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公開番号2025129190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025106233,2023555087
出願日2025-06-24,2022-09-28
発明の名称無線端末およびその方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04W 74/0833 20240101AFI20250828BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースのセットが利用可能でない場合の動作を提供する。
【解決手段】無線端末は、スライスに関する情報をコアネットワークから受信し、ランダムアクセス設定を含むシステム情報を無線アクセスネットワークノードから受信する。無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースの第1のセットが利用可能である場合、無線端末は、第1のセットから選択されたランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行いい、そうでなければ、特徴または特徴組み合わせに関連づけられていないランダムアクセス・リソースの第2のセットから選択されたランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
スライスに関する情報をコアネットワークから受信する手段と、
無線アクセスネットワークノードからランダムアクセス設定を含むシステム情報を受信する手段と、
Reduced Capability(RedCap)、Small Data Transmission(SDT)、Coverage Enhancement(CovEnh)、又はSlicingの何れか1つの特徴、又は、前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、及び前記Slicingのうち少なくとも2つを含む特徴組み合わせの内、無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースの第1のセットが利用可能であるか否かを判定する手段と、
前記第1のセットが利用可能である場合、前記第1のセットから第1のランダムアクセス・リソースを選択し、前記選択された第1のランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行う手段と、
前記第1のセットが利用可能でない場合、前記特徴または前記特徴組み合わせに関連づけられていないランダムアクセス・リソースの第2のセットから第2のランダムアクセス・リソースを選択し、前記選択された第2のランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行う手段と、
を備える無線端末。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記受信する手段は、前記コアネットワークから前記スライスに関する情報をNon-Access Stratum(NAS)レイヤにおいて受信し、
前記スライスに関する情報は、前記NASレイヤからAccess Stratum(AS)レイヤに提供され、
前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、又は前記Slicingの何れか1つの特徴、又は、前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、及び前記Slicingのうち少なくとも2つを含む特徴組み合わせの内、無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースの第1のセットが利用可能であるか否かを、前記ASレイヤにおいて判定する、
請求項1に記載の無線端末。
【請求項3】
前記第1のセットが利用可能であるか否かを判定する前に、ダウンリンク・パスロス基準のRSRPとrsrp-ThresholdSSB-SULとの比較に基づいて、Supplementary Uplink(SUL)キャリアを使用するかNormal Uplink(NUL)キャリアを使用するか判定する手段をさらに備える、
請求項1に記載の無線端末。
【請求項4】
スライスに関する情報をコアネットワークから受信すること、
無線アクセスネットワークノードから、ランダムアクセス設定を含むシステム情報を受信すること、
Reduced Capability(RedCap)、Small Data Transmission(SDT)、Coverage Enhancement(CovEnh)、又はSlicingの何れか1つの特徴、又は、前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、及び前記Slicingのうち少なくとも2つを含む特徴組み合わせの内、無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースの第1のセットが利用可能であるか否かを判定すること、
前記第1のセットが利用可能である場合、前記第1のセットから第1のランダムアクセス・リソースを選択し、前記選択された第1のランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行うこと、及び
前記第1のセットが利用可能でない場合、前記特徴または前記特徴組み合わせに関連づけられていないランダムアクセス・リソースの第2のセットから第2のランダムアクセス・リソースを選択し、前記選択された第2のランダムアクセス・リソースを用いてランダムアクセス・プリアンブル送信を行うこと、
を備える、無線端末により行われる方法。
【請求項5】
前記スライスに関する情報の受信は、前記コアネットワークから前記スライスに関する情報をNon-Access Stratum(NAS)レイヤにおいて受信し、
前記スライスに関する情報は、前記NASレイヤからAccess Stratum(AS)レイヤに提供され、
前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、又は前記Slicingの何れか1つの特徴、又は、前記RedCap、前記SDT、前記CovEnh、及び前記Slicingのうち少なくとも2つを含む特徴組み合わせの内、無線端末により選択、希望、又は意図された特徴又は特徴組み合わせに関連付けられたランダムアクセス・リソースの第1のセットが利用可能であるか否かを、前記ASレイヤにおいて判定する、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のセットが利用可能であるか否かを判定する前に、ダウンリンク・パスロス基準のRSRPとrsrp-ThresholdSSB-SULとの比較に基づいて、Supplementary Uplink(SUL)キャリアを使用するかNormal Uplink(NUL)キャリアを使用するか判定することをさらに備える、
