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公開番号
2025124836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2025093659,2022539791
出願日
2025-06-04,2020-07-27
発明の名称
基地局及び端末
出願人
NTT株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H04W
76/15 20180101AFI20250819BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】マルチリンク時の通信安定性を向上させる基地局及び端末を提供する。
【解決手段】無線システムにおいて、基地局は、第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能な第1の無線信号処理部と、第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能な第2の無線信号処理部と、リンクマネジメント部と、を含み、リンクマネジメント部は、第1、第2の無線信号処理部を用いて端末とのマルチリンクを確立し、マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと補助として使用するセカンダリリンクとを設定する。リンクマネジメント部が、プライマリリンクに設定された第1の無線信号処理部を用いて、プライマリリンクの変更を要求する第1の無線フレームを端末に送信し、第1の無線フレームが送信された後に第1、第2の無線信号処理部のいずれかが端末からの肯定応答を受信すると、プライマリリンクを第1の無線信号処理部から第2の無線信号処理部に変更する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと、補助として使用するセカンダリリンクとを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記リンクマネジメント部は、プライマリリンクのみを用いて無線信号を交換する第1のモードと、プライマリリンク及びセカンダリリンクを用いて無線信号を交換する第2のモードとを有し、前記マルチリンクに関連付けられたトラヒックの状況に応じて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、基地局。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと、補助として使用するセカンダリリンクとを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記リンクマネジメント部が、
プライマリリンクに設定された前記第1の無線信号処理部を用いて、プライマリリンクの変更を要求する第1の無線フレームを前記端末に送信し、
前記第1の無線フレームが送信された後に、前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とのいずれかが前記端末からの肯定応答を受信すると、プライマリリンクを前記第1の無線信号処理部から前記第2の無線信号処理部に変更する、基地局。
【請求項3】
前記リンクマネジメント部が、
前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部がそれぞれプライマリリンク及びセカンダリリンクに設定され、且つ前記第2の無線信号処理部が動作休止モードに設定されている際に、前記第1の無線信号処理部を用いてプライマリリンクとセカンダリリンクとの切り替えを要求する第2の無線フレームを前記端末に送信し、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とのいずれかが前記肯定応答を受信すると、前記第2の無線信号処理部をアクティブモード及びプライマリリンクに設定した上で、前記第1の無線信号処理部を動作休止モード及びセカンダリリンクに設定する、
請求項2に記載の基地局。
【請求項4】
前記リンクマネジメント部が、前記肯定応答に基づいてプライマリリンクを変更する前に、前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部との少なくともいずれかを用いて、プライマリリンクの変更のカウントダウンを通知する複数のビーコン信号を前記端末に送信する、
請求項2又は請求項3に記載の基地局。
【請求項5】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、前記マルチリンクをメインとして使用するプライマリリンクと、補助として使用するセカンダリリンクとを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記リンクマネジメント部が、
プライマリリンクに設定された前記第1の無線信号処理部を用いて、前記第2の無線信号処理部のチャネルの変更を要求する第1の無線フレームを前記端末に送信し、
前記第1の無線フレームが送信された後に、前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とのいずれかが前記端末から肯定応答を受信すると、前記第2の無線信号処理部のチャネルを、前記第2のチャネルから、前記第1のチャネルと前記第2のチャネルのそれぞれと異なる第3のチャネルに変更する、基地局。
【請求項6】
前記リンクマネジメント部が、
前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部がそれぞれプライマリリンク及びセカンダリリンクに設定され、且つ前記第2の無線信号処理部が動作休止モードに設定されている際に、前記第1の無線信号処理部を用いてセカンダリリンクのチャネルの変更を要求する第2の無線フレームを前記端末に送信し、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とのいずれかが前記肯定応答を受信すると、前記第2の無線信号処理部のチャネルを、動作休止モードに維持したまま前記第3のチャネルに変更し、
前記変更が適用され且つ前記第2の無線信号処理部が動作休止モードからアクティブモードにウェイクアップした後に、前記第3のチャネルを用いて前記第2の無線信号処理部に通信させる、
請求項5に記載の基地局。
【請求項7】
前記リンクマネジメント部が、前記肯定応答に基づいて前記第2の無線信号処理部のチャネルを変更する前に、前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部との少なくともいずれかを用いて、チャネルの変更のカウントダウンを通知する複数のビーコン信号を前記端末に送信する、
請求項5又は請求項6に記載の基地局。
【請求項8】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと、補助として使用するセカンダリリンクとを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記リンクマネジメント部は、プライマリリンクのみを用いて無線信号を交換する第1のモードと、プライマリリンク及びセカンダリリンクを用いて無線信号を交換する第2のモードとを有し、前記マルチリンクに関連付けられたトラヒックの状況に応じて前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える、端末。
【請求項9】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて基地局とのマルチリンクを確立し、前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと、補助として使用するセカンダリリンクとを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
プライマリリンクに設定された前記第1の無線信号処理部が、前記基地局からプライマリリンクの変更を要求する第1の無線フレームを受信すると、前記リンクマネジメント部が、前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部のいずれかを用いてプライマリリンクの変更の可否を前記基地局に通知し、前記通知が肯定応答である場合に、プライマリリンクを前記第1の無線信号処理部から前記第2の無線信号処理部に変更する、端末。
