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公開番号
2025121148
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016404
出願日
2024-02-06
発明の名称
レドーム、及びレドームの製造方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01Q
1/42 20060101AFI20250812BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電波の透過する範囲を広角化しやすいレドーム、及びレドームの製造方法を提供する。
【解決手段】本開示のレドームは、通信機器から送受信される電波の入射角が0度となる基準位置に位置し、基準位置での基準比誘電率を有する第一誘電体部と、基準位置の周辺に位置し、基準比誘電率よりも小さくかつ基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する第二誘電体部と、を備える。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
通信機器から送信又は受信される電波の入射角が0度となる基準位置に位置し、当該基準位置での基準比誘電率を有する第一誘電体部と、
前記基準位置の周辺に位置し、前記基準比誘電率よりも小さくかつ前記基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する第二誘電体部と、
を備えるレドーム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第二誘電体部が前記比誘電率を調整する空隙を含む、
請求項1に記載のレドーム。
【請求項3】
前記第二誘電体部の空隙には中空フィラーが配置される、
請求項2に記載のレドーム。
【請求項4】
前記第一誘電体部と前記第二誘電体部とが一体に形成されている、
請求項1に記載のレドーム。
【請求項5】
前記第一誘電体部と前記第二誘電体部とが板状に形成されている、
請求項4に記載のレドーム。
【請求項6】
前記第一誘電体部と前記第二誘電体部とが同じ材料で一体に形成されている、
請求項1に記載のレドーム。
【請求項7】
前記第二誘電体部は複数の誘電部位を含み、
前記複数の誘電部位は、前記基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する、
請求項1に記載のレドーム。
【請求項8】
通信機器から送信又は受信される電波の入射角が0度となる基準位置に、基準比誘電率を有する第一誘電体部を設置し、
前記基準位置の周辺に、前記基準比誘電率よりも小さくかつ前記基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する第二誘電体部を設置する、
レドームの製造方法。
【請求項9】
前記第一誘電体部及び前記第二誘電体部は以下の式(1)~(7)の関係を満たすように形成される、
請求項8に記載のレドームの製造方法。
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但し、式(1)~式(7)において、
θ :前記レドームに対して入射する電波の入射角
θ’:前記電波の入射角がθのときの屈折角
t :前記レドームの厚さ
λ :前記電波の波長
ε :前記基準比誘電率
ε’:前記レドーム内の多孔体の比誘電率
ε
θ
:前記電波の入射角がθの際に通過する前記レドームの比誘電率
Φ :前記レドーム内の多孔体の空隙率
Φ
θ
:入射角θで前記電波が通過する際の前記レドームの空隙率
【請求項10】
前記第一誘電体部及び前記第二誘電体部は3Dプリンタにより一体に形成される、
請求項8に記載のレドームの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、レドーム、及びレドームの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
アンテナ等の通信機器においては、より効率的に電波を伝えることが求められている。特に、機器の筐体となるレドームには、より低誘電で電波透過性が良いことが求められている。
そして、このようなレドームでは、その板厚を電波の波長の1/2の整数倍の厚さに設定することにより、電波がレドームを透過する際の減衰を抑え、電波透過性を高めるようにしている。
【0003】
このような電波透過性を高めるための技術として、特許文献1のレドームが知られている。
このレドームは、曲率をもった曲面に形成されており、透過位相量を一様にするために、アンテナの中心軸に近い部分のレドーム壁の誘電率を、レドームの他の部分に比べて高くするように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭59-6312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載されたレドームでは、透過する範囲を広角化しにくいことがある。
【0006】
本開示の目的は、上述の課題を解決するレドーム、及びレドームの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るレドームは、電子機器から送信又は受信される電波の入射角が0度となる基準位置に位置し、当該基準位置での基準比誘電率を有する第一誘電体部と、前記基準位置の周辺に位置し、前記基準比誘電率よりも小さくかつ前記基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する第二誘電体部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係るレドームの製造方法は、通信機器から送信又は受信される電波の入射角が0度となる基準位置に、基準比誘電率を有する第一誘電体部を設置し、前記基準位置の周辺に、前記基準比誘電率よりも小さくかつ前記基準位置から離間するほど小さくなる比誘電率を有する第二誘電体部を設置する。
【発明の効果】
【0009】
上記一態様によれば、電波の透過する範囲を広角化しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係るレドームを備えたカバーを示す正面図である。
図1の平面図である。
本開示に係るレドームのイメージ図である。
本開示に係るレドームの部位を示す構成図である。
本開示に係るレドームへの電波入射角度を説明するための正面図である。
入射角及び空隙率の関係を示す表である。
本開示に係るレドームへの電波屈折角を説明するための説明図である。
本開示に係るレドームの製造工程において、ノズルからレドーム材料が押し出される様子を示す図である。
レドーム内に空隙を形成するためのフィラーを示す図である。
図9に示すフィラーの別形態である。
測定対象となるソリッドを示す図である。
測定対象となる発泡体を示す図である。
測定結果となる周波数と比誘電率との関係を示すグラフである。
測定対象となるソリッドを示す図である。
測定対象となる発泡体を示す図である。
測定結果となる周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
本開示に係るレドームの構成図である。
本開示に係るレドームの製造システムを示すブロック図である。
本開示に係るレドームの製造方法を示すフローチャートである。
本開示に係るレドームの製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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