請求項4に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信ネットワークに関し、特にランダムアクセス及びセル(再)選択に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
3rd Generation Partnership Project (3GPP(登録商標)) Radio Access Network (RAN) Working Groupは、追加のランダムアクセス・リソース・パーティショニングのサポートを現在検討している。当該機能は3GPP Release 17に導入される予定である(例えば、非特許文献1-4を参照)。ランダムアクセス・リソース・パーティショニングは、ランダムアクセス・プリンブル送信に使用されるランダムアクセス・リソース(resources)をパーティションする。ランダムアクセス・リソース・パーティショニングは、ランダムアクセス・プリアンブル送信で使用されたリソースによって情報を無線アクセスネットワークノード(e.g., gNB、eNB)に知らせることを無線端末(e.g., User Equipment (UE))に可能にする。
【0003】
本明細書では、ランダムアクセス・リソース(resources)は、ランダムアクセス・プリアンブル(preambles)、又はランダムアクセス機会(occasion)及びランダムアクセス・プリアンブルのコンビネーション(combinations)を意味する。ランダムアクセス・リソース・パーティショニングは、Random Access Channel(RACH)リソース・パーティショニング又はRACHパーティショニングとも呼ばれる。ランダムアクセス機会はRACH occasions(ROs)とも呼ばれ、ランダムアクセス・プリアンブルはRACHプリアンブルとも呼ばれる。1つのRACH occasionは、RACHプリアンブル送信のための時間及び周波数リソースである。現在の3GPP Release 15及びRelease 16の規定に従うと、1つのRACH occasionには、送信のために使用可能な最大64個のRACHプリアンブルがある。
【0004】
3GPP Release 16のRACHパーティショニングでは、UEは、どのRACHプリアンブルを使用するかによって、以下の情報をgNBに知らせることができる。
- 選択されたSynchronization Signal (SS)/Physical Broadcast Channel (PBCH) block (SSB)(又は選択されたビーム)
- Contention-Free Random Access (CFRA)又はContention-Based RA (CBRA) cause
- ペイロードサイズ (preamble group B configured or not)
- ランダムアクセス・タイプ (2-Step or 4-step RA)
【0005】
ネットワーク(e.g., gNB)が特徴(features)を早期に識別できるようにするために、幾つかのRelease 17 特徴(features)のためにさらなるRACHパーティショニングが検討されている。これらの特徴は、例えば、Reduced Capability(RedCap)、Small Data Transmission(SDT)、Coverage Enhancement(CE又はCovEnh)、及びSlicingを含む。可能性のある特徴組み合わせ(feature combinations又はcombinations of features)から生じる全てのRACHリソース・パーティションが設定(configured)される必要がある。可能性のある特徴組み合わせは、例えば、RedCap+SDT、RedCap+CovEnh、RedCap+Slicing、RedCap+SDT+CovEnh、RedCap+SDT+Slicing、RedCap+CovEnh+Slicing等を含む。特徴は、機能的特徴(functional feature)と呼ばれてもよい。
【0006】
RACHでのRedCap表示は、reduced capabilitiesを第1RACHメッセージ(MSG1 in 4-step RA, MSGA in 2-step RA)においてネットワークに示すために使用され、後続の送信(subsequent transmissions)を適応させる(adapt)ことをネットワークに可能にする。
【0007】
RACHでのSDT表示は、SDTをネットワークに示し、大きな(larger)第3RACHメッセージ(MSG3)サイズを要求するために使用される。あるいは、SDT表示は、2-step RAの場合に大きな(larger)MSGAサイズ(MSGAのデータ部分のサイズ)であることを示すために使用される。
【0008】
RACHでのCovEnh表示は、coverage enhancementの必要性を示すために使用され、例えば第3RACHメッセージ(MSG3 in 4-step RA)の繰り返しの要求のために使用される。CovEnh表示は、Msg3 PUSCH repetitionが必要とされるか否かを示すためのバイナリ情報であってもよい。
【0009】
RACHでのSlicing表示は、ネットワークに優先度の高いスライスを示し、RACHに対してもスライス分離(slice isolation)を達成するために使用される。Slicing表示は、prioritized and non-prioritized network slicesの間を区別するためのバイナリ情報であってもよい。あるいは、Slicing表示は、multi-level slice priority、選択された若しくは意図された(intended)ネットワークスライス、又は選択された若しくは意図されたネットワークスライス・グループを示してもよいが、これはパーティション数のさらなる増加を招く。
【0010】
さらに、3GPP RAN Working Groupは、スライシングのためのセル選択及び再選択の強化(enhancements)を検討している。当該機能も3GPP Release 17に導入される予定である(例えば、非特許文献5-8)を参照。当該機能は、slice-based (or slice-group-based) セル(再)選択とも呼ばれる。これは、意図されたネットワークスライス(又はネットワークスライス・グループ)をサポートするセルを優先的に選択又は再選択することをUEのAccess Stratum(AS)レイヤに可能にする。意図されたネットワークスライス(又はネットワークスライス・グループ)は、UEのNon-Access Stratum(NAS)レイヤによってUEのASレイヤに示される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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