接続であると判別する、
請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
次回に起動する際に前記記憶部から前記判別結果を読み出し、前記判別結果に応じたモードで動作する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
ACCオフでの動作イベントの検知に基づく動作中に定期的に前記電圧を測定し、
測定した前記電圧の示す前記電源接続が前記記憶部に保存されている前記判別結果と一致するか否かを判定し、
一致しない場合、最新の前記電圧の測定値に基づく前記判別結果を前記記憶部へ保存する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記判別結果が更新された場合、次回の起動時に更新情報をユーザへ通知する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項7】
前記電源接続の状況を管理するサーバ装置と通信可能に設けられ、
前記コントローラは、
前記判別結果が更新された場合、次回の起動時に前記更新情報を前記サーバ装置へ送信する、
請求項6に記載の車載装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記供給端子への前記電圧の変化を検知した場合に起動するように設定されたウェイクアップ機能によって起動する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項9】
前記第2接続は、シガーソケットを含むアクセサリソケットへ接続された前記電源接続である、
請求項1~8のいずれか一つに記載の車載装置。
【請求項10】
車両バッテリからの常時電源の供給端子と、不揮発性の記憶部と、を備える車載装置が実行する電源種別判別方法であって、
ACCオフによってスリープ状態にある場合の前記供給端子への電圧の変化によって起動することと、
前記供給端子における前記電圧を測定することと、
前記電圧が閾値以上であれば電源接続が前記常時電源へ接続された第1接続であると判別することと、
前記電圧が前記閾値未満であれば前記電源接続が前記第1接続とは異なる第2接続であると判別することと、
前記電源接続の判別結果を前記記憶部へ保存した後、前記スリープ状態へ遷移することと、
を含む電源種別判別方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、車載装置および電源種別判別方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両バッテリからのハーネス接続(以下、「車両バッテリ接続」と言う)、または、シガーソケットへのプラグ接続(以下、「シガー電源接続」と言う)の2通りの電源接続を選択的に利用可能な車載装置が知られている。こうした車載装置には、例えばドライブレコーダがある。
【0003】
このような車載装置は、選択された電源接続に応じたモードで動作する。例えば車両バッテリ接続時には、車載装置は車両バッテリモードで動作する。また、シガー電源接続時には、車載装置はシガー電源モードで動作する。
【0004】
例えばドライブレコーダであれば、車両バッテリモードでは、アクセサリ電源がオフ(以下、「ACCオフ」と言う)の場合でも、ドライブレコーダは車両バッテリからの電源供給を受けた録画動作を行うことができる。一方、シガー電源モードでは、ACCオフの場合にはシガー電源(すなわち、車両バッテリ)からの電源供給を受けられないため、ドライブレコーダは自装置に内蔵された内蔵バッテリによる録画動作を行う。
【0005】
なお、車両バッテリ接続またはシガー電源接続のいずれが選択されているかは、例えばユーザ設定画面のようなHMI(Human Machine Interface)を介したユーザ操作により設定され、不揮発性メモリへ書き込まれる。
【0006】
したがって、仮に電源接続の物理的な配線とユーザ操作による設定とに矛盾があった場合、車載装置は上述した各モードでの動作に不整合が生じることとなる。例えば、物理的には車両バッテリ接続であるドライブレコーダがユーザ操作によってシガー電源接続と設定されていた場合、車両バッテリからの電源供給を受けられるにも関わらず、ドライブレコーダは内蔵バッテリによる制限的な録画動作を行ってしまう。
【0007】
こうした問題に関連し、動作中の電子機器が使用している電源種別を自動的に判別し、判別した種別に応じた電力制御を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-025381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した従来技術は、ドライブレコーダのようにACCオフ中はスリープ状態にある車載装置の電源種別まで自動的に判別できるものではない。また、車載装置は、ACCオフ中に電源接続の物理的な配線が変更される場合があり、上述した従来技術はこうした場合の電源種別を自動的に判別し、適正に判別結果を設定することまではできない。
【0010】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ACCオフ中に電源接続が変更される場合であっても、電源種別を自動的に判別し、適正に判別結果を設定することができる車載装置および電源種別判別方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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