TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025119502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014422
出願日2024-02-01
発明の名称起動制御装置、起動制御方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 9/4401 20180101AFI20250806BHJP(計算;計数)
要約【課題】BIOSが起動処理を完了した場合における第1の設定値と、BIOSが起動処理に失敗した場合における第2の設定値とをユーザに通知することができる起動制御装置、起動制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】起動制御装置は、BIOSが装置起動のための起動処理を完了した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得し、前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得する取得部と、取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力する出力部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得し、前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得する取得部と、
取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力する出力部と、
を備える、
起動制御装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを前記設定項目ごとに比較する比較部を備え、
前記第1の設定値と前記第2の設定値とが異なる場合、前記出力部は前記第1の設定値と前記第2の設定値とを前記表示部に出力する、
請求項1に記載の起動制御装置。
【請求項3】
前記取得部が前記第2の設定値を取得した後、前記BIOSは前記起動処理を再実行し、
前記BIOSが前記起動処理を再実行するとき、前記出力部は前記第1の設定値と前記第2の設定値とを前記表示部に出力する、
請求項2に記載の起動制御装置。
【請求項4】
前記取得部が前記第2の設定値を取得した後、前記BIOSは、前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示するか否かを示すフラグの値を第1の値に設定し、
前記BIOSは、前記フラグの前記値を前記第1の値に設定した後、前記起動処理を再実行し、
前記フラグの前記値が前記第1の値であるとき、前記出力部は前記第1の設定値と前記第2の設定値とを前記表示部に出力し、かつ前記BIOSは前記フラグの前記値を前記第1の値と異なる第2の値に設定し、
前記フラグの前記値が前記第2の値であり、かつ前記BIOSが前記起動処理を完了した場合、前記取得部は前記第1の設定値を取得し、
前記フラグの前記値が前記第2の値であり、かつ前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合、前記取得部は前記第2の設定値を取得する、
請求項3に記載の起動制御装置。
【請求項5】
前記記憶部は、前記BIOSが前記起動処理に失敗した回数を、前記第1の設定値と前記第2の設定値とが異なる設定項目と関連付けて記憶する、
請求項1又は請求項2に記載の起動制御装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記第1の設定値と前記第2の設定値とが異なる前記設定項目の前記第1の設定値と前記第2の設定値と前記回数とを前記表示部に出力する、
請求項5に記載の起動制御装置。
【請求項7】
前記BIOSは、前記起動処理を完了したか否かを示すフラグを設定し、
前記フラグが前記起動処理を完了したことを示す場合、前記取得部は前記第1の設定値を取得し、
前記フラグが前記起動処理に失敗したことを示す場合、前記取得部は前記第2の設定値を取得する、
請求項1又は請求項2に記載の起動制御装置。
【請求項8】
タイマーを設定する制御部を備え、
前記BIOSが前記起動処理を実行するとき、前記BIOSは前記フラグの値を第1の値に設定し、
前記BIOSが前記起動処理を完了した後、前記BIOSは前記フラグの値を前記第1の値と異なる第2の値に設定し、
前記タイマーがタイムアウトする前に前記フラグの前記値が前記第2の値である場合、前記取得部は前記第1の設定値を取得し、
前記タイマーがタイムアウトした後に前記フラグの前記値が前記第1の値である場合、前記取得部は前記第2の設定値を取得する、
請求項7に記載の起動制御装置。
【請求項9】
BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合、取得部が前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得するステップと、
前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合、前記取得部が前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得するステップと、
記憶部が取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶するステップと、
出力部が前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力するステップと、
を備える、
起動制御方法。
【請求項10】
BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合、前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得するステップと、
前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合、前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得するステップと、
前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶部に記憶させるステップと、