【請求項10】
前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部がそれぞれプライマリリンク及びセカンダリリンクに設定され、且つ前記第2の無線信号処理部が動作休止モードに設定されている際に、前記第1の無線信号処理部が前記基地局からプライマリリンクとセカンダリリンクとの切り替えを要求する第2の無線フレームを受信すると、前記リンクマネジメント部が、前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部のいずれかを用いて前記肯定応答を送信させた後に、前記第2の無線信号処理部をアクティブモード及びプライマリリンクに設定した上で、前記第1の無線信号処理部をセカンダリリンク及び動作休止モードに設定する、
請求項9に記載の端末。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、基地局及び端末に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
基地局と端末との間を無線で接続する無線システムとして、無線LAN(Local Area Network)が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
IEEE Std 802.11-2016,“Figure 4-25 Establishing the IEEE 802.11 association”and“11.3 STA authentication and association”, 7 December 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
課題は、マルチリンク時の通信安定性を向上させること。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の基地局は、第1の無線信号処理部と、第2の無線信号処理部と、リンクマネジメント部と、を含む。第1の無線信号処理部は、第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。第2の無線信号処理部は、第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。リンクマネジメント部は、第1の無線信号処理部と第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクと補助として使用するセカンダリリンクとを設定する。リンクマネジメント部が、プライマリリンクに設定された第1の無線信号処理部を用いて、プライマリリンクの変更を要求する第1の無線フレームを端末に送信し、第1の無線フレームが送信された後に第1の無線信号処理部と第2の無線信号処理部とのいずれかが端末からの肯定応答を受信すると、プライマリリンクを第1の無線信号処理部から第2の無線信号処理部に変更する。
【発明の効果】
【0006】
実施形態の基地局は、マルチリンク時の通信安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る無線システムの全体構成の一例を示す概念図である。
図2は、第1実施形態に係る無線システムにおける無線フレームのフォーマットの具体例を示す概念図である。
図3は、第1実施形態に係る無線システムの備える基地局の構成の一例を示すブロック図である。
図4は、第1実施形態に係る無線システムの備える基地局の機能の一例を示すブロック図である。
図5は、第1実施形態に係る無線システムの備える端末の構成の一例を示すブロック図である。
図6は、第1実施形態に係る無線システムの備える端末の機能の一例を示すブロック図である。
図7は、第1実施形態に係る無線システムの備える基地局のリンクマネジメント部の詳細な機能の一例を示すブロック図である。
図8は、第1実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、第1実施形態に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図10は、第1実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク時のデータ送信方法の一例を示すフローチャートである。
図11は、第1実施形態に係る無線システムにおけるプライマリ変更処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図12は、第1実施形態に係る無線システムにおけるプライマリ変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図13は、図12で説明されたプライマリ変更処理によるリンク管理情報の変化の一例を示すテーブルである。
図14は、第1実施形態に係る無線システムのプライマリ変更処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図15は、第1実施形態に係る無線システムのプライマリ変更処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図16は、第2実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンクパワーセーブの使用方法の具体例を示すフローチャートである。
図17は、図16で説明されたマルチリンクパワーセーブの使用例によるリンク管理情報の変化の一例を示すテーブルである。
図18は、第2実施形態に係る無線システムにおけるプライマリ変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図19は、図18で説明されたプライマリ変更処理によるリンク管理情報の変化の一例を示すテーブルである。
図20は、第3実施形態に係る無線システムにおける無線通信に使用される周波数帯の一例を示す概念図である。
図21は、第3実施形態に係る無線システムにおけるチャネル変更処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図22は、第3実施形態に係る無線システムにおけるチャネル変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図23は、図22で説明されたチャネル変更処理によるリンク管理情報の変化の一例を示すテーブルである。
図24は、第3実施形態に係る無線システムのチャネル変更処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図25は、第3実施形態の第1変形例に係る無線システムにおけるチャネル変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図26は、第3実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるチャネル変更処理の具体例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、各実施形態について、図面を参照して説明する。実施形態は、各発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的又は、概念的なものである。各図面の寸法及び比率等は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術的思想は、構成要素の形状、構造、配置等によって特定されるものではない。また、以下の説明では、略同一の機能及び構成を有する構成要素に、同一の符号が付されている。
【0009】
<1>第1実施形態
第1実施形態に係る無線システム1は、マルチリンクで設定されるプライマリリンクの切り替え方法に関する。以下に、第1実施形態に係る無線システム1について説明する。
【0010】
<1-1>無線システム1の構成
<1-1-1>無線システム1の全体構成について
図1は、第1実施形態に係る無線システム1の構成の一例を示している。図1に示すように、無線システム1は、例えば基地局10、端末20、及びサーバ30を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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