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公開番号2025128396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025105808,2025502680
出願日2025-06-23,2024-06-06
発明の名称インクジェット式プリンターおよびヘッドユニットの清掃方法
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250826BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】処理液ヘッドおよびインクヘッドを各々適切にクリーニングできるインクジェット式プリンター並びに清掃方法を提供する。
【解決手段】インクジェット式プリンター1は、前処理液を吐出する前処理ヘッド5および後処理液を吐出する後処理ヘッド6と、インクを吐出するインクヘッド4と、前処理ヘッド5および後処理ヘッド6のノズル配置面を払拭する第1払拭部材と、インクヘッド4のノズル配置面を払拭する、前記第1払拭部材とは異なる第2払拭部材と、を備える。例えば、前記第1払拭部材は、ブレードワイプ装置7に装備されたブレードBLであり、前記第2払拭部材は、布ワイプ装置8に装備された布シートFSである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
処理液を吐出する処理液ヘッドと、
インクを吐出するインクヘッドと、
前記処理液ヘッドのノズル配置面を清掃する第1部材と、
前記インクヘッドのノズル配置面を清掃する、前記第1部材とは構成または構成材料、清掃方法もしくは特性の異なる第2部材と、を備えるインクジェット式プリンター。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記第2部材が布シートである、インクジェット式プリンター。
【請求項3】
請求項1に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記第2部材が吸液性のワイパである、インクジェット式プリンター。
【請求項4】
請求項1に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記第2部材が多孔質のワイパである、インクジェット式プリンター。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記第1部材を有する第1装置と、
前記第2部材を有する第2装置と、
前記第1装置および前記第2装置を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記第1装置および前記第2装置で前記インクヘッドのノズル配置面を清掃させ、前記第1装置のみで前記処理液ヘッドのノズル配置面を清掃させる制御を実行する、インクジェット式プリンター。
【請求項6】
請求項5に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記コントローラは、前記インクヘッドのノズル配置面を前記第1装置で清掃させ、続いて前記第2装置で清掃させる制御を実行する、インクジェット式プリンター。
【請求項7】
請求項6に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記コントローラは、前記インクヘッドのインク吐出動作をさらに制御するものであって、前記インクヘッドからインクを強制吐出するパージを実行させた後、前記第1装置での清掃および前記第2装置での清掃を順次実行させる、インクジェット式プリンター。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記処理液ヘッドおよび前記インクヘッドを搭載するキャリッジと、
インクジェット印刷される記録媒体の搬送領域であって、前記キャリッジがインクジェット印刷処理のため前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向に往復移動する印刷エリアと、
前記第1部材を有する第1装置と、
前記第2部材を有する第2装置と、を備え、
前記第1装置は、前記印刷エリアの一方の側部に、前記第2装置は、前記印刷エリアの他方の側部に、それぞれ配置されている、インクジェット式プリンター。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか1項に記載のインクジェット式プリンターにおいて、
前記処理液ヘッドおよび前記インクヘッドを搭載するキャリッジと、
インクジェット印刷される記録媒体の搬送領域であって、前記キャリッジがインクジェット印刷処理のため前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向に往復移動する印刷エリアと、
前記第1部材を有する第1装置と、
前記第2部材を有する第2装置と、を備え、
前記第1装置および前記第2装置は、いずれも前記印刷エリアの一方の側部に配置されている、インクジェット式プリンター。
【請求項10】
処理液を吐出する処理液ヘッドと、インクを吐出するインクヘッドとを有するヘッドユニットの清掃方法であって、
前記処理液ヘッドのノズル配置面を第1部材で清掃し、