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、起動制御装置、起動制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータ装置の起動手順において、OS(Operating System)が起動する前に、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムが起動し、装置起動のための各種ハードウェアの設定を行う。ユーザはBIOSの各設定項目の値(パラメータ)を変更することが可能である。しかしながら、BIOSの設定項目の値の変更により、コンピュータ装置が起動できない場合がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、BIOSに起因する障害から復旧するための処理を実行する装置が記載されている。その装置は、BIOSの設定項目を変更する指示を受け付けた場合にその設定項目の値を第1の設定情報として記憶する。また、その装置は、変更された後の設定項目の値を第2の設定情報として記憶する。BIOSの設定項目の変更により障害が発生した場合、その装置は再起動し、第2の設定情報を第1の設定情報に戻す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-115928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された装置は、どの設定項目の変更が障害に影響を与えたのかを明示的に示す機能を有していない。このため、ユーザは障害に影響を与える設定項目の変更を知ることができない。
【0006】
本開示の目的は、上述の課題を解決する起動制御装置、起動制御方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る起動制御装置は、BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得し、前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合に前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得する取得部と、取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力する出力部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る起動制御方法は、BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合、取得部が前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得するステップと、前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合、前記取得部が前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得するステップと、記憶部が取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶するステップと、出力部が前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力するステップと、を備える。
【0009】
本開示の一態様に係るプログラムは、BIOS(Basic Input Output System)が装置起動のための起動処理を完了した場合、前記BIOSの各設定項目の値を示す第1の設定値を取得するステップと、前記BIOSが前記起動処理に失敗した場合、前記BIOSの各設定項目の値を示す第2の設定値を取得するステップと、取得された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを記憶部に記憶させるステップと、前記記憶部に記憶された前記第1の設定値と前記第2の設定値とを表示部に出力するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
上記一態様によれば、BIOSが起動処理を完了した場合における第1の設定値と、BIOSが起動処理に失敗した場合における第2の設定値とをユーザに通知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本電気株式会社
学習装置
8日前
日本電気株式会社
学習装置
1日前
日本電気株式会社
原子発振器
3日前
日本電気株式会社
TS合成装置および放送システム
4日前
日本電気株式会社
処理装置、方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
3日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
2日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
4日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
1日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
1日前
日本電気株式会社
処理システム、処理方法、およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
制御装置、システム、方法、およびプログラム
4日前
日本電気株式会社
音響送受波装置、及び音響送受波装置の構築方法
8日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
9日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
9日前
日本電気株式会社
データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
4日前
日本電気株式会社
訪問者認証装置、訪問者認証方法、およびプログラム
9日前
日本電気株式会社
撮影位置姿勢推定装置、システム、方法及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
支援装置、支援システム、支援方法、およびプログラム
3日前
日本電気株式会社
診療支援装置、診療支援方法、及び診療支援プログラム
4日前
日本電気株式会社
異常監視装置、電子機器、異常監視方法、およびプログラム
3日前
日本電気株式会社
UE及び通信方法
11日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
3日前
日本電気株式会社
案内表示制御装置、案内表示制御方法、及び案内表示制御プログラム
1日前
日本電気株式会社
症状理解支援装置、症状理解支援方法、及び症状理解支援プログラム
9日前
日本電気株式会社
メモリ保護装置、メモリ保護システム、メモリ保護方法及びプログラム
5日前
日本電気株式会社
無線端末およびその方法
2日前
日本電気株式会社
コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法、及びプログラム
8日前
日本電気株式会社
介助案内表示制御装置、介助案内表示制御方法、及び介助案内表示制御プログラム
1日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体
2日前
日本電気株式会社
プログラム、認証方法および認証システム
4日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
11日前
日本電気株式会社
共振周波数判定装置、構造物診断装置、共振周波数判定方法、構造物診断方法、及びプログラム
5日前
日本電気株式会社
計測データ評価装置、構造物診断装置、計測データ評価方法、構造物診断方法、及びプログラム
5日前
日本電気株式会社
User Equipmentにより行われる方法
2日前
続きを見る