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公開番号2025127244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023863
出願日2024-02-20
発明の名称車両制御システム及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20250825BHJP(計算;計数)
要約【課題】車両の制御を実行するソフトウェアを更新せずにエンジンのトルクの上限を変更する車両制御システム及び車両を提供することを目的とする。
【解決手段】車両制御システムは、エンジンを搭載する車両と関連付けられたアプリケーションソフトウェアがインストールされた携帯端末と、前記エンジンのトルクの上限をそれぞれ定める複数のトルク上限マップを前記アプリケーションソフトウェアのバージョンごとに記憶し、かつ、前記携帯端末と通信する車載制御装置と、を備え、前記車載制御装置は、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションソフトウェアの前記バージョンの更新に基づいて、前記複数のトルク上限マップの中の第1トルク上限マップを前記複数のトルク上限マップの中の第2トルク上限マップに変更し、前記第2トルク上限マップを前記車両の制御に使用する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを搭載する車両と関連付けられたアプリケーションソフトウェアがインストールされた携帯端末と、
前記エンジンのトルクの上限をそれぞれ定める複数のトルク上限マップを前記アプリケーションソフトウェアのバージョンごとに記憶し、かつ、前記携帯端末と通信する車載制御装置と、を備え、
前記車載制御装置は、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションソフトウェアの前記バージョンの更新に基づいて、前記複数のトルク上限マップの中の第1トルク上限マップを前記複数のトルク上限マップの中の第2トルク上限マップに変更し、前記第2トルク上限マップを前記車両の制御に使用する、
ことを特徴とする車両制御システム。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記車載制御装置は、前記バージョンが更新される度に、前記第1トルク上限マップを前記第2トルク上限マップに変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記車載制御装置は、前記車両の走行性能をサーキット場に限り向上するサーキットモードへの移行が前記車両の停車中に前記携帯端末から要求された場合に、前記第1トルク上限マップを前記第2トルク上限マップに変更する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御システム。
【請求項4】
エンジンと、
前記エンジンのトルクの上限をそれぞれ定める複数のトルク上限マップを、携帯端末にインストールされ、かつ、前記エンジンを搭載する車両と関連付けられたアプリケーションソフトウェアのバージョンごとに記憶する記憶装置と、
前記携帯端末と通信し、かつ、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションソフトウェアの前記バージョンの更新に基づいて、前記複数のトルク上限マップの中の第1トルク上限マップを前記複数のトルク上限マップの中の第2トルク上限マップに変更し、前記第2トルク上限マップを前記車両の制御に使用する制御装置と、
を備える車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両制御システム及び車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両にはECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる制御装置が搭載される。制御装置はCPU(Central Processing Unit)などの制御部を備える。制御装置は1つ以上のプログラムを格納した記憶部を備える。制御部は記憶部に格納された1つ以上のプログラムを実行して、制御装置の機能を実現する。制御装置の機能向上のため、記憶部が格納するプログラムをより新しいバージョンに書き変えて更新することが提案されている。
【0003】
例えば、エンジン制御プログラムといった、車両の制御を実行するプログラム(以下、ソフトウェアという)の更新方法が提案されている。この更新方法では、ソフトウェアの新しいバージョンのインストールパッケージのダウンロードが完了すると、ソフトウェアの更新処理があることの通知が車両のユーザの情報端末に行われる。その後、少なくとも、更新処理を開始することを承諾する操作といった、ユーザによる所定操作を情報端末が受け付け、かつ、車両がロックされている場合に、更新処理が開始される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-033188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、車両の制御を実行するソフトウェアが実際に更新されるまでには、インストールパッケージのダウンロードや、ソフトウェアの更新処理があることの情報端末への通知といった事前処理が発生する。しかしながら、このような事前処理が発生すると、ソフトウェアの円滑な更新が困難になる。例えば、エンジンのトルクの上限をソフトウェアの更新によって変更する場合、上述した事前処理がトルクの上限を変更する度に発生すれば、ソフトウェアが実際に更新されるまでに時間がかかる可能性がある。
【0006】
そこで、本発明では、車両の制御を実行するソフトウェアを更新せずにエンジンのトルクの上限を変更する車両制御システム及び車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両制御システムは、エンジンを搭載する車両と関連付けられたアプリケーションソフトウェアがインストールされた携帯端末と、前記エンジンのトルクの上限をそれぞれ定める複数のトルク上限マップを前記アプリケーションソフトウェアのバージョンごとに記憶し、かつ、前記携帯端末と通信する車載制御装置と、を備え、前記車載制御装置は、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションソフトウェアの前記バージョンの更新に基づいて、前記複数のトルク上限マップの中の第1トルク上限マップを前記複数のトルク上限マップの中の第2トルク上限マップに変更し、前記第2トルク上限マップを前記車両の制御に使用する。
【0008】
上記構成において、前記車載制御装置は、前記バージョンが更新される度に、前記第1トルク上限マップを前記第2トルク上限マップに変更してもよい。
【0009】
上記構成において、前記車載制御装置は、前記車両の走行性能をサーキット場に限り向上するサーキットモードへの移行が前記車両の停車中に前記携帯端末から要求された場合に、前記第1トルク上限マップを前記第2トルク上限マップに変更してもよい。
【0010】
本発明に係る車両は、エンジンと、前記エンジンのトルクの上限をそれぞれ定める複数のトルク上限マップを、携帯端末にインストールされ、かつ、前記エンジンを搭載する車両と関連付けられたアプリケーションソフトウェアのバージョンごとに記憶する記憶装置と、前記携帯端末と通信し、かつ、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションソフトウェアの前記バージョンの更新に基づいて、前記複数のトルク上限マップの中の第1トルク上限マップを前記複数のトルク上限マップの中の第2トルク上限マップに変更し、前記第2トルク上限マップを前記車両の制御に使用する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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