前記インクヘッドのノズル配置面を、前記第1部材とは構成または構成材料、清掃方法もしくは特性の異なる第2部材で清掃する、ヘッドユニットの清掃方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、処理液を吐出する処理液ヘッドと、インクを吐出するインクヘッドとを有するインクジェット式プリンター、並びに、前記処理液ヘッドおよび前記インクヘッドを有するヘッドユニットの清掃方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット式プリンターは、インクや所定の処理液を吐出する多数のノズルを有するヘッドを備える。このようなヘッドにおいては、前記ノズルの目詰まり解消やノズル配置面の汚れ等の除去のため、所定のタイミングで前記ノズル配置面を清掃する必要がある。
【0003】
特許文献1には、処理液吐出ノズルおよびインク吐出ノズルを備えた1つのヘッドのノズル配置面を、押圧部材で支持された払拭部材で清掃するインクジェット式プリンターが開示されている。特許文献2には、ヘッドのノズル配置面を異なる払拭部材;多孔質部材のワイプブレードと弾性部材のワイプブレードとで清掃するインクジェット式プリンターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-161141号公報
特開2016-32930号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一の局面に係るインクジェット式プリンターは、処理液を吐出する処理液ヘッドと、インクを吐出するインクヘッドと、前記処理液ヘッドのノズル配置面を清掃する第1部材と、前記インクヘッドのノズル配置面を清掃する、前記第1部材とは構成または構成材料、清掃方法もしくは特性の異なる第2部材と、を備える。
【0006】
本開示の他の局面に係るヘッドユニットの清掃方法は、処理液を吐出する処理液ヘッドと、インクを吐出するインクヘッドとを有するヘッドユニットの清掃方法であって、前記処理液ヘッドのノズル配置面を第1部材で清掃し、前記インクヘッドのノズル配置面を、前記第1部材とは構成または構成材料、清掃方法もしくは特性の異なる第2部材で清掃する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態に係るインクジェット式プリンターの全体構成を示す正面図である。
図2は、図1のII-II線の断面に印刷機を付加した断面図である。
図3は、図1に示すキャリッジの拡大斜視図である。
図4は、処理液ヘッドおよびインクヘッドの清掃のためにプリンターに装備されるブレードワイプ装置(第1装置)の斜視図である。
図5の上段図は、ブレードワイプユニットの平面図、図5の下段図は、キャリッジに搭載されたヘッドの配置を示す平面図である。
図6は、ブレードワイプユニットが備えるインクブレードの斜視図である。
図7は、キャリッジおよびブレードワイプユニットの模式的な断面図である。
図8は、インクヘッドの清掃のためにプリンターに装備される布ワイプ装置(第2装置)の斜視図であって、ノズル配置面の清掃状況を示す図である。
図9Aは、布ワイプ装置の左側面図である。
図9Bは、移動ユニットの側面図である。
図10は、布ワイプユニットの斜視図である。
図11は、布ワイプ装置の左側面図であって、布ワイプユニットが清掃姿勢とされた状態を示す図である。
図12は、インクジェット式プリンターの制御構成の一部を示すブロック図である。
図13は、インクジェット式プリンターにおけるインクヘッドおよび処理液ヘッドの清掃動作の一例を示すフローチャートである。
図14Aは、ブレードワイプユニットによるインクヘッドの清掃手順を示す図である。
図14Bは、ブレードワイプユニットによるインクヘッドの清掃手順を示す図である。
図14Cは、ブレードワイプユニットによるインクヘッドの清掃手順を示す図である。
図15は、インクヘッドおよび処理液ヘッドの清掃動作の他の例を示すフローチャートである。
図16は、変形実施形態に係るインクジェット式プリンターの全体構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本開示の一実施形態について説明する。本実施形態では、本開示のインクジェット式プリンターとして、広幅で長尺の記録媒体に画像形成用のインクを吐出するインクヘッドを備えたプリンターを例示する。本開示のヘッドユニットの清掃方法は、当該プリンターが備えるヘッドユニットに適用される例を示す。本実施形態のインクジェット式プリンターは、織物や編物等の生地からなる記録媒体(ワーク)に、文字類や模様等の画像をインクジェット方式で印刷するデジタル捺染印刷に好適である。もちろん、本開示に係るインクジェット式プリンターおよび清掃方法は、紙シートや樹脂シート等の記録媒体に各種のインクジェット画像を印刷する用途にも用いることができる。
【0009】
[インクジェット式プリンターの全体構成]
先ず、本開示の一実施形態に係るインクジェット式プリンター1の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係るインクジェット式プリンター1の全体構成を示す正面図、図2は、図1のII-II線の模式的な断面図である。図1、図2および後出の図において、上下、前後、左右の方向表示が付されているが、これらは単に説明の便宜のためであり、方向を限定する趣旨ではない。
【0010】
インクジェット式プリンター1は、広幅且つ長尺のワークWにインクジェット方式で画像を印刷するプリンターであって、装置フレーム10と、この装置フレーム10に組み込まれたワーク搬送部2およびキャリッジ3と、装置フレーム10の前方に配置された乾燥機19とを含む。なお、図1には乾燥機19の記載は省かれている。本実施形態では、左右方向がワークWに対して印刷を行う際の主走査方向、後方から前方に向かう方向が副走査方向であってワークWの搬送方向Fである。
(【0011】以降は省略されています)

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