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公開番号2025128523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025227
出願日2024-02-22
発明の名称支援装置、支援システム、支援方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250827BHJP(計算;計数)
要約【課題】支援対象者の特性に応じた読解支援を行うことが可能な支援装置を提供する。
【解決手段】読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得する支援対象者情報取得部と、前記支援対象者情報に応じて、前記支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出する支援評価値算出部と、読解支援の対象である対象文書を取得する対象文書取得部と、前記支援評価値に応じた制約条件と、前記対象文書とを含むプロンプトを生成するプロンプト生成部と、前記プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成する変換文書生成部と、生成された前記変換文書を出力する出力部と、を備える支援装置とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得する支援対象者情報取得手段と、
前記支援対象者情報に応じて、前記支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出する支援評価値算出手段と、
読解支援の対象である対象文書を取得する対象文書取得手段と、
前記支援評価値に応じた制約条件と、前記対象文書とを含むプロンプトを生成するプロンプト生成手段と、
前記プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成する変換文書生成手段と、
生成された前記変換文書を出力する出力手段と、を備える支援装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記支援評価値算出手段は、
前記支援対象者情報と前記支援評価値とが対応付けられた計算表を用いて、前記支援対象者の前記支援評価値を算出する請求項１に記載の支援装置。
【請求項３】
前記制約条件は、前記支援評価値に応じた文書形式の指定を含む請求項１に記載の支援装置。
【請求項４】
前記支援対象者情報は、前記支援対象者の心理検査の測定値、または前記支援対象者の生活態度を表す評価値の少なくともいずれか一方を含み、
前記心理検査および前記生活態度は、複数の評価項目を含み、
前記支援評価値算出手段は、前記評価項目ごとに前記支援評価値を算出し、
前記プロンプト生成手段は、前記評価項目の前記支援評価値に応じてあらかじめ決められた制約条件と、前記対象文書とを含む前記プロンプトを生成する請求項１に記載の支援装置。
【請求項５】
前記評価項目は、言語的な情報の理解力である言語理解力、および非言語的な情報の理解力である非言語理解力を含み、
前記プロンプト生成手段は、前記言語理解力の前記支援評価値と前記非言語理解力の前記支援評価値とを比較した結果に応じてあらかじめ決められた、前記変換文書の媒体種類を制約条件として含む前記プロンプトを生成し、
前記媒体種類は、文章、音声、および絵本を含み、
前記変換文書生成手段は、前記プロンプトに含まれる前記媒体種類の前記変換文書を生成する請求項４に記載の支援装置。
【請求項６】
前記対象文書の変換に関する指示を受け付ける変換指示受付手段をさらに含み、
前記指示は、前記対象文書で改変しない箇所についての指示であり、
前記プロンプト生成手段は、前記指示をさらに含む前記プロンプトを生成する請求項１に記載の支援装置。
【請求項７】
前記指示は、前記支援対象者に伝えたい事項についての指示をさらに含む請求項６に記載の支援装置。
【請求項８】
請求項１乃至７のいずれか一項に記載の支援装置と、
前記変換文書を表示するための出力部を備える利用者端末と、
を備える支援システム。
【請求項９】
コンピュータが、
読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得し、
前記支援対象者情報に応じて前記支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出し、
読解支援の対象である対象文書を取得し、
前記支援評価値に応じた制約条件と、前記対象文書とを含むプロンプトを生成し、
前記プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成し、
生成された前記変換文書を出力する支援方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得する処理と、
前記支援対象者情報に応じて前記支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出する処理と、
読解支援の対象である対象文書を取得する処理と、
前記支援評価値に応じた制約条件と、前記対象文書とを含むプロンプトを生成する処理と、
前記プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成する処理と、
生成された前記変換文書を出力する処理と、を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、支援装置、支援システム、支援方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
読み手の読解支援を行うための技術が知られている。特許文献１には、ユーザの視点の動きからユーザのコンテンツに対する理解度を推測し、推測した理解度に応じてアシスト情報を提供するアシストシステムが開示されている。コンテンツが文章である場合、アシスト情報は、文章に含まれる単語の意味、文章の文法などを示す情報である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０２２／０７０７４７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
読解を妨げる要因は読み手の特性によって異なる。読解を妨げる要因が、読み手の語彙力や文法力などの特性に起因する場合、特許文献１に記載のアシストシステムが用いられることによって、読み手の読解支援の効果が得られる。しかし、読解を妨げる要因が、読み手の語彙力や文法力以外の特性に起因する場合、特許文献１に記載のアシストシステムでは読み手の読解支援の効果が減少する。そのため、支援対象者である読み手の特性に合わせて、読み手の読解支援を行うことが可能なシステムの構築が望まれる。
【０００５】
本開示の目的は、支援対象者の特性に応じた読解支援を行うことが可能な支援装置、支援システム、支援方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様の支援装置は、読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得する支援対象者情報取得部と、支援対象者情報に応じて、支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出する支援評価値算出部と、読解支援の対象である対象文書を取得する対象文書取得部と、支援評価値に応じた制約条件と、対象文書とを含むプロンプトを生成するプロンプト生成部と、プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成する変換文書生成部と、生成された変換文書を出力する出力部と、を備える。
【０００７】
本開示の一態様の支援方法は、コンピュータが、読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得し、支援対象者情報に応じて支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出し、読解支援の対象である対象文書を取得し、支援評価値に応じた制約条件と、対象文書とを含むプロンプトを生成し、プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成し、生成された変換文書を出力する。
【０００８】
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータに、読解支援の対象者である支援対象者の特性を表す支援対象者情報を取得する処理と、支援対象者情報に応じて支援対象者に対する読解支援の度合いを示す支援評価値を算出する処理と、読解支援の対象である対象文書を取得する処理と、支援評価値に応じた制約条件と、対象文書とを含むプロンプトを生成する処理と、プロンプトの入力に応じて学習済み生成モデルから出力される出力情報を変換文書として生成する処理と、生成された変換文書を出力する処理とを実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、支援対象者の特性に応じた読解支援を行うことが可能な支援装置、支援システム、支援方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示における支援システムの概要を説明するための概念図である。
本開示における支援システムの構成の一例を示すブロック図である。
本開示における計算表の一例を示す図である。
本開示における変換指示受付画面の一例を示す図である。
本開示における制約条件決定表の一例を示す図である。
本開示における変換指示受付画面の一例である。
本開示におけるプロンプト生成部が生成するプロンプトの一例を示す図である。
本開示における支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本開示における支援装置の構成の一例を示すブロック図である。
本開示における支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
各実施形態における制御や処理を実行するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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