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公開番号
2025125764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021913
出願日
2024-02-16
発明の名称
樹脂部品付きバッテリ端子
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/588 20210101AFI20250821BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】樹脂部品における二つの部分を連結するヒンジが破損した場合であっても脱落を抑制することができる樹脂部品付きバッテリ端子を提供する。
【解決手段】樹脂部品付きバッテリ端子1は、バッテリ端子2と、樹脂部品3とを備える。バッテリ端子2は、ポスト挿通孔21c及びスリット21dがそれぞれ形成された一対の板状部21a,21aを有する本体部21と、一対の板状部21a,21aの間に配置された板ナット25と、板ナット25に形成された締結孔25dに締結される締結ボルト26と、締結力F1を押圧力F2に変換する押圧力変換部材27とを有する。樹脂部品3の端子上部カバー32には、押圧力変換部材受け部32bが形成され、押圧力変換部材27に、押圧力変換部材受け部32bに当接して端子上部カバー32のX方向に対する移動を規制する規制部29cが形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリのバッテリポストに接続されるバッテリ端子と、
前記バッテリ端子に組み付けられる樹脂部品と、を備え、
前記バッテリ端子は、
前記バッテリポストが挿通されるポスト挿通孔及び前記ポスト挿通孔に連続するスリットがそれぞれ形成された一対の板状部を有する本体部と、
一対の前記板状部の間に配置され、前記スリットを挟んで一対の前記板状部の一端部から他端部に延在する板ナットと、
前記板ナットの他端部側に配置され、前記板ナットの他端部に形成された締結孔に締結される締結ボルトと、
前記締結ボルトと前記締結孔との締結によって前記締結ボルトと前記板ナットとの間に発生する締結力を、前記スリットの間隔を縮小させるために前記本体部を前記板ナットの一端部側から他端部側に向けて押圧する押圧力に変換する押圧力変換部材と、を有し、
前記樹脂部品は、
前記バッテリ端子と前記バッテリとの間に配置される端子下部カバーと、
前記端子下部カバーにヒンジを介して連結され、前記端子下部カバーとの間において前記バッテリ端子を挟み込んで保持する端子上部カバーと、
前記端子上部カバー及び前記端子下部カバーに配設され、前記端子上部カバーを前記端子下部カバーに係止するロック部と、を有し、
前記押圧力変換部材は、
前記バッテリポストの軸方向に沿って前記締結ボルトの軸部が挿通される貫通部を有する基部と、
前記基部における前記軸方向と交差する交差方向の両側部からそれぞれ前記軸方向に沿って突出して形成された一対の直立部と、
一対の前記直立部の少なくとも一方に形成され、前記ロック部によって前記端子上部カバーが前記端子下部カバーに係止された状態において、前記端子上部カバーに形成された押圧力変換部材受け部に当接して前記端子上部カバーの前記軸方向に対する移動を規制する規制部と、を有する、
樹脂部品付きバッテリ端子。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記バッテリ端子の前記本体部は、前記板状部の一端部側の前記押圧力変換部材の前記直立部と当接する部位に形成され、前記押圧力変換部材の前記軸方向に沿った移動を案内するガイドスリットを有する、
請求項1に記載の樹脂部品付きバッテリ端子。
【請求項3】
前記ガイドスリットの前記交差方向に対する幅は、前記直立部の前記交差方向に対する幅よりも小さい、
請求項2に記載の樹脂部品付きバッテリ端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂部品付きバッテリ端子に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂部品付きバッテリ端子としては、バッテリのバッテリポストに接続されるバッテリ端子と、バッテリ端子に組み付けられる樹脂部品とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。樹脂部品付きバッテリ端子における樹脂部品は、バッテリ端子ストッパーとも称されるものである。この樹脂部品は、バッテリ端子とバッテリとの間に配置される端子下部カバーと、端子下部カバーにヒンジを介して連結され、端子下部カバーとの間においてバッテリ端子を挟み込んで保持する端子上部カバーとを有する。また、樹脂部品は、バッテリに対するバッテリ端子の回り止め(位置決め)の機能を持たせるために、回り止め部(ターミナルストッパー)を有するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-160990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の樹脂部品付きバッテリ端子においては、樹脂部品のヒンジが破損した場合には、ターミナル上部カバーが脱落し、樹脂部品によるバッテリ端子の保持が困難になり得る。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、樹脂部品における二つの部分を連結するヒンジが破損した場合であっても脱落を抑制することができる樹脂部品付きバッテリ端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る樹脂部品付きバッテリ端子は、バッテリのバッテリポストに接続されるバッテリ端子と、バッテリ端子に組み付けられる樹脂部品と、を備え、バッテリ端子は、バッテリポストが挿通されるポスト挿通孔及びポスト挿通孔に連続するスリットがそれぞれ形成された一対の板状部を有する本体部と、一対の板状部の間に配置され、スリットを挟んで一対の板状部の一端部から他端部に延在する板ナットと、板ナットの他端部側に配置され、板ナットの他端部に形成された締結孔に締結される締結ボルトと、締結ボルトと締結孔との締結によって締結ボルトと板ナットとの間に発生する締結力を、スリットの間隔を縮小させるために本体部を板ナットの一端部側から他端部側に向けて押圧する押圧力に変換する押圧力変換部材と、を有し、樹脂部品は、バッテリ端子とバッテリとの間に配置される端子下部カバーと、端子下部カバーにヒンジを介して連結され、端子下部カバーとの間においてバッテリ端子を挟み込んで保持する端子上部カバーと、端子上部カバー及び端子下部カバーに配設され、端子上部カバーを端子下部カバーに係止するロック部と、を有し、押圧力変換部材は、バッテリポストの軸方向に沿って締結ボルトの軸部が挿通される貫通部を有する基部と、基部における軸方向と交差する交差方向の両側部からそれぞれ軸方向に沿って突出して形成された一対の直立部と、一対の直立部の少なくとも一方に形成され、ロック部によって端子上部カバーが端子下部カバーに係止された状態において、端子上部カバーに形成された押圧力変換部材受け部に当接して端子上部カバーの軸方向に対する移動を規制する規制部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、樹脂部品における二つの部分を連結するヒンジが破損した場合であっても脱落を抑制することができる樹脂部品付きバッテリ端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子をバッテリに取り付けた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子をバッテリに取り付ける前の状態を示す斜視図である。
バッテリ端子の斜視図である。
バッテリ端子の分解斜視図である。
図4のA部の拡大図である。
押圧力変換部材の斜視図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において端子上部カバーを開いた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において端子上部カバーを開いた状態を示す平面図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において端子上部カバーを閉じた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において端子上部カバーを閉じた状態を示す平面図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において締結ボルトと板ナットとの締結によって押圧力変換部材を左右方向に移動させた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子において締結ボルトと板ナットとの締結によって押圧力変換部材を左右方向に移動させた状態を示す平面図である。
図12のB-B線による断面図である。
図11に示す樹脂部品付きバッテリ端子を前方側から見た正面図である。
図14のC-C線による断面図である。
図15のD部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る樹脂部品付きバッテリ端子1は、バッテリ50のバッテリポスト51に組み付けられるものであり、バッテリ端子2と、樹脂部品3とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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