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公開番号2025127710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024576
出願日2024-02-21
発明の名称車両用シート装置
出願人トヨタ車体株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/14 20060101AFI20250826BHJP(車両一般)
要約【課題】シート本体に乗員が着座していない場合、乗員が着座している場合よりも短い時間でシート本体を着座位置と乗降位置間で移動させられるようにする。
【解決手段】車両用シート装置であって、シート本体における乗員の有無を検知する着座検知手段50と、シート本体12を着座位置と乗降位置間の最短ルートで移動させる第1のプログラムと、最短ルートよりも長い通常ルートで移動させる第2のプログラムとを備えており、第1のプログラム、あるいは第2のプログラムに基づいてシート移動機構を動作させる制御装置とを備えており、着座検知手段50が乗員を検知しない場合、制御装置は第1のプログラムに基づいてシート移動機構を動作させ、着座検知手段50が乗員を検知した場合、制御装置は第2のプログラムに基づいてシート移動機構を動作させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シート本体をシート移動機構により車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで回転させ、さらに前記ドア開口部の外側の乗降位置まで移動させる車両用シート装置であって、
前記シート本体における乗員の有無を検知する着座検知手段と、
前記シート本体を前記着座位置と前記乗降位置間の最短ルートで移動させる第1のプログラムと、前記最短ルートよりも長い通常ルートで移動させる第2のプログラムとを備えており、前記第1のプログラム、あるいは前記第2のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させる制御装置と、
を備えており、
前記着座検知手段が乗員を検知しない場合、前記制御装置は第1のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させ、前記着座検知手段が乗員を検知した場合、前記制御装置は第2のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させる車両用シート装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用シート装置であって、
前記シート移動機構は、前記シート本体を車両前後方向にスライドさせる前後スライドベースと、前記前後スライドベース上で前記シート本体を車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで回転させる回転機構と、
を備えており、
前記回転機構により前記シート本体が回転している間に前記前後スライドベースが前方にスライドすることで、前記シート本体が障害物を避けて移動する構成であり、前記第1のプログラムでは前記第2のプログラムよりも前記シート本体が前記障害物に接近して移動することで、前記シート本体の移動ルートを最短ルートにする車両用シート装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用シート装置であって、
前記シート移動機構は、前記シート本体のシートクッションに対してシートバックを傾斜させるリクライニング機構を備えており、
前記第1のプログラムでは、前記リクライニング機構の動作が省略されている車両用シート装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用シート装置であって、
前記制御装置は、前記着座検知手段が乗員を検知して第2のプログラムが実行されているときに、前記着座検知手段が乗員を検知しない状態となった場合、前記第2のプログラムを前記第1のプログラムに切り替える車両用シート装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート本体をシート移動機構により車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで回転させ、さらに前記ドア開口部の外側の乗降位置まで移動させる車両用シート装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両用シート装置に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の車両用シート装置100は、図16、図17に示すように、車室のフロアパネルF上に設置された前後スライド機構101を備えている。そして、前後スライド機構101上には、シート本体105を水平回転させる回転機構103が設けられている。さらに、回転機構103上には、シート本体105をドア開口部Dの外側にスライドさせて前記シート本体105を昇降させる昇降スライド機構104が設けられている。そして、昇降スライド機構104上に前記シート本体105が設置されている。
【0003】
さらに、車両用シート装置100は、前後スライド機構101、回転機構103、及び昇降スライド機構104を動作させる制御装置(図示省略)を備えている。制御装置は、シート本体105を乗降位置まで移動させる際は、先ず、前後スライド機構101、回転機構103によりシート本体105を前進させつつドア開口部Dの方向に回転させる。次に、シート本体105の回転途中で、シート本体105の先端がフロントピラー108(図17参照)に最接近した状態から昇降スライド機構104を動作させて前記シート本体105の下降スライドを開始させる。即ち、シート本体105の回転途中から昇降スライド機構104によりシート本体105の下降スライドを開始させるため、シート本体105を乗降位置まで移動させるための時間を短縮できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-3997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の車両用シート装置100では、シート本体105に乗員が着座している場合と乗員が着座していない場合とで、シート本体105の移動ルートは全く同じである。しかし、シート本体105に乗員が着座していない場合には、通常の移動ルートに対してルートを短くすることで、シート本体105の移動時間を短縮できる余地がある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート本体に乗員が着座していない場合、乗員が着座している場合よりも短い時間でシート本体を着座位置と乗降位置間で移動させられるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、シート本体をシート移動機構により車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで回転させ、さらに前記ドア開口部の外側の乗降位置まで移動させる車両用シート装置であって、前記シート本体における乗員の有無を検知する着座検知手段と、前記シート本体を前記着座位置と前記乗降位置間の最短ルートで移動させる第1のプログラムと、前記最短ルートよりも長い通常ルートで移動させる第2のプログラムとを備えており、前記第1のプログラム、あるいは前記第2のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させる制御装置とを備えており、前記着座検知手段が乗員を検知しない場合、前記制御装置は第1のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させ、前記着座検知手段が乗員を検知した場合、前記制御装置は第2のプログラムに基づいて前記シート移動機構を動作させる。
【0008】
本発明によると、着座検知手段が乗員を検知しない場合、制御装置は最短ルートの第1のプログラムに基づいてシート移動機構を動作させる。また、着座検知手段が乗員を検知した場合、制御装置は前記最短ルートよりも長い通常ルートの第2のプログラムに基づいてシート移動機構を動作させる。このため、シート本体に乗員が着座していない場合、シート移動機構は最短ルートでシート本体を着座位置と乗降位置間で移動させることができる。したがって、シート本体に乗員が着座していない場合、乗員が着座している場合よりも短い時間でシート本体を着座位置と乗降位置間で移動させることができる。
【0009】
第2の発明によると、シート移動機構は、シート本体を車両前後方向にスライドさせる前後スライドベースと、前記前後スライドベース上で前記シート本体を車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで回転させる回転機構とを備えており、前記回転機構により前記シート本体が回転している間に前記前後スライドベースが前方にスライドすることで、前記シート本体が障害物を避けて移動する構成であり、前記第1のプログラムでは前記第2のプログラムよりも前記シート本体が前記障害物に接近して移動することで、前記シート本体の移動ルートを最短ルートにする。即ち、シート本体に乗員が着座していない場合、乗員と障害物との干渉を考慮する必要がなく、シート本体が障害物に接近して移動しても問題が生じない。
【0010】
第3の発明によると、シート移動機構は、シート本体のシートクッションに対してシートバックを傾斜させるリクライニング機構を備えており、第1のプログラムでは、前記リクライニング機構の動作が省略されている。即ち、シート本体に乗員が着座していない場合、シート本体のリクライニング動作が行われないため。シート移動機構の各々の動作順序がリクライニング動作によって遅延することがなくